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『お金』と『価値』の実験結果

おはようございます。
突然ですが、昨日は大学の修了式でした!

東京大学総合文化研究科 多文化共生・統合人間学プログラム(西野さんいわく、謎組織)の
1期生として無事、2年間の研究を修めました!

ガウン

(念願のハリーポッター!୧(ᕯ˙ᗨ˙ᕯ)୨)


今回は、コースの最優秀論文賞もいただいたので、
なんと名前入りの置き時計をいただきました!
(一生のうち、置き時計とかもらえる機会なんてなかなかない!笑)

一人暮らしの部屋ではお留守番ばっかでもったいないので、
田舎のおばあちゃんに贈ろうと思います。

根気強く指導してくださった先生方、
研究に協力していただいたみなさん、
そして修行のような論文執筆期間を一緒に乗り越えてくれた仲間たち。

本当にありがとうございました!

これから博士課程に進学するので、
ますます研究も、エンタメも、音楽も磨いていきたいと思います🏃‍♂️


さて。今日は、昨日フォロワーさん1000人記念として
出させていただいた有料記事の『実験結果』
書かせていただきます!
(↓なんで実験をするのかはこちら)


まず、結果はこんな感じになりました!!

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総売上は35,000円で、合計27名の方が記事を買ってくださいました!
(本当にありがとうございます!!)

中には、「これは1000円以上の価値があったと思う」といって、
倍以上の値段を払ってくださった方もいました。

この数字を踏まえた上で、
もう少し細かく色々とわかったことについて書かせてもらいます。


①お金を使うタイミングはどこか

まず、自分の中で意外だった(というより見落としていた)のは、
『人はどんな時にお金を使うのか』です。

今回わたしは、「1000人記念!」と言って、
なんの前触れもなく有料記事を出しました。

そうすると中には、
「予定外の出費は難しい」
「定額制なら買いたい」といった声をいただきました。

そうして気づいたのは、
なるほど。
人は値段に関わらず、『いきなり』お金を使うことは難しいんだな、

お金を使うには、「ここでお金を使うぞ」という
心の準備が必要なんだな、と。

『サブスク』などがどうして強いのかわかったような気がします。
それはただ単に「たくさん使えば得をする」といった量の問題ではなく、
お金を使うタイミングが見通せる・管理できるのが強いんだと。

ここは、知っているようで知らなかった大きな気づきでした。


②なぜ買ってくれたのか

では、今回わたしの初めての有料記事にお金を使ってくださった方々は、
一体何にお金を払ってくれたのか。

いただいたコメントを見ていると、

・いつもおもしろい記事を読ませてくれている『感謝』
・これからへのさらなる『期待』
・活動の『応援』

など。

わたしに対するなんらかの『気持ち』を書いてくださっている方が
多かったです。

このことから考えると、
お金を使うとは、その人に価値を与えることだと
気がつきました。

わたしたちは普段、日常生活の中でお金を使う時、
あらかじめ価格が提示されているものを買っていて、
その価値について疑う機会はあまりありません。
(コンビニでお茶を買ったりとか)

社会の中でそのモノ(コト)に対する価値がすでに定まっていて、
そこに見合うだけのお金を手渡す、
つまり、

価値→お金

になっている。

でも今回の場合は、まだわたしの文章の価値は未知数で、
あらかじめ定まっていなかった。
だから、みなさんがお金を出してくれた行為は、
わたしに対して
「あなたの文章はこれだけの価値があるものですよ」
「この文章を書くあなたはこれくらいの価値がありますよ」と、

