【映画えんとつ町のプペル 現場レポート vol.23】初号試写会が終わりました。
おはようございます。
昨日は曇り空で、空がなんだかえんとつ町みたいだなあと思ってました。
さて、昨日はいよいよ『映画 えんとつ的のプペル』の初号試写会でした。
初号試写会とは、その作品がこの世ではじめてお披露目されるタイミングで、業界関係者など、本当にこの作品にコアで関わっている方たちが集まります。
「完成披露試写会」より手前の、内部向けの試写会です!
西野さんご自身もサロン投稿に書かれていましたが、そこには目の肥えた方々ばかり集まっていて。初号試写後の関係者の動きで、『傑作』か『駄作』かが決まる、と言われています。
つまり、初号試写会は、作品が世に出る上でとても大事なポイントです!
今回、初号試写会が行われたのは東宝スタジオ。
全部で2回上映されたのですが、コロナ禍の影響もあって、各回50人以下という非常に限られた人数に限定されました。
私は後半の回に参加させていただいたのですが、会場に着くと、待合室のロビーで、“STUDIO 4°C“の方をはじめ、さまざまな関係者の方がいて。
ガッチガチに緊張しているわけではないけれど、でもピンと張り詰めた空気になっている。そんな感覚でした。
後半の回スタートまであと少し・・・
前半終了の時間になると、試写会場から拍手の音や西野さんの挨拶の声などが聴こえてきて。一通り挨拶が終わると、ロビーに続々と人が降りてきて、互いに感想を言い合ったり、挨拶しあったりされていました。
中には、涙ぐんでらっしゃる方もいて。
ああ、すごい盛り上がりだったんだな…と感じてました。
そして、いよいよ後半の回が始まります。
上映前、西野さんと廣田監督から挨拶がありました。
「たった一人ではじめた物語だったけれど、ようやくここにきて、たくさんの方のおかげで形になったこと。そして、ドブ板営業は何より得意なので、何がなんでもこの作品を届けること」
西野さんは、そんなお話をされていて。
廣田監督は、
「準備も含めて制作期間が3年半〜4年という中で、今年はコロナ禍という特殊な状況になってしまって。それでも完成できたのは、たくさんのスタッフのおかげだ」とお話されていました。
そしていよいよ、上映がはじまりました。
・・・今日、このnoteで作品の中身について詳しくは書かせていただきません。
ここで私が下手な言葉で説明するより、スクリーンで映像を一目見たら、一音目を聴いたら、ぜんぶ伝わると思います。
ただ、上映中何度も涙が止まらなくて、終わったあとも、どう言葉にしていいのかわかりませんでした。
この感動をなんとか伝えたいけれど、でも言葉にすると、どれも「それ以下」にしかならないような気がして、
「ああ、すごい瞬間に立ち合わせてもらったんだな…」
そんな思いで、同じく試写を見た方たちのことを様子をロビーで眺めていました。
あえて言葉にするなら、私が一番心を動かされたのは、
「これだけの人たちを、これだけの執念で動かした。」
その事実です。
西野さんはよく「誰よりも努力する」とか、「努力だけでは負けたくない」とおっしゃってます。で、本当にそうされてる。
でも、これだけの作品、たった一人の「努力」で作れるものではなくて。
ものすごい方たちの力があって、初めてできるもので。
それは、「協力」なんてゆるい言葉じゃなくて、もう「執念」だと。
これだけの人たちを、これだけの執念で動かした。
それがもう画面から滲み出てるんです。
ど真ん中の、ど直球の、「これがエンターテインメントだ!!」っていうものに、逃げずに真っ正面から勝負しにきている。
それがひしひしと伝わってきました。
実は、映画の宣伝会議資料に、「ディズニーを超える」って書いてあるページがあるんです。
私ははじめからそれを違和感なく読んでたんですが、よく考えると、この言葉がこの資料に乗るまでに、どれだけの道のりだったんだろうなあって。
西野さんがたった一人で言いはじめて、笑われたり、ネタにされたり、それでもたくさんの仲間を集めながら、いまこうして真面目に資料に書かれるような言葉になってるんだなって。
プペルが、最高に泣けるんです。
優しさと、強さと。
いろんなものを背負った「ゴミ人間」の姿が、スクリーンの中にありました。
上映終わり、試写室から出てくる関係者の方に挨拶する西野さんのお辞儀は、誰よりも深かったです。
・・・作品のことは書かないと言いつつ、抑えきれずに書いてしまいました。
12月25日。
公開までもう3週間を切りました。
結局いつもここにしか辿りつかないんですが、
一人でも多くの方に、この映画を観ていただきたい。
そう思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!😊
そして、貴重な機会をくださった西野さん、関係者のみなさま、ありがとうございました!!!
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