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父親の役割とは金を持ってくるだけなのか

息子が誕生してからずっと考えていることがある。

私は4年前に父親となったのだけど、やはり母親とは比べものにならないほど直接的な育児の役割を果たしていないように思ってしまう。

仕事で帰りが遅いことで、そもそも子と会う時間がないということが、そう思う理由。会う時間は少ないけれど、そんな中ででもやれることはやりたいので、隙間時間で動く。

我が家は共働きのため、私が朝の保育園に送り届けることを毎日欠かさずしている。子との貴重な時間だ。

毎朝、子の成長を感じ保育園登園前の「おかあさんといっしょ」を見ながら、好きなうたの話で盛り上がる。
朝の寝起きで機嫌が悪いときは「ママがいい〜」というキラーワードで私は一発撃沈し、子と母親との関係には敵わないなと嫉妬もする。

でも、それも子の気分次第で機嫌が良くなると楽しく出かけたりするもんだから育児は予測不能で面白いところでもある。

先日、ある統計のアンケート結果を見てびっくりしたことがあった。
子が父親に期待していることの第一位に「経済的安定」と書いてあったのだ。
父親とは、金を運んでくるだけの存在なのか……。
そのように息子に思われないためにも、良い絆をつくっていきたい。

私自身は父親に何を期待していたのだろうか。
少し考えてみるが、期待をしていたことが全く思いつかなかった(笑)。
これは、私の父は生きた父親を知らずに生まれてきたことも関係しているのかもしれないのだが、父親像というのは、代々引き継がれていくものなのかもしれない。

先日実家に帰ったときの父は、妙に優しかった。
私が幼い頃に通っていた児童劇団のプロフィール写真をくれた。(なぜ今なのか?!というツッコミはさておき)
私の父は70歳を過ぎ、それなりに父親の役割を今も考えているのかもしれないと思うと、その優しさは素直に嬉しかった。

息子と2人だけで終日過ごしたことを思い出す。
ご飯を一緒に食べて、一緒に映画館に出かけ、お風呂に入って、一緒に寝るまでのフルコース。
こうしたことが、とてもとても幸せに感じた。

そのとき、私は彼のためにお金を稼ぐだけの役割になるのは違うと思った。
息子のそばにいて、今と未来を一緒に併走することが私にとっての父親の役割だ。
彼にとっての安心、安全の居場所をつくることが、私の役割。

それを理解してもらうには、長い時間がかかるのかもしれないけれど、胸を張ってパパは頑張ってるんだよと言えるようになる。

父親の在り方も学び続けていきたい。

今回は親ばかnoteでした★

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