ライナーノーツ「手紙」

3rdEP「ブレス」収録全6曲のライナーノーツを書いてきました。いよいよ最後の曲「手紙」について記したいと思います。どうぞお付き合い下さい。

上記画像にYouTubeトレイラーのリンクを貼っています。どうぞご視聴下さい。

まずは、以下歌詞全文です。

トゥルリトゥルリ　久しぶりだね覚えてるかな
今は手紙をくれなくなって少し寂しいよ
いつも君らしく毎日を過ごしてるね
手紙に書いてあったあの夢は叶えたかい？
僕は変わらずにこの時期はソリで飛び回っているよ
だけど見かけた君の顔が少しだけ辛そうだったから
トゥルリトゥルリ　大人になって何でも買えて
でもね何か物足りないと感じた時は
枕元に願いを込めて　良い子にしてて
僕も君が喜ぶ顔がとても好きだよ
トゥルリトゥルリ　あの夜のように
無邪気に笑える素晴らしい日を思い出して

歌詞・曲について

元々は、Twitterで行われている「深夜の2時間DTM」という企画に投稿した曲がオリジナルとなってます。
当時、お題の「クリスマス」(だったかな…？)が発表されて、作詞・作曲・アレンジ・歌入れ・ミックスを2時間で全部行えた、ということはかなり「降りてきてた」状態だったのかなと。
まぁ今回収録するにあたってアバンdeモーダン用に書き直したしアレンジも少しいじったけど、初期衝動的な当時のインスピレーションってのは動かしようがないのよ。そこいじり出したら終わりよ。

小さい頃にサンタさんに宛てて書いた手紙、有りましたよね。その返事をイメージして、サンタさんになりきって歌詞を考えました。
やはりこの曲でも根底にあるのは、「大人」への諦観と「子供」への羨望なのかも知れない。
大人は窮屈だ、とか現状に不満を抱いてる、というようなイメージがどうしても先行してしまう。けれどもっと歳を取ればこの現状にも慣れてしまうんだなーと思っている。

それはそれで、なんだか哀しい事だと思った。

プラグインについて

また今回使用した音源やFXプラグインを紹介します。

Addictive Keys Mark One

僕のピアノ音源筆頭。2年前にDTM初めてから最初に買った音源だと思う。安いし、動作もそんなに重くないから使い勝手が良い。現状不満もない！！
エレピの音を使ったんだけど、プリセット自体はそんなに多くないからシンプルな用途で王道な伴奏を任せるのが一番吉だと思う。
意外と飛び道具的な遊んでる音色も使えます。
この「手紙」がシンプルなアレンジだからこそお気に入りの音源を中心に据えたかったんですね。

Acoustica Audio Ultramarine 4

来ました！僕の超大好きチャンネルストリップ。
アコギとの相性が抜群でして、温かみと、ハイブーストした時のキラキラ感。リバーブも付いてて、もうめっちゃ使う。
何よりGUIが…笑
Acoustic AudioはこれとCoralをほぼほぼ使っている。そろそろ始まる黒金でも、また同じように持っていかれる気がしている。
他の人ミックスどうしとるんだろ。アナログ系EQとかって何個か持ってたりするのかな？使い分けたり、気分で変えたりしてるのかな。上手い人ほどしてなさそう…笑

Waves Butch Vig Vocals

ようやくwaves登場といったところ。このプラグインご存知でしょうか。
これは簡単オールインワンボーカルエフェクターですね。ロック寄りかっこいいボーカルが得意なやつ。
focusっていうつまみがなかなかによくて、1か2に設定するだけで、めっちゃ声が前に出て来て抜ける音になるのです。僕の声の場合、1は丁度良くて2だとシャリシャリしすぎちゃう感じ。
処理してる周波数が違うんだろうなーと。
また真空管とソリッドステートのサチュレーションも搭載してて、いかにもロックボーカル！みたいな力強い感じになります。
それに付随して、LO-FIというか電話越しの声を表現したようなプリセットも入っててそれも使える。
単純にローパス入れるだけじゃなくて、歪ませながらも声の抜けは良くする、という難題をプラグイン一つでやってくれるので、部分FXとして使えるかもですね。

終わりに

これからの季節にとても合いそうな曲「手紙」で、ブレスのライナーノーツを締め括ることが出来ました。
いやはや、自分の文才と継続力の無さを改めて痛感しました…。まぁそれは恐らくもっと書いていくことが出来れば少しは改善するのかなと思います。
やはり何事も鮮度が1番だと思っていて、アイデア・やる気・熱量・勢い、これらを活かすこと無しに創造はなし得ません。
これらをちゃんとコントロール出来る様になって初めて「継続」マラソンにチャレンジ出来るようになります。まずはそっからなのです。

長い間、空白期間もありながら、最後まで見て頂いてありがとうございます。
絶賛サブスク配信中ですので「アバンdeモーダン」等で調べて頂いて是非一度聴いてみて下さい。

次回からはまた何か雑記を書きます。

それでは。