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オスン終了直後だけモチベが異常に高い奴、前へ。

こんばんわ。
GWの風物詩、オスンが終わった。
人間、食った晩飯は4日経てば忘れるし、
悔しいだのモチベ上がった!人生変えるぞ!と言っている人たちも
梅雨が明ける頃には練習がどう、モチベがどうなどあまり言わなくなり、BBQやら海に行く予定を立てることに一生懸命になっているだろう。

1年経ったら、「カァーッ、ペッ!!…てかまず誰が優勝したんだっけ?」
とかなっているだろう。
そんなことにはならねーよ!と思った方、それでは去年のbest8が誰だったか言えるだろうか。その前の年は?
たぶん言えないだろう、というか言われたら気まずいから忘れててくれ。

人間はある程度愚かだし、愚かでいいのだ。
だからこそ、こうして今年のオヌンが記憶の海に溶け込んで消えてしまう前に
古文書のごとく感想を残しておく必要がある。

去年はこちら。

思ったより古文書すぎる。
ちなみに書いた本人が読んでもあまりわからない。
冒頭に出てくる愛媛県が誰なのかもわからない。
昨年の記事によると俺はよくわからない「愛媛県」という人物と会場に向かったらしい。マジで誰なんだよ
あと去年ドリチケもらえたのかよ、今年はなかったじゃねえか。
確かに今思えば「花京院の魂」みたいなコイン貰えた気がした。

去年のバーカンの様子はこんなんだった

今年は花京院の魂を賭ける暇もなく
予選が始まりそうな雰囲気に。

しかし、はじまりそうな雰囲気のまま延々と変な空気が続き、予選は一生始まらなかった。

「クイズミリオネア」でファイナルアンサー?と聞いてきたからファイナルアンサーと答えたのに、延々と結果を教えないみのもんたを思い出した。

この顔でCMに突入し
距離を縮めたり
急にチケットをちぎり始めたり
無限の手法で引き伸ばしてた

ハンターハンターの連載のように
「どうせ始まらない」と腰を下ろせるならまだしも、なんか油断した瞬間に始まりそうな微妙なラインを攻めてきていた。

んでいざ始まったら集中力が切れそうなのかなんなのか、訳のわからないフワフワした状態になってしまった。

waackは250人くらい参加していた。
250人というとだいたいちば

強豪野球部の新入生っぽく声(ガヤ)を出したらなんか気合いが入った。
本当に時間に追われている時、昭和のメソッドは
意外と頼りになる。
令和という時代には逆行しているが感謝である。

高野連の皆さんへ

まあそんなこんなで自分の番を迎えた。
迎えた上でまぁ多分だいぶ出し切れた雰囲気を感じた。

会場の都合で小さかったり
文化祭感覚のフワフワした感じだったりで
自己評価もよくわからなくなってきていた。
よくわかんねえけど上がってて欲しいなあ、というだいたい上がらない時の希望的観測みたいなのを持った状態でwaack予選が終了した。

waackサイドには終わってる人間と終わっていない人間の2種類が参加していた。
結果発表の前に時間が空いた際に、終わってる側の人間は外でビールを飲んでフゴフゴ騒ぐのが恒例であり、俺は終わってる側であった。

常に船出のウソップのごとく、日本縦断してる大学生みたいなサイズのリュックを抱えて自分を鍛えている。
夏には海とビールしかインスタに上げることができない呪いにかかってる女、ちんぱちさんももちろん終わっている側であった。

ちんぱちは
「結果発表とか聞く必要ない。落ちたので」と夏目漱石の小説に登場する少し浮いた奴みたいなキレ方をしていた。
なんでそう思う?と聞くと「上がる理由がねェから」と即答された。

グダッたから!ファーン!とか
基礎がなんちゃら!ファーン!とかそんな答えが来ると思ったら割と哲学的な回答が来て死んだ。

え…

"上がる理由がねェから"

上がる理由…?
俺には上がる理由があるんか…?
自分の胸に問いかけた。

あるのか…?

