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線路は続くよどこまでも~鉄道パスで巡るヨーロッパ1か月の旅~

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当時21歳の女子大学生(私)がトラベルモニターを引き当てて日本を飛び出した話。 せっかくなので当時のリアルな心境と、軌跡を手書きで綴った旅行記をこの度マガジン化。 強力なバッ…
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#旅行記

019 Epilogue

あとがきです。 この旅はバルセロナからマドリッドに向かい、終わりました。 マドリッドに着いた2016/2/22に旅は終わり、 代わりに同日から私のスペイン語の語学留学がスタートしました。 三週間と少し、平日は個人レッスンを受け、 週末はスペイン国内を旅しました。 3/13に帰国し、3/15に無事大学を卒業し、3/16から新社会人として研修がスタートしました。 そのまま4/1に入社だったので怒涛のような日々でした。笑 実は紆余曲折あり、2018年2月に退職をしました

018 Barcelona

2016 Barcelona すごく久しぶりにこのモレスキンに書く。 スペインに着いてからは毎日が忙しく、これを書くのにも時間が取れなかった。 思い出せるだけ鮮明に書こう。 ーー3月4日MadridのHostal Aba Diaにて。 2月20日 パリのLyon駅から乗ったスペインの国鉄Renfeは、南フランスのニースを経由し、海岸線を辿りながらスペインへと南下すること約7時間。Barcelonaに着いたのは夕方だった。列車が到着したサンツ駅の目の前にAirbnbで

017 Paris

2016 Paris AM8:31 定刻通りに列車はParisへと発った。列車はLondonへ来たときに越えたドーバー海峡をまた渡ってヨーロッパ本土へと戻った。ーーAM11:56 Eurostarはパリ北駅Gare du Nord駅に到着。「Taxi?」としつこく聞いてくるおじさんを無視して、早歩きでYHへと向かう。北駅からは徒歩15分ほど。この周辺はあまり治安がいいとは言えないのでスーツケースと共に競歩並みの早さで移動。きっとものすごい顔していたと思う。 今回の宿はだ

013 Amsterdam

2016 Amsterdam 2/11 PM5:36 列車は少し遅れてアムステルダム中央駅に着いた。宿に直行したいが、まず市内交通チケットを買わねばならない。 インフォメーションを探してそれらしき所で宿までの行き方を聞くが、窓口のおばちゃんに軽くあしらわれた。納得いかずまだ直に会ったことのない友人に助けを求め、彼の提案する(メトロではなく)バスでの交通手段に切り替えた。 しかし1つ目の券売機が私の前の人の操作で壊れ、もう1つ別のを探す羽目になった。これがまた大変だった。

012 Köln

2016 Köln 2月11日 AM10:29 ケルン行きICE16は少し遅れて出発。フランクフルトからケルンへは1時間ほどで着いた。こうも長時間移動に慣れると1時間なんてあっという間だ。ロッカー(といっても自動荷物預け機)に荷物を預け、2時間少々ケルンの街を散策。 ケルン中央駅を出ると、目の前にはあの大きな大聖堂が。写真に収めようにも大きすぎてフレームに収まりきらない。上に登ることもできるが、時間がないので諦めた。聖堂内の見学を済ませ、(ここら辺で教会も見飽きてきた。)

011 Frankfurt

2016 Frankfurt am Main AM5:34 列車はもうフランクフルトメイン駅を目に前にして到着が少し遅れていた。着いてすぐ市内の公共交通機関の1day passを買い、バスでYHへ。チェックインはまだ朝の6:00で早すぎたためできない。代わりに荷物を預かってもらい、7:00から朝食も食べさせてもらった。 あまりにも眠く、ロビーで仮眠を1時間ほどし、外へ。 マイン川沿いにあるこのYHは市内をまわるにも駅に行くにも便利な立地にある。私は川沿いを歩いて進み、アイ

009 Munich

Munich 2016  PM4:30 列車はミュンヘン中央駅に着いた。両替を済まし、地下鉄で宿へ。これもまた一本で行けた。今回の部屋は6ベットルームのドミトリー。相部屋で1人の同い年くらいの女の子と出会った。 彼女の名前はジュリア。やはり同い年だった。私はこの日外に出る気はなく、日本から持ってきた味噌汁ととんこつラーメンで夕食を済ました。夜になると私がシャワーを終えたところにジュリアが帰ってきた。彼女は明日大学院の面接があるらしい。その夜私たちはまるで修学旅行の時のよう