お金→価値

を示してくれるものだった。

でも、お金って本来はこんな風に『価値』を提示するためのもののはずで。

そっか。

いつの間にか、社会が大きくなったり、回転が早くなるほど、
わたしたちはこのお金と価値の関係が逆転させていたんだなと
気がつきました。

③「お金」を介在させて何が変わったのか

では、今回の有料記事を出したことでどんな変化が起きたのか。

おとといのnoteでは、有料記事を出したことで、
わたしの意識の中で『書き手のわたしと読者のみなさんの関係性』
よくみえるようになったと書きました。


あらためてこれを『お金』という視点から考えてみると、
ある人と人の間に『お金』を介在させると、
その人同士の関係性が強まるのかもしれない
、と。

なぜなら、『お金』を介在させたことで、
そこには本来の通常noteなら生まれなかった『時間』
使っていただくことになったからです。

これは記事を買ってくださった方も、そうでない方にも
当てはまることです。

例えば、
今回記事を買ってくださった方は、

・まず記事を買う前に買うかどうかを悩んで、
・お金を支払うためにクレジットカードを登録して、
・購入後も、記事を読むときに「まーちゃんはどうしてこれを有料にしたんだろう」「今回の記事のどこが有料の価値なんだろう」と考えてくださったはずです。

ざっとあげただけでも、
普段の無料noteを読む、という流れの中には登場しない
3つのアクションが生まれています。

そして、今回は見送ってくださった方も

・どうして有料記事になったのかを考えて、
・他の色々と照らし合わせて、お金を出すかを悩んで
・人によっては「買わなかった理由」をわざわざ教えてくださいました。

ここにも、少なくとも3つ以上はアクションが生まれています。

つまり、有料記事という『お金』を間に介在させたことで、
わたしとみなさんの関係性がよくみえるようになると同時に、
わたしたちが一緒に共有した『時間』が増えた、と言えます。

これはとっても大きな発見でした。

と同時に、たくさんの方が反応してくださったことが
とてもありがたかったです。

お金ではどうがんばっても増やせない
『時間』という有限な財産
をわたしに分けてくださいました。

さらにいうと、
今回わたしはあえて『実験』という言葉を使いました。

「いい商品を作ったから買ってくれませんか?」ではなく、
「おもしろい実験を考えたから参加してくれませんか?」にしたんです。

そうすると、たくさんの方が
「まーちゃんの実験に参加したくて購入しました!」と
教えてくれました。

お金を使うという行為を
一方通行・一回限りのものではなくて、
なにかに『参加』することとして、
相互性・継続性のあるものとして
捉えてもらおうと思った。

この企みは、成功だったと思っています!(笑)

④何を「有料」にしたのか

では、わたしは有料記事で一体なにを書いたのでしょうか。
今回、わたしは実験をするためのルールとして
「有料記事を読まないことでマイナスを出さない」ことを
決めました。

なので、「読まないと損してしまう」のではなく、
「読んだらもっと楽しくなる」ような内容にしようと考えました!

そこで、ふだんのあらゆる内容のnoteの根底にあるもの、
『何かを言葉で表現すること』に対する
わたしなりの考えや、トレーニングの仕方
を書きました。

どういう意図で、なんのためにnoteを書いているのか
という裏側も書かせていただいたので、
それを読んでくださった方とは、
ある種共犯者のようになる仕掛けにしてあります。
(言い方がちょっとこわい(笑))

ここでも関係性が生まれてますよね。

また、今回の内容は時期は関係なく、
これからもずっとわたしの色々な活動の根底になるものなので、
いつ読んでいただいてもおもしろいものになっていると思います。

もしタイミングよく「お金と価値」がマッチする時があれば、
いつか読んでいただけたらうれしいです。


⑤最後に

今回の試みは、
日頃からたくさんの方がこのnoteを読んで、フォローして、
感想をくださっているおかげで挑戦することができました!

こんな環境がなかったら、1人で本を読んでいるだけでは
気づくことができない学びがたくさんあったと思います。

いつもこのnoteを読んで時間を分けてくださっているみなさん、
本当にありがとうございます!


そして、たくさんの人に言葉が届く環境を与えてくださっている西野さん、
本当にありがとうございます!

今回みなさんからいただいた『気持ち』と『お金』で
今度はもっとおもしろい実験に挑戦したい思います!🏃‍♂️

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【次はコミュニケーションの実験です!】
3/25(水)19:00〜@五反田CANDY
『スナック まーちゃん』

初めて単独でママをやらせていただきます!(どきどき)
ギターを背負っていこうかな🏃‍♂️♪
ぜひたくさんの方に遊びに来ていただけたら嬉しいです!

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前にいただいたレターもすべて返してしまったので(笑)、
またよければ応援レターいただけると嬉しいです♪
よろしくお願いします!



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