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英語力をCEFR A2からB2にレベルアップして年収500万円アップした話


留学経験なし、海外生活経験なし、海外業務経験なしの純ジャパの私が、外資企業への転職を目標として、LRSW(聞く・読む・話す・書く)をバランスよく改善した勉強法を紹介します。

なお、年収アップについては運用素と戦略要素があり、英語を話せるだけで自動的にアップするわけではありません。自分のスキルと英語を組み合わせることで年収アップできる機会を戦略的に見つける必要があることを申し添えておきます。

それでは最初に、英語学習のために私が投下した時間、お金、効果をまとめておこうと思います。

  • 英語学習に投下したもの:

    • 時間:1年間、毎日1時間程度

    • お金:合計6万円程度

  • 英語学習による効果:

    • 日に日に英語ができるようになるワクワク感が得られた

    • CEFR B2レベルの英語力を習得した

    • 英語面接に臆せず挑めるようになった

    • 目標としていた外資転職が実現した

    • 500万円くらい年収UPした

費用に関して補足しますと、TORAIZのような英語コーチングサービスは受けておらず、学習費用を押さえることができました。

これをどうとらえるかは人によりけりかと思います。効率よくTOEICの点数を取りたいという方々には合わないでしょう。一方、私のように、英語を諦め、目を背けてきた人生を送ってこられた方々にとっては、一考に値する投資対効果なのではないかと思います。

英語学習に取り組む前の私は、自分にはできっこない、お金がかかりそう、めんどくさそうという漠然とした決めつけをして英語から距離を取っていました。結果ありきかもしれませんが、今となっては、たかが1年間、6万円の投資をするだけでビジネス英語が習得できるのであれば、もっと早くから取り組んでおけば良かったと思います。

この記事は英語学習を敬遠していたかつての私のために書きました。結局のところ、英語学習では如何にモチベーションを保ち継続するかが大事だと思っており、私の事例通じて、自分でもできる、やってみたい、と感じてもらえればうれしいです。

想定読者

  • 現在B1~A2くらいの英語力の方で、腰を据えてB2まで改善したい方

  • 外資転職のためにB2レベルの英語力を身に着けたい方※
    ※転職先の職種やあなたご自身のスキル、ご経験によってはB2レベルの英語力が不要な場合もあります。もし直近での転職をご検討中でしたら、この記事を読む前に、転職エージェントや候補先に応募して面接を受けることをお勧めします。


英語力のBefore/After

英語勉強に取り組む前後での英語力は以下の通りです。LRSW(聞く・読む・話す・書く)に関して、外資企業への転職で必要とされるCEFR B2レベルの英語力を身に着けることができました。記事タイトルでうたっているA2→B2となったのは話す・書く(SW)であり、聞く・読む(LR)に関しては、B1→B2です。ちょっとだけ誇張しました、ごめんなさい。。。自己弁護しますと、受験英語を経験した方なら、LRを短期的に伸ばすことができますが、SWは腰を据えて学習する必要があるので、SWについて課題認識を持っている方が多いのかな、と思っています。

  • 聞く・読む(LR):

    • 前:CEFR B1レベル(TOEIC 750/990) - 仕事・学校・余暇などの場面で普段出くわす、ごく身近な事柄について、標準語でハッキリと話されれば、要点を理解できる。簡潔で具体的な文章で、自分の専門・興味内のものであれば、十分に要点を理解できる

    • 後:CEFR B2レベル(TOEIC 910/990) - 身近な話題でなくても、個人間・社会・学問・職業の世界で出くわす話題について、標準語で話されれば理解できる。さまざまな目的や種類の文章を、独力でかなりのところまで読み解くことができる

  • 話す・書く(SW):

    • 前:CEFR A2レベル(TOEIC 220/400) - 「and」や「but」「because」などの簡単な接続詞でつなげた、簡単な表現や文章を書くことができる。身近な日々の事柄について、直接的で簡単なコミュニケーションを取ることができる。自ら会話を進めることはできない

    • 後:CEFR B2レベル(TOEIC 350/400) - さまざまな情報や議論をまとめ、自分の関心がある分野の幅広い話題について、明瞭かつ詳細な文章を作成することができる。ネイティブを相手に、お互いにストレスなく、流暢かつ自然に対話することができる

なお、CFFRとはCommon European Framework of Reference for Languagesの略称であり、A→B→Cの順にレベルが高くなります。

出展:https://prontest.co.jp/blog/level-of-cefr/

CEFRのレベルとTOEICのスコアの対応に関しては、TOEIC主催団体であるIIBCが公開しているもの(下)を参考にしました。

出展:https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/toeic_cefr.html

改めて強調しますが、上記では分かりやすくTOEICの点数を表示しているものの、あくまでも転職面接や業務遂行に使える英語力の向上を目標として、英語学習に取り組んできました。TOEIC対策は試験直前の1週間以外はやっていません。

英語学習の全体像

はじめに、私が行った英語学習の全体像を紹介します。個人的には、ステップ1.~2. で英語学習の動機、方法論についての自信を持てたことが、約1年間にわたって学習を習慣化できた成功要因だと考えています。この記事では、各ステップの詳細についてご紹介しますが、特にステップ1.~2.についてはご自身でも思考・調査し、腹落ちしていただくことを強く推奨します。

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