…上がる理由…俺に…

クソがよ。

ないだろそんなもん。
哲学系の攻撃やめろや。
松には哲学はわからぬ。
わからぬが人一倍敏感であった。

地方最高権力「五老害」の一角、山口県代表として説教したかったが、テンパりすぎて「精進せぇや」みたいな一言しか言えなかった。
ギリ老害としてのメンツを保てる一言だったと感じる。

終わってる側の一人、同じく「5老害」静岡代表のイエスエムエムさんは「ドスケベゼブラ」と言わんばかりの衣装を着ていて酒を飲んでいたら、同じ動物柄のwaackerがなぜか集まって来ていてサファリパークの様相を呈していた。
ゼップの外の一角は、大橋純子が歌っていたように草も生えないサバンナと化していた。
まさに動物奇想天外といったところ。

結果発表の時間になったので会場へ。

この日までに俺が去年の後半くらいから6コくらいwaackバトルに出た気がするが予選が8人しかいなかったバトルと鹿児島で出たバトル以外は全部予選落ちだったので、かなり神妙であった。

ただ、自分の中でオスンは俺よりも訳分からんダンサーが各国から集まってくる唯一の場だったので、評価がどうなるかは知らないながら、踊り方自体は受け入れてもらえるのでは?と思った。
これで受け入れられなかったら普通にまずい。

自分の感想では多分7-10位くらいだと思われるので通過と予選落ちの間くらいであった。
俺のテンションはこんな感じであった。

7-10位と書いたが、オスンはなんかこう、システムが複雑であった。
250人くらいがいろいろ分けられて約30人くらいの括りの中で8位以内に入れば一次予選通過という感じである。

前述の通り、落ちまくったバトルの中には
なんなら落ちる人数の方が少ないバトルも多々あった。もちろんそれも全て落とされていた。
ヤバ・スンギ官房長官である。

ダンス歴18年、ほどんど毎日仕事の後欠かさず練習してこの状況の人間、ヤバ・スンギ官房長官に改名した方がよい。

うおおおお!

昨年の5位にくらべ、大躍進であった。
3位!!

3位というのがどれくらいすごいかというと
まぁ…
趣味でやってる社会人の中では多分いい感じである。
山口県の俺の地元には訳の分からない彫刻がたくさんある。
その一つをワンチャン俺の顔に差し替えてもらえるかどうかというレベルである。

これを俺の顔にしてもらえませんかね?

ただ、二次予選は普通にダメであった。
一次、二次ともジャッジの皆さんと話してみると、社交辞令を差し引いたとしても上振れで評価してもらえた感じがした。
二次予選は14位くらいであった。知らんけど多分そんくらい。

その上振れがありつつ、この結果だったので
今ここが自分の最高到達点なのだろう。

去年は技術を押し付けるような意識で踊っていたが、今年は自分の在り方を提示してそれに技術を添えるというか、そんな形で踊ってみたが
オスンに関してはそれが刺さったのかもしれない。

まぁ、とりあえずオスンがどうだったとかは
読まなくてもいいんですけど、飛躍もあるかもしれませんが隠居の末のオスンで自分が感じたのは

・ダンスには、ダンスに携わっていない時間が大切。地方の人の方が他人と経験が異なるので上手くやれば強い。
・自分の思想的な理由で普段waackバトルに出ない人こそオスンに出た方がいいものが得られるかもしれない。
・めちゃ人多い。
・帰りゴミポイ捨てされすぎ。

ということであった。
男子トイレだけで死ぬほどペットボトルあったけど片しといたから心あたりある人はどこかで同じようにお願いします。

とりあえずなんだか頑張れば射程に入った気がするので来年までは絶対にレベルアップし続けたい。
よく食べ、よく練習し、
よく寝て、よく鍛え、
よく学び、よく活かし、
こんな体躯を目指します。

ブァウアアアッ!!!

冒頭に書いたように
来週くらいにはモチベが下がって
「オス…ン…?…ああ、小さい頃毎日食べてましたよ、グヒヒ…おいしいっすよね」とか言ってるかもしれない。

一年後、信じられない巨漢、スキンヘッド、とんがった頭になって
ブァウアアアッ!!!と叫べるように頑張る。
そんな来年の俺をぜひ見届けてください。
ほな、また。

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