010 Fussen - Schloss Neuschwanstein

2016 Fussen  2月9日 AM6:00過ぎ起床。 2人を起こしてしまったが、荷造りと身支度を済まして6:45チェックアウト。 7:30前にはミュンヘン中央駅のコンコース内スタバに到着。そう、今日は8時からのノイシュヴァンシュタイン城のツアーに参加するのだ。バスの荷台にスーツケースを入れてもらい、バスはさらに南へ出発。  1時間半ほどでノイシュヴァンシュタイン城の麓に着いた。地図をガイドさんからもらったので、それを参考にしてお城まで歩く。30分もかからないうちにお

008 Berlin

Berlin 2016  PM1:00過ぎ ベルリン中央駅に着いた。まず両替を済まそうと駅で両替所を探したが、なんと1€が147円もする。(当時1€=130円)こんなに手数料取る気か。馬鹿らしくなってやめた。もっと安い所を探そう。 ベルリン中央駅は今まで訪れた駅の中で断トツで近代的で大きな駅だった。ホームが2つの階に分かれていて、立体交差になっているのだ。  宿まではバスで一本ベルリンフィルハーモニーのホールから歩いて10分ほど。今回のYHはそこそこ大きな場所だった。週

007 Prague

Prague 2016 2月4日 Euro City 172号は定刻通りに出発した。  列車が発車してすぐ、検札にきた車掌にチケットを見せ、私は寝た。 長い長い列車の旅。 今回はプラハまで6時間半。寝るのが一番暇つぶしになる。  AM9:00前、SIMフリーのスマホが震えて起きた。どうやら私を乗せた列車はハンガリーの国境を越え、スロヴァキアに入ったらしい。2人目の車掌がやってきて、またチケットを見せた。−−AM9:15  AM10:15 食堂車のスタッフが「準備で

006 Budapest

Budapest 2016 2月2日PM12:08@Budapest, kelenfold.  少し遅れて列車はブダペストのKelenfoldという駅に到着。 当たり前だがどこを見渡してもやはりハンガリー語。まず駅のインフォメーションセンターがどこにあるのかが分からない。  ビラ配りのお兄ちゃんに英語で聞いたらハンガリー語で返された。教えられたとおりに進むと確かにあった。そこで番号札をとってやさしそうなおばちゃんに宿までの行き方を聞き、市内交通の1日券をカードで買った。

005 Vienna

Vienna 2016 1月31日 イミグレーション。 パスポートチェックを受ける。私を乗せたEuro Cityはスロヴェニアに突入。そこから気が付いたら2時間ほど寝ていた。列車はもうオーストリアに入ろうとしていた。Spielfeld-Straβという駅に着くと、赤いコートを着たアフリカ系の女性が入ってきた。ここにきて初めての相席だ。「この列車はウィーンまで行くかしら」と聞かれた。「YES」ーーAM10:48@オーストリアのどこか  その後のおもしろいエピソードを教えよう

004 Zagreb

Zagreb 2016 1月29日 スーツケースの破損が気になってしょうがないので保険会社に電話してみた。破損した箇所を写真に撮り、修理や買い替えのレシートを保管しておけば保険は適応されるらしい。入っておいて良かった。(この時入っていたのはH.I.S.の海外旅行保険を個人で保険単体申し込んでいた。)こういったトラブルもあるので長期で旅をする際は海外旅行保険に入っておいた方がいいだろう。--AM10:42  Mestre行きの列車はS.Lucia駅を出発。10分弱で到着。こ

002Verona

Verona - 2016 1月26日 AM6:15 やはり朝からバタバタした。 まず3つの目覚ましで起き、(ここで寝坊したら列車に間に合わないので必死。)身支度を整えたらスーツケースを持っていざ出発。と思ったらシーツを返すのを忘れ一旦部屋に戻る。やっとチェックアウトしたのがAM7:05 またQT8のメトロの駅へと急ぐ。チケットは前日の1DAYチケットを買っておいたので改札はすんなり通過。重いスーツケースを引きづりながらなんとかcentrale駅(チェントラーレ)に着いた