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002Verona

Verona - 2016

1月26日 AM6:15

やはり朝からバタバタした。
まず3つの目覚ましで起き、(ここで寝坊したら列車に間に合わないので必死。)身支度を整えたらスーツケースを持っていざ出発。と思ったらシーツを返すのを忘れ一旦部屋に戻る。やっとチェックアウトしたのがAM7:05
またQT8のメトロの駅へと急ぐ。チケットは前日の1DAYチケットを買っておいたので改札はすんなり通過。重いスーツケースを引きづりながらなんとかcentrale駅(チェントラーレ)に着いた。電光掲示板を見るとまだ私のプラットホームは表示されていない。あたりを見渡すと同じくみな上を見上げ、同じ一点を見つめている。


AM8:15 やっとホームが表示された。10番ホームだ。急いで乗り込み、スーツケースの置き場所を探す。どうやら座席と座席の間に置くらしい。やっとスペースを見つけ、スーツケースを滑り込ます。一息ついたらまた一抹の不安。

待てよ、私の切符刻印してないぞ。

これは罰金か。

いてもたってもいられずたまりかねて駅員らしき人に聞くと、「いや、そんなの大丈夫」と言われた気がした。(またイタリア語で返された。)ついにAM8:35 列車は出発。車掌さんにも「大丈夫」と言われ一安心。車内サービスのお水を飲みながら、ひとまずこれを書き上げる。--1月26日 AM9:30 9711 Freccia Bianca 1号車3Aにて。

1月26日 10:00過ぎ Veronaに着いた。
着いた駅はVerona Porta Nuov駅。降りたらさっそく荷物を預け、いざVeronaの街へ。駅からはバスもTaxiもあるが、お金を使いたくなく、街歩きも楽しかろうと、歩くことにした。Arena(円形闘技場)へは約20分ほど歩くと着く。街のあらゆるところに公共のwifiもあり、なによりも安全でおしゃれ。私がイタリアで一番住みたいのがこのVeronaの街だ。

Arenaからはいわゆるショッピングストリートを通り、突き当りを右に曲がると左手にあのロミオとジュリエットのジュリエットの家が見えてくる。まだAM10:30頃だったので空いていて写真も撮りやすく、ゆっくりと過ごすことができた。

2年前ここを訪れた時、私はジュリエットへ手紙を書いた。

すると3か月後に本当に日本の住所へ返事が届いたのだ。

なので今回はそのお礼とメッセージを込めてまた手紙を出すことにした。前回はちゃんと便箋だったが、今回は昨日買ったFablianoのポストカード。無事返事が届くことを祈って、ジュリエットの家のポストへ投函。

(映画「ジュリエットからの手紙」では女性たちが手紙を壁に貼っていくが、敷地に隣接する縫い物屋さんの入り口脇にこのポストに投函する。)

実は前回中庭のジュリエットの像が修復中だったので申し訳程度にお土産サイズ(こぶしくらい)のものが置いてあっただけ。そのため前回は左手人差し指での右胸タッチだった。今回はちゃんとジュリエットがいたので念願の対面を果たせた。そのあとは小腹がすいていたので事前に情報を入手したPasticceria CORDIOLIというカフェでレモンクリーム入りクロワッサンとカフェラテを頼んだ。

さくっと済ませ、あとは適当にふらふら写真と動画を撮ってまた駅へと向かった。

駅で荷物を受け取るとまた電光掲示板でプラットホームを確認。私の乗るVenezia行きの列車は4番と書いてあったのだが、ホームに出ると3番に変わっていた。忙しい。


列車は遅れて到着。

思ったよりも奥に列車が停まったので走って乗り込む。なんとか席を見つけ、荷物を置き、着席。さっきのFreccia Biancaと比べ、なんと座り心地の良いイスか!荷物を持ちながら歩きまくった私の腰を労わるようにやさしく包んでくれる。


気づいたら列車は発車していた。車掌が来てチケットを確認。その時私のチケットには Venezia Mestreと書いてあるが、Santa Luciaまでこれで行けるかと聞いたら「no problem」と素晴らしい言葉が返ってきた。Euro City すごい。と心の中で感服した。


ーー1月26日14:01 Euro City 37 Venezia行き 1号車66の席にて。


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