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2023年 年間マイベスト この9枚

あけましておめでとうございます。
2023年のお気に入りアルバムについて書いていきます。

ハク。 - 僕らじゃなきゃダメになって

関西のバンド。自分がやっている音楽プロジェクトを通じて偶然知ったんですが、どっぷりハマってしまいました。シンプルながら奥行のあるギターワークが好きで『自由のショート』『ナイーブ女の子』あたりはかなり聴きました!!
また、録音がすごく好きなんですよね……ライブを拝見した際にCDを買ったんですが、クレジットを見たらダッチママスタジオetc…で録っており(ダッチママはミツメが『VI』を録ったスタジオです)、プロデューサーはなんと河野圭さん! 相当気合が入っています。それだけにどの曲も素敵です。
個人的には勢いのある『ハルライト』という曲を推します。どの楽器もほどよく練られており、歌も素敵です!!


NICHOLAS KRGOVICH - Ducks

Shabason & Krgovich名義の2022年作が素晴らしかった、NICHOLAS KRGOVICHの最新作です。全編通しておだやかなムードで、リラックスして聴けるところが好きです。Fender Rhodes(多分)を使った『Coyote』が特に好きですね。
どの曲にもホワイトノイズが乗っているのですが、彼の奏でる音楽と合わせるとやわらかなさざなみのようですごく心地よいです。
どの曲も伴奏と簡易的なリズム・トラックだけで成り立つ高い強度をもっており、長く聴き続ける作品になりそうです。
Chuck Senrick - Dreamin'が好きな方はマストかと……


Loris S Sarid - A Tiny Reminder

アナタこういうの好きねシリーズその1。
アンビエントものなんですが、自称・音フェチの自分にうれしい音がたくさん入っています。横たわって目を閉じると、そよそよと流れる風になったような心地がしてとっても気持ちがいいんです。
こういうやさしい音楽を聴いてじっとする時間が自分にはとっても大切で、今作は瞑想のよいお供になりそうです!


Mouche - Lake Songs

きわめて良質な、進化したラウンジ(ライブラリ)ミュージック!
ラウンジ(ライブラリ)ミュージックには心地よい作品がたくさんありますが、今作は古いラウンジ(ライブラリ)ミュージックを更に心地よくバージョンアップさせた音楽という印象です。
ちょうどいい気温の夜、椅子に腰かけながら聴きたいですね。
Juiceという曲が好きです。おだやかに踊れるところがいいです。スピーカーで大きな音で、俯きながら踊りたいです。


Boyish ー FIELDS

こちらも個人的な音楽活動を通じて知った作品です。初めて聴いたとき、凄い人達がいる!! と驚愕したのを覚えています。
シンプルな編曲ながら、夢中で聴かせるソングライティング能力の高さや、技術的に派手ではないものの、じんわりと、かつグッとくるヴォーカリゼーションのすばらしさ、必要な時に暴れだす各楽器のよく練られたアレンジなどなど、カッコいいなあと感じます。
『地獄に行こう』が好きです。


Salamanda - In Parallel

アナタこういうの好きねシリーズその2。
韓国のアンビエント・デュオによる作品。
これめちゃくちゃ良いです!!! 1曲目の『Nostalgia』を聴いたらわかりますが、架空の記憶にアクセスする系(?)の音楽です。知らない記憶が泡のように浮かんでは消えてゆく感覚がするというか……アンビエント系の音楽って個人的には音作りが命なんですが、本作は好みドンピシャで……聴いていて耳が喜ぶ感じが大好きです。
『Paper Labyrinth』がツボです。


Omni Gardens - Golden Pear

アナタこういうの好きねシリーズその3。
アトモスフェリックなアンビエント作品です。
本作は、ゲーム・MOTHERでいうところのマジカントにいるような不思議体験ができるところが好きです……ジャケの脱力感をそのまま音にしたようなふんわりしたシンセによるサウンドスケープはなんだか奇妙で、とっても素敵で面白いです。
マジカントの雰囲気が好きな方はぜひ……


Piotr Kurek - Smartwoods

ハープ、フルート、サックスなどが折り重なった、アコースティックなアンビエント作品といった趣のアルバムです。
ただ心地良いのではなく、妖しげなムードを漂わせつつ進んでゆくスリリングな展開をもっているところが好きで『Wid』なんかはちょっと怖いくらいなんですがそれがまた良くて……
BandcampのタグにはAmbient Jazzとあり、いい得て妙! と思いました。



Maxine Funke - River Said

おだやかな中に熱いものを感じるニュージーランドのフォーキーなアルバム。
なんとなく優しげなムードのギターのアルペジオとやわらかい歌声なんですがヒリヒリしたものを個人的に感じていて、そういうところが好きです。
歌がいいですね! シンプルな伴奏と歌だけで聴かせようとすると結構苦労するんですが、この方は巧みだと思います!
ちょっと曇った感じの音像が魅力だと感じます。

おしまい。

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