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プロフェッショナル

◆プロフェッショナルとは

辞書によると、以下のように定義されています。
「ある学問分野や事柄などを専門に研究・担当し、それに精通している人。専門家。本職。プロ。」

恐らく、ほとんどの方の理解と相違はないと思います。
私自身、調べなくてもプロフェッショナルの意味は知っています。
では、なぜこの題材を元に投稿をしているのか。
そのきっかけは、先日私が出会った看護師さんにあります。

◆初めての入院・手術

まずは看護師さんに出会った経緯からお話させていただきます。
10月の終わり頃、私は膝の手術のためにある大学病院に入院することになりました。
そこで私の担当をしてくださったのがAさんという女性の看護師さんでした。
Aさんは、入院も手術も初めての私に、丁寧に優しく病院の案内や術前・術後のサポートをしてくださりました。
手術が終わった日の夜には、2時間ごとに様子を見に来てくださり、身の周りのお世話をしてくださりました。
もちろんAさんだけでなく、全ての看護師さんが優しく丁寧にサポートをしてくださったお陰で大きな問題もなく無事に入院生活を終えることができました。

◆看護師Aさん


Aさんは私より少し歳上で、気さくでいつも笑顔な看護師さんでした。
顔を合わせるとこちらが元気をもらえるような明るい雰囲気の方です。
周りの看護師さんも素敵な方ばかりでしたが、Aさんについて文字に起こしたくなったのは、
Aさんの「目配り・気配り・心配り」にすごく助けられたからです。
まず、不安な私の気持ちに寄り添い、友達のようにたくさん話しかけてくださりました。
手術後も起き上がれない私の為に、机の高さを調整したり、ペットボトルの蓋を緩めてくれたり、ナースコールのボタンを手元においてくれたりしました。
また、薬を投与してしばらく動けなくなる前には、着替えやトイレの介助をしてくださりました。
この他にも、さりげなく、私に気を使わせないように身の回りのサポートをしてくださりました。
恐らくAさんにとっては全て当たり前のことで、看護関係のお仕事をされている方にとっても当たり前のことかもしれません。
けれども、その当たり前は簡単なことではなく、その当たり前に助けられている人がたくさんいるということを身をもって感じました。

◆プロフェッショナル

「専門とする仕事においてプロであるという意識を持ち、心を込めて取り組み、そこに携わる人々にありがとうを提供できる人」
上手く言葉にできませんが、今の私が考えるプロフェッショナルです。
仕事をする上で、その仕事に関して専門家であることは当然のことだと思います。
ですが、その中に「目配り・気配り・心配り」ができる人はどれくらいいるでしょうか。
きっと、それも当たり前だと思う方はたくさんいるでしょう。
しかし、忙しくなった時、自分に余裕がない時、本当に周りの人のことを思った行動ができているでしょうか。
お客様だけでなく、一緒に働いているスタッフも同様に、思いやりの対象です。
自分が働く上で関わる全ての人に対して、「目配り・気配り・心配り」ができてこそ本物のプロフェッショナルではないでしょうか。
と、私は思います。

◆最後に

楽しみの為に働く人、働くことが楽しみな人。
趣味も嗜好もジェンダーも住む場所も自由なこの時代、働くことへの目的も人それぞれ自由だと思います。
けれど、バラバラな人が集まった場所で、みんながバラバラな方向を向いてると、いつかそこは崩れてしまうでしょう。
バラバラな中でもお互いの良さを見つけ、認め合い、お互いがプロフェッショナルとして働けることが理想ではないでしょうか。
簡単なようで難しいことですが、この理想が現実になった時、働く時間がさらに有意義な時間になるような気がします。


拙い文章ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも気まぐれに、自分の思うままに言葉を綴っていきたいと思いますので、気が向いた時にでも覗いてみてください☺️

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