見出し画像

瞑想と谷崎潤一郎師のことば

画像1

写真は谷崎潤一郎記念館に再現された書斎。
掛け軸のことばが気になり調べてみました…。

我といふ人の心はたゝひとりわれより外に知る人はなし

【解説】
 人はひとりでこの世に生まれ、自意識を身体に閉じ込めたまま孤立して過ごす。そして自分が世界の中心であるという錯覚の中で生涯を送り、やがてひとりで去って行く。自分を知るものはただ自分のみである。あこがれも悲しみも、望みも苦しみも自分ひとりだけのものなのだ。よろしい、私はそれをすべて引き受けよう。
その気概やよし。創造のためのすべての契機がここにある。この歌は、「歌として見事であり、思想表現がそのまま『新古今』あたりの歌風の中にきちんと納まっている」(伊藤整)とも評された。
【作者】谷崎潤一郎
【生没年】1886~1965
【職業】作家
【出典】『雪後庵夜話』

自分を知るものはただ自分のみである。

やはりこの方も…以前このような記事を書きました。

この言葉の中に、瞑想における自分に向き合うという処との接点を感じました。

自分と向き合うことを無意識に避けていることは万人に心当たりがあることなのかも知れません。

瞑想を続けていると色んなことに気付くのですが、そのことの一つに

悩みが解決しちゃう

ということがありました。

これは憶測ですが、何にも状況が変わっていなくても、です。

見つめて見守るというか、ただそれだけで変わってきました。

環境は鏡と言われる所以なのでしょうか。

感情でいっぱいの心から、感情を話してあげることができる様になるから

人が思い悩むとき、左脳の言語野で感情的になると言われています。

汗をかいたり、字を書いたり、恥をかくことで右脳と左脳を繋げてあげるとバランスが取れ、感情の暴発を防いでくれると言います。

悩みや不安、不満は自分のコンプレックスの現れ、ということは

何かになろうとせず、自分はこういう生き物なのだと認めてあげることが

解決できる糸口になるなんてなんだか不思議ですね。

自分本位でいることが自身を苦しめ、自分を見つめていることで穏やかでいられるなんて逆説的でもありますね。


ありがとうございます。これからも楽し発見をシェアさせてくださいね〜‼︎