ライナーノーツ「月明かり」

時間が空きましたがちゃんと書かせてください。
ライナーノーツ第3弾。

上記画像タップで、YouTubeのトレーラーに飛びますので是非一度ご覧ください！

以下、「月明かり」歌詞全文です。

月明かり

自分の力で光ってたいのに
月明かりなんかに照らされるなんて
なんだか滑稽で惨めで皮肉だな
今の自分が本当の自分だと胸を張れるのかい
ちょっと目が悪くて
ちょっと声が小さいだけで
こうも見えなくなるのかい
何にも分かってないな
何が違うっていうのさ
誰が分かってくれるのさ
今日の自分は100点だと誇らしげに抱えた答案
訝しげな視線　どうやら正解は
一つじゃなかったみたいだ
何にも分かってないな
何が違うっていうのさ
誰か分かっておくれよ
慰めて欲しいわけじゃない
同情されたいわけじゃない
少しだけ深く呼吸したいだけ
少しだけ目線を上げたいだけ
君は1人で光れないんだね
満ち欠けることを憂うこともなく
それなのに今夜もそんなに優しいんだね
自分の力で光ってたいのに
月明かりなんかに照らされるなんて
なんだか情けなくて涙が出ちゃうな

歌詞について

月明かりってただ優しいだけなんです。
何も咎めないし、文句も言わない。
ただ黙ってうなずいてくれるみたいな。それはきっと、月が自分自身で光ってないことを何処か悔やんでて後ろめたく思ってるからなんじゃないのかなと。

それでも、恥じずそんなそぶり見せずにほぼ毎晩照らしてくれているいじらしさ。
他人の痛みを知った優しさはとてもきれいだったりすると思います。

幾つになっても相変わらず毎日もがいてる気がしていて。仕事だったり音楽だったり未来だったり過去だったり。何をどうしたらいいのか、検討も付かずただ毎日を溶かしてるだけのような気がしている。
それでも胸を張ろうと、上を向こうとするにはこの世界は少し眩しすぎるのかも知れない。みんな必死だもの。思い通りなんていかないもの。上には上がいるんだもの。

きっと、そっと、上を向くには、
優しい月明かりの下ぐらいが丁度いいかも知れない。

僕は、弱い立場から歌詞を書くことが多い気がする。まぁ、自分の弱さに目を当てられないようじゃアーティスト名乗れないですからね。と嘯いてみる。

ミックスについて

この曲の中で使ってるプラグイン。
全部じゃないけどライナーノーツの中で少しずつ紹介していきます。

acustica audio CORAL2

ボーカル処理で1段目にほぼ必ず入るやつ！
とても自然にかかってヌルッとする質感に変えてくれる優秀なコンプ！
チャンネルストリップもあるけど、コンプだけなら全然重くないので多用してます！オプト系のコンプレッサー かなりお蔵入りにさせてくれちゃってます。。

Brainworx bx_console Focusrite SC

セールの時に25$ぐらいで買ったはず…
ハイの色の付き方がめちゃおしゃれ。
この曲が弾き語りっぽい、音数少な目だからボーカルの音量と存在感の天秤を上手に調整してくれました。

こーゆうチャンネルストリップのプラグインひとつだけでミックスすることに、憧れというか、義務感みたいなのがある。それが本来の使い方だしね。
でも、他にいっぱいあるから使いたいじゃない…
(これは末期&本末転倒パターン　真似なさらぬよう)

Soundtheory Gullfoss

ここからはマスター段にほぼ確定で入れてるやつを。
もうほぼ、スタメンは固定されてくるんですよねー。
なのに買い足しちゃうのはもはや癖。
ということで最初はオートEQのこちら。
御守りみたいな感じでとりあえず挿してバランス整えてから色んな処理をしていきます。精神安定剤ですね。

DOTEC AUDIO DeeCrystal

このメーカーさんのはこれしか持ってないけど、他のも欲しくなっちゃうレベルでいいプラグインです。
全体の明瞭度が上がって、アコギもボーカルも輝きます。あんまりやりすぎるとシャリシャリになるので僕は多くても20ぐらいしか掛けないですね。でも有無の差は歴然。凄いです。

iZotope Ozone 9 Advanced

いや、もうこれはいいっしょ。
ええ、私も使わせてもらってます。
最高です。
自分でミックスして、AIアシスタントが導くEQが全然調整されてない時のドヤ顔たるや。何もやること無いだろう？と。まぁ結局気になるところは自分でいじるんですけどね。
多くは語らないです。ただの優良プラグインです。

と、まぁこんな感じですね。

第3弾ライナーノーツお読み頂きありがとうございました。
なんだかサマーセールと言うものがちょくちょく耳に入ってきております。前述のplugin allianceやらacustica audioもセールやってて。唇噛み切る勢いで自制しております。ただ、我慢は体に毒なのでほどほどでいきましょう。

それでは。