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「身近な脱炭素・資源循環」最新事例(2023.7.27)

こんにちは。
今週は脱炭素や資源循環などの領域で我々一般消費者も関わることもある身近なニュースを幅広くをお送りします。


脱炭素

1. 【解説】 なぜ今年の夏はこんなに暑いのか 世界各地で最高気温を更新

2. 「ファンの心を温め続ける」ANAと川崎重工が飛行機の廃材を商品に生まれ変わらせる理由

3. 自販機でラベルなし飲料 CO2削減へ実証を認可

4.JEPLANグループ:川崎市にあるペットボトルのケミカルリサイクル工場の「工場見学」を開始

MaaR事務局まとめ

 みなさん、今年の夏はとても暑いと感じているのではないでしょうか。
記事①は英国BBCニュースの記事ですが、日本だけでなく米国や英国でも最高気温を更新し、それ以外の地域でも過酷な暑さをもたらす気温が計測されていると報告しています。気候変動の結果、高温記録を更新するような事態が普通になってきているのが現実で、英国の気候学者によると「こうした熱波は、地球温暖化が起きていない場合と比べると、頻度が高くなるだけでなく、より暑く、より長くなる」とのことです。
記事②~④については、私たち一般消費者として関心を持つニュースをピックアップしています。
記事②は、ANAが製造する航空機の部品や端材などの廃材を活用したアップルサイクル商品の話です。開発背景には、資源の有効利用や環境配慮だけでなく、コロナ禍で飛行機に乗れずにいた航空機ファンの心をつなぎとめる目的と、激減したフライト収入を補う目的の2つがありました。
記事③では、一時的に規制の適用を停止して実証実験を行う「サンドボックス制度」を適用し、ラベルなしのペットボトル販売を自動販売機で行う実証事例について説明されています。現行法では、内容量や賞味期限を記載したラベルは製品や包装に義務付けられていますが、代わりにラベルを自動販売機本体に貼り、消費者が知りたい情報を十分に得られるかどうかを検証する取り組みです。
記事④は、リサイクル事業を展開するJEPLANがケミカルリサイクル工場の見学受け入れを開始するという記事です。工場見学を通じて、「ペットボトルはゴミではなく大切な資源である」ということや、「ペットボトルを捨てる際のキャップやラベルを分別する理由」などを学ぶことで、資源循環を身近に感じ考える機会を提供することを目指しているとのことです。
国や企業としての取り組みはますます重要になるところですが、私たち一般消費者も自分たちの行動が気温上昇などの問題にも関わっていることを意識し、脱炭素や資源循環など、気候危機対策に向き合っていくことが求められていくと考えます。

お知らせ

楽天との取り組みによる、再生可能な環境配慮素材(LIMEX)カップ導入のお知らせ

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