コルクラボの班活動で学んだこと
昨年12月に入ったコルクラボ。
入会時に出された最初のタスクに「班活動」というものがあった。
説明会でグループ分けされた班メンバーとともに課題に取り組み、1月19日に課題を発表をした。
班活動の課題は、
アリストテレスの「詩学」を読んで最近のヒットコンテンツの理由を考えて発表するというものだった。
説明会で初めて会った私たちは、この日から不安いっぱいの共同作業が始まった。
私は何ができる人だっけ
こうしたグループワークでは、役割が自然と出てくるものだと思っている。
私にできることって何だろう? と考えた結果、プロジェクトの進行は仕事で日常的にやっていることなので、ラボでも旗振り役をやってみることにした。
クリエイティブの仕事でも、マイム公演でも、進行の流れはそれほど変わらない。今回も同じ感覚で進めていった。でも大きな違いがあった。
それはコミュニケーションがメンバー全員に届かなかったことだ。
正直その理由はわからないし、わかろうと追うこともしなかった。そう、ラボの班活動ではそこまで追う必要もないかなと思い、連絡がとれる人同士で進めていったところで結果落ち着いた。
そして本番の発表日。他の班の発表を見て、印象に残った班活動の進め方の話を聞いたときに、ラボでのグループワークの工夫すべき点が見えてきた。
あくまでも私のなかでの気付きということで、コミュニティづくりを学ぶことがあったので記録として残しておこう思う。
役割を渡すのも時には必要かも
グループワークでは、私も含めどのように進めていくか、課題に対してどのように関わるのか困惑していた。仕事ではないこうしたプロジェクトに対してどのように向き合ったらいいのか、自分自身が試されている気もしていた。
班活動では、熱量が高い人に乗っかってリーダーを担ぎ上げるパターンも実は期待していたのだが、私のグループはそういうことはなかった(笑)。楽しようなんて考えてはいかんですね。
私は、この班活動のイメージは明確にあった。
ラボの班活動においては、一人のリーダーについて行くパターンは学びが少ないし、経験としてもったいないと感じていた。
トップダウンではなく、インタラクティブに進めていくことが良いんじゃないかと。
なるべく多くの意見を出し合っていれば、まとめるのはなんとかなる。
日頃の私の編集作業と同じものを想定していたのだが、そもそもコミュニケーションが行き届かないので意見が出てこない状態には少々困っていた。
そうこうしているなかで、リアルで集まることが出来たメンバーで知恵を出し合う流れで落ち着く。理想の形とはいかず無念だったが、流れのままに進んだ。
ここで私が特に反省したのは、メンバーともっと踏み込んだコミュニケーションが必要だった、ということ。参加が難しい人にも、こちらから「役割」を投げかけることで、参加する理由をつくることができたのかもしれない。
踏み込む勇気
私も含め、みんなが忙しいなかで(年末年始という時期もタイミング的にヤバかったけど!w)
「どんなことができる?」という問いかけではなく、「●●さんは、こんなことやってみようよ!」と、メンバーに役割を投げかけてみることも大事だったのかもしれない。
これによって参加が難しかった人にとっても、具体的にタスクが生まれて班活動の関わり方のヒントになったのかもしれない。
そう。仕事のような強制力のないことだからこそ「お節介」も必要なんじゃないかなとも思った。正確にはお節介に至るまでのコミュニケーションまで粘るというのかな。
人に対して核心に踏み込むことは、とても勇気がいる。
コミュニケーションにおいて摩擦を嫌うあまり、相手への踏み込みが足りずもんもんとした消化不良が起きるなら、コミュニティの安心安全(と信じて!)のなかで、突っ込んだコミュニケーションを心がける。
それが、コルクラボでの在り方なのかもしれない、と結論づけてみた。
人は期待をすることで、自身のなかで期待に応えようとすると思っている。
仕事のように具体的なタスクをやってほしいという期待ではなく、
与えられた役割の行動に期待をすること。
すごく難しいところではあるけれど、さまざまなグループワークに共通する点な気がしている。
エンタメプレゼンの破壊力
あと、私の最大の反省点は得意の「パントマイム」を発表に用いなかったことだ。他の班の演劇的なアプローチやダンスを見て、エンタメを使った伝え方に可能性を感じた。嫉妬もした!笑。
皆さんの素晴らしい発表に刺激をたくさん受けました。
最後に、B班の班活動を共にした仲間へ。
ホントに忙しいなか調整して集まったあの時間は、仕事では得られない学びのある時間でした。
本番発表当日でも、私のくだらない思いつき(牙つける、ケチャップつける笑)に反応してくれて嬉しかったし、助けられました★
どうもありがとう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?