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Maa2のダンス遍歴(55)~福岡遠征~

【一行でわかるあらすじ】
引退の時は近い

前回書いた、いろいろなバトルと時期は前後するが、
福岡でwaackholicというバトルが開催される、という告知がSNSで流れてきた。

自分の地元は山口県で、毎年規制はしていたものの、ここまで山口県のダンサーとほとんど交流をしたことがなかった。

そのため、中国地方や九州のwaackのイベントにはほぼほぼ参加したことがない。

一度広島のfunk nationに参加したくらいで、あとはほとんどイベント情報すら知らなかった。

そのため、地元の近く(電車で一時間半ほど)のイベント開催前に情報をキャッチできた喜びで脊髄反射でエントリーしてしまった。まあ、向かうのは東京からなのだが。

よくわからないまま、福岡に突撃することになった。
飛行機でひとっとび。

福岡は町と空港が異様に近い。
そして、博多駅付近の会場に到着した。
全く知り合いはいないはずだが、見覚えのある男が一人。

そう。
日本中のwaackイベントに皆勤賞の男、ゼベさんであった。

地方や時期を問わず皆勤賞なのが衝撃的すぎて、「日本には何人もゼベさんがいる」と当時は言われていた。

俺はゼベさんの存在に安堵して、リラックスして臨むことができた。

予選を終えて気づいたが、このイベント、かなり年齢層が若い。

福岡や山口の友達を作りに来たのに、一番上の子で大学生くらいであったため、俺は少しだけ気まずかった。

予選は通過したが、ルールとしてギリギリ予選を落ちた人はトーナメントの誰かを指定して戦うことができるシステムであった。

ギリギリ落ちたのは山口県の岩国というところから来たという、この日俺とゼベさん以外で唯一のメンズ…いやマンズワッカーであった。

王子っぽい見た目だったので王子と呼ぼう
王子は迷いなく俺を指名し、対戦となった。

アウェイな場で指名されるのはなかなか緊張したが、無事に王子に勝利しそのまま優勝した。

もう今ではやっていないが、

「八艘飛び」「KANAIトライアングル改」「乳歯投げ」などのクソ技を使用し優勝した。

ゼベさんはなぜかこの時俺のことを「黒船のようだった」と評価してくれた。
誰がペリーですか。

そんなこんなで九州での初バトル終了。

この数か月後、また九州に帰ってくることになる。
そして別の機会だが、王子とも再度会うことになる。

駆け足過ぎる気がするが、終わり。

次回「ンゴ再来」

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