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【統計ソフトR】基本操作

数的データを統計学的に分析するのに便利なR。無料で使える有能なソフトウェアです。こちらからダウンロードできます。今回は一番基礎の計算をします。

1. データに名前をつける

Rでは、単なる数字以外に、さまざまなデータや文字列に名前をつけて操作することができます。名前をつけたものをオブジェクトといいます。いくつか見てみましょう。

オブジェクトに数字(例えば1)を入れる時は

object_one<-1

などと入力します。「object_one」は別にどんな名前でも構いません。確認するとちゃんと「object_one」に1が格納されたことがわかります。

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オブジェクトには文字列も入れられます。引用符でくくります。

object_two<-"R practice"

「object_two」に「R practice」という文字列が入りました。

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複数の数値を並べて入れることも可能です。つまりはベクトルを収納できます。ベクトルを入れる時には「c」をつけて括弧の中の数値をカンマで区切ります。

object_three<-c(1,2,3,4,5)

「object_three」に「1,2,3,4,5」という数列が入りました。

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2. 演算と関数

四則演算などは別に電卓でもできますが、Rでもできます。
足し算は「+」、引き算は「-」、掛け算は「*」、割り算は「/」を使います。累乗は「^」でできます。
こんな感じ。

四則演算

ついでに平方根や平均、最小値最大値、中央値、標準偏差の関数も使っておきます。平方根は「sqrt」、平均は「mean」、最小値は「min」、最大値は「max」、中央値は「median」、標準偏差は「sd」で算出できます。

関数

画像が縦長ですみません…仕様です。


3. データを表にする

多くのデータは表形式でまとめることができます。
例えばなんらかの実験をしていて、被検者1が24歳女性、被検者2が25歳男性…という表を作りたいとします。そういう時は年齢のベクトルと性別のベクトルを入力し、関数「data.frame」によって表にします。

age<-c(24,25,21,27,23) #年齢のベクトル
gender<-c("female","male","male","female","female") #性別のベクトル
dataframe_one<-data.frame(age,gender)

そうすると、「dataframe_one」に表ができます。

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ちなみに「#年齢のベクトル」など「#」がついていますが、この「#」をつけてから改行するまではRはその文字列を数値として認識せず実質無視してくれます。今何の計算をしているか、自分がどのコマンドを打ったかをメモしておくのに便利です。


今回はここまで!一番の基礎でした。

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