それ、本当に自分じゃないといけないこと?
夏の予定を立てるのが最近の楽しみのひとつです。みなさんは今年の夏どんな予定がありますか?
いつもより楽しいスケジュールを入れたくなる季節だからこそ、自分では気づいていなくても、それがどんなに楽しいイベントでも、エネルギーは消耗してしまうものです。
やりたいことに溢れる毎日は素敵ですが、あれもこれもしなくちゃ…と日々に余裕がなくなってはいませんか?
もしかしたら、中には自分でやらなくてもいいことがあるかもしれません。
自分じゃなきゃいけないことってなんだろう?
「自分じゃなきゃいけないこと」についてじっくり時間をかけて考えたことってありますか?
タスクやTODOではなく、今の自分にしかできないことです。
仕事も人間関係も家族との時間も。全てを1人でしようとしていませんか?
わたしはよく「自分でやらなきゃ…」「なんとかしなくちゃ」という感覚に縛られることがあるのですが、よくよくノートに今やってることを書き出して俯瞰して見ると、自分じゃなくてもいいこと、他の人に頼るべきことがたくさんあることも多いんです。
例えば、この間の私は自分のやりたいことの一つである本の出版について「知らない」がゆえに悩んでいました。
多くの方へ届けるには?中身を作る以外にもすべきことは?なんて小さな疑問をどうにか自分だけで解決しようと頭を悩ませていたわけです。
どうでしょう?
こんなふうに自分だけではどうやっても答えが出ないこと考え込んでしまって悩みのループから抜け出せなくなることってありませんか?
わたしのように「自分だけで解決しなくては」と悩む時間よりも、誰かに話してみる、相談してみることで
「あ、それだけでいいのか」と案外すんなり答えが見つかることだってあります。
両手がいっぱいになっていないか?
本当は苦手だけれど頼まれたからやっていること、自分の役割ではないと思いつつ引き受けてしまった仕事なども「本当に自分じゃなきゃいけないことなのか?」と一度問いかけしてあげるといいですね。
周囲を見渡して、今の自分が求められているであろう役の視点になって物事を考えることが多い、そんな「責任感が強すぎる」人は、特に本当は自分じゃなくてもいいことまで自分でやろうとする。
それゆえに、キャパが超えてしまうことだって起きてしまうんだと思います
誰にでも得意不得意があるのだから、自分の不得意ばかりに目を向けて「全然できていない、もっと頑張らなきゃ」と自分を縛る必要はないんですよね。
つまりは、適材適所です。
背が小さい人は高い場所に物を出し入れするのなら、背の高い人に頼りますよね?伸びない身長をどうにか伸ばそうとはしないですし、できません(笑)
ただ、踏み台を用意して解決することはできます。人よりも、「踏み台を持ってくる」という労力が少しだけ必要になる。
誰かと協力をしたり頼ったりすればその分悩む時間は減っていく。
そして、自分の得意が別の場所で誰かの力になっているはずです。
とはいえ、ときには苦手であってもやらなくてはいけない瞬間もあります。この場合は「自分が苦手であること」を自覚するだけでも十分です。
自分の苦手なことだからこそ、どんな工夫をしようか?を考える。
どうにかしなくては…という悩みではなく、苦手なりにできる方法や解決策、助けの求め方へ意識をシフトしていくことが必要なのかなと私は思います。
1人でどうにかしようとしなくていい
もしかすると、自分は要領が悪い・キャパが狭いなんて思っている方も多いかもしれませんね。
でもこれ実は、不得意に時間をかけすぎていて、自分の余白が圧迫されているだけの場合も多いのかなと思います。余白ができたなら、今よりも得意を発揮できて見える世界も変わるかも。
自分1人で全てをどうにかしなくてはならない。
そんな考え方を和らげていくために、余裕がなくなってきた時には「それって本当に自分じゃなきゃできないことなのか?」と立ち止まる時間を作ってみるのはいかがでしょうか。
焦らずに自分のペースで日々を大切に過ごしていきたいものですね。
今回のお話が少しでも考え方を和らげて自分に優しくなれる、穏やかな暮らしのヒントになれていますように。
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