「ネジの締め忘れ」ナリタオートが教える、整備士1年目で絶対知っておいてほしい事
こんにちは。
モビノワのnoteにお越しくださり、ありがとうございます。
今回はモビノワで掲載しているコンテンツのご紹介です。
静岡県で自動車整備工場を経営しながら、自動車系インフルエンサー(SNS総フォロワー数60万人以上!)としても活躍されているナリタオートさんに寄稿いただいた記事のご紹介。
「整備士1年目で絶対知っておいてほしい事」シリーズの第1弾。「ネジの締め忘れ」です。
「締め忘れなんて、無くて当たり前じゃん」と思った方。そうです、当たり前なんです。でも、そうした当たり前のコトをひとつひとつ積み重ねていくことが大切で、そうした行動が作業の正確性とお客様からの信頼を生むんだと思います。
奇をてらったことは必要なく、基本に忠実に。ひとつひとつ丁寧に。大事なことを思い出させてくれる記事になっています。
どうぞ、お楽しみください。(モビノワ編集長 田中)
どうも、ナリタオートの成田隆雄です。
この度、モビノワ様の記事を寄稿させていただく事になりました。
自分の事をご存知ない方も多いと思いますので、軽く自己紹介をさせて頂きます。
自動車整備系インフルエンサーとして活動しております。
SNS総フォロワーは60万人以上です。
大切な事なのでもう一度書きます。
総フォロワーは60万人以上の大人気売れっ子インフルエンサーです。
趣味はアニメ鑑賞、好きな言葉は「イントロをスキップ」です。
どうぞ、よろしくお願いします。
モビノワ様からご提示頂いた寄稿テーマは、
「整備士1年目で絶対知っておいてほしい事」
このテーマの最初の記事にする内容となると「絶対知っておいてほしい事の中でもいちばん重要な事」を書かなければ・・・
と、あれこれ考えて導き出した答えがタイトルの通り、
「ネジの締め忘れ」
です。
締め忘れは整備士になって20年経過した今でも考えさせられる永遠のテーマです。
0. はじめに
人間が行う仕事には、ヒューマンエラーというものがつきものです。
このヒューマンエラーとおさらばするために、日々、技術革新によって機械化や電動化による自動化、昨今ではAI化など、人類はどんどん進化しています。
しかし!!!
電動化、自動化は人間の手作業のコスト(人件費)を下回る事ができて初めて自動化できるという、致命的な欠点があります。
われわれ自動車整備士の仕事も、電動化、自動化ができない仕事のひとつです。
自動車そのものの製造現場はかなり自動化されていますが、自動車は軽自動車、乗用車、小型、大型、特殊車両などなど、様々な種類があり、さらに世界中いろんなメーカーがあります。
そんな統一感の無い自動車の整備を、我々整備士が担っています。
自動車整備の自動化は、いつになる事でしょう・・・
話が少しそれましたが、自動車整備のヒューマンエラーの代表格とも言えるのが「ネジの締め忘れ」です(ナリタオート調べのため信憑性はありません)。
かく言う僕もネジの締め忘れは日常茶飯事・・・なんてことは無いけど時々・・・いやいや滅多に・・・
1. 指差喚呼
指差喚呼(しさかんこ)、僕は指差チェックと言ったりします。
ネジを締めた時に「締め付けOK!」と言う癖をつけると、締め忘れる確率を低くする事ができます。
体を動かす行動と声出しがセットになると、自然とミスしにくくなるのです。(Wikipedia調べ)
現場ネコの「よし!」は、意外と意味があるんです!
昔話ですが、高校生の時、僕は遊ぶ金欲しさにガソリンスタンドでアルバイトしていた事があります…
当時はガソリンスタンドのスタッフが給油するスタイルが普通で、自分で給油するスタイル、今ではあたりまえのセルフのガソリンスタンドはほとんどありませんでした(当時とは約20年ほど前です)。
僕はスタッフとして給油作業をしており、各動作において必ず声に出して対応する事が義務付けられておりました。
ガソリンを入れる時「レギュラー入ります!」
給油が完了した時「満タン入りました!」
給油口を締めた時「キャップロックOKです!」
当時は声を出す事の深い意味を知らずに働いていたので、今思えばこれらは仕事上ものすごく意味のある事だったと納得できます。
ちなみにネジの「締め付けOK」以外には、整備の作業でダントツの作業頻度となる…
この続きを読みたい方は、ぜひモビノワにてご覧ください。(以下のイラストをクリック!)