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世界をつなぐ「魔法」をつくる。

おはようございます。

実家に帰ったら、大量のたべっこどうぶつが用意されていて、思わずにやけてしまいました(#24歳女性)

さて、今日はわたしの大好きな作品について書かせていただこうかと思います。

最近、西野さんがご自身のInstagramで絵本の無料公開をはじめられたのですが、昨日、『オルゴールワールド』という作品が公開されました。


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以前から、「『オルゴールワールド』が好きだ」とを書かせていただいたり、

サロンメンバーさんに会うたびに言っていたのですが、「まだ読んだことがない」という声をたびたび聞いていたので、ついに「これです!!!」って言えるようになった!と思って、めちゃくちゃうれしいです。

ちなみに、インターン先輩のセトちゃんもこの作品が一番好きみたいで、前にふたりでその話をして、とっても嬉しかったです。

『オルゴールワールド』のお話は、西野さんがタモリさんと一緒に考えられたそうで、「世界からなぜ戦争がなくならないのか」というおっきなテーマがあります。

西野さんもいろんなところでお話されていますが、「好き」という感情がある限り、争いはなくならない、とおっしゃっていて、そのことが絵本の世界で描かれています。


ただ、絵本の中では「分断は仕方ないね」というだけではなくて、「それでも世界をつなぐ魔法がある」と書かれています。

で、わたしがすごく好きなのがこのシーンです。

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ヨナヨナと別れ、寝どこに帰る道すがら、『森』の長老パッヘルベルとバッタリあいました。
「おやまあ、すっかり阿呆の目をしとる。なにかあったの?」
「長老パッヘルベル、どうすれば世界はつながりますか?
「ヒッヒッヒ。いつの世も、夜明けの鐘(かね)を鳴らすのは、阿呆のしわざと決まっとる」
長老パッヘルベルはかなり酔っぱらっているようです。
「まじめに聞いてください。空中帝国と『森』がつながることはあるのでしょうか?」
「今夜は月がきれいじゃのう」
「……はい。とてもきれいですね」
「ほうら、つながった。月の魔法にまんまとつなげられてしまったわい。ヒッヒッヒ……」
魔法……それはずいぶんひさしぶりに聞いた言葉でした。
「人間がつかえる魔法はなんですか?世界をつなげる魔法はなんですか?」
「感動じゃよ。ヒッヒッヒ……」
そう言葉をのこし、長老パッヘルベルは森の奥へと消えて行きました。



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森の夜は静かです。
その夜、なかなか寝つけなくて、カンパネラは、ヨナヨナからもらったオルゴールをゆっくりと鳴らしました。
やさしい音色に身をまかせ、きょうのことを思いかえします。
『森』の住人たちが楽器をかなで、歌をうたって、歓迎してくれたこと。あのときの『森』の住人たちの顔や、それを見まもるどうぶつたちの顔。
「世界をつなげる魔法はなんですか?」
「感動じゃよ」
カンパネラは気がつきました。


あと、インスタの無料公開には載せられていないのですが、この絵本の「あとがき」の西野さんの言葉がすごく好きです。

この絵本を読んで、「あとがき」を読んで、「こんな風にエンターテインメントをやられている人のもとで勉強したい」って思いました。

インターンの最終面接の時は、お守りがわりにこっそりこの絵本をリュックにしのばせてました。

プペルもチックタックも大好きだけど、やっぱりこのお話が一番好きなんです。


そして最後に、ひさびさにこの絵本を読ませてもらって、あらためて感じたこと。

「西野インターン」というと、「挑戦」や「成長」という言葉で語られることがすごく多いです。
本当にその通りだと思うし、ふつうの学生では経験できないようなことを、たくさんの方に見守っていただきながら、「挑戦」できる。

その環境は本当に恵まれてると思います。

でも、わたしたちがやらせてもらっているのは、ただの「挑戦」じゃなくて、「エンターテインメントを作ること」なんだってことを、いつも忘れたくないな、と思うんです。

おっきなことをするとか、がむしゃらにやるってことだけじゃなくて、あくまでそれは「手段」で。

誰かの心を動かしたり。
一生に刻まれる「感動」を生み出したり。

それがしたくてここにいるんだなってことを、あらためて思いました。

わたしたちが見させてもらってる西野さんの背中は、「ただがむしゃらに努力する人」じゃなくて、「エンターテインメントを作る人」なんだ、と。


『オルゴールワールド』

ぜひたくさんの人に読んでいただきたいです。
そして、「あとがき」読んだ方がいれば、ぜひお話ししましょう^^

今日もがんばります。




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