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「プラスチック・資源循環関連」最新トピック(2023.8.10)

こんにちは。
今週は、プラスチックの影響や企業のプラ対策に関するニュースなどをご紹介します。


プラスチック/資源循環

1. ブックオフ 企業・自治体向け「廃棄コスト削減」サービスを開始

2. ワコール、循環型ハンガー開発 プラスチック原料を半減

3. マイクロプラスチック、南極大陸の新雪から見つかってしまう

4. ついにマイクロプラスチックの危険性が明らかに、ヒトの腸に深刻な障害をもたらす炎症が発生するとの実験結果


MaaR事務局まとめ

  ①ブックオフから自治体や企業向けに、商品のリユース・リサイクルサービスが登場しました。法律やコンプライアンスを遵守した、廃棄物の回収スキームを提供します。ただ捨てるのではなく再利用を促す環境に配慮したサービスです。

 ②ワコールでは、陳列用ハンガーを一度使用した後、固形燃料や納品用ハンガーの原料として活用していました。今後は陳列用ハンガーの原料として再利用することで、年間75トンのバージンプラスチックを削減できるとのことです。今後は製品ラベルなどの素材も切り替えていくそうで、さらなる再生樹脂の活用に注目です。

 ③④ニュージーランドのカンタベリー大学の研究チームが、新雪の上部2cmから採取したサンプルにマイクロプラスチックが見つかったと報告しました。最も多いのはポリエチレンテレフタレートとのことでした。かなり高い山からマリアナ海溝の底までマイクロプラスチックが見つかっていることからも、プラスチックの飛散範囲が大きいことが分かります。また、プラスチックが人体にどのような影響があるかが実験され、腸に炎症作用をもたらすことが判明しました。実験では、マイクロプラスチックの濃度が高いことで損傷を受けることが分かっています。プラスチックは便利ではありますが、工夫した利用で環境影響を少なくしていけるようにしたいですね。

調査情報

5. 海水温が史上最高を更新、地球環境に厳しい影響

MaaR事務局まとめ

 欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスが、海水温が今までの最高温度に達したことを報告しました。高い水温は、温暖化ガスや海洋生物の行動に影響を及ぼすそうです。結果、漁獲量にも変化が出るとのこと。サンゴの死滅も危機的状況です。海水温が例年を上回った原因の詳細はまだ調査中ですが、環境への意識をさらに高めていきたいですね。

お知らせ

オフィスで資源循環を実践するサービスを提供しています。ご興味のある方は無料で資料ダウンロード頂けます。