孤独の前提

『孤独を味わう』ためには、
大事な前提が必要だ。

それは
分かり合えないことを楽しむ、
ということ。

分かり合えると、繋がったようでなんか嬉しい。
自分が1人じゃないのがわかって
なんとなく、強くなったように感じる。

逆に。

分かり合えないと、なんか悲しい。
伝わらない、と諦めてしまったり
結局1人なんだと虚しくなってしまったり。
孤立したように思ってしまう。

けれども、
どんなに誰かを想ってるとしても
どんなに誰かと親しかったとしても
どんなに誰かを愛したとしても

分かり合えないことはある。

そういう時は、分かり合えないことを楽しむ。
こんな違いがあったのか、と。
それは生い立ちのためかもしれないし、
環境のためかも知れないし、
いろんな理由があるとは思う。

もちろんイライラしてしまうこともあるかもしれない。
けれどもそれは自分が向き合っていることの証だから、イライラする自分を認めてあげる。
スッと消化してあげる。
感情的な自分は、なるべく自分の中だけで終わらせてあげる。
けれど、向き合いたい自分は残しておく。
分かり合えないことと向き合ってみる。

もし、どうしても分かり合えないことに納得できないなら、
自分がその相手に託しすぎてないかを確認するチャンス。
自分だけでできることでも、
相手に託しすぎてるから分かりあいたくて仕方ないのかも知れないと視点を変えてみる。

分かり合えないことを楽しむのは、
自分が自分でいることを知れるチャンスだ。
交わらない自分がいることに幸せを感じるチャンス。

分かり合えない自分を大事に。
分かり合える相手も大事に。

そうしてようやく、孤独を味わうことができるのだと思う。


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