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抜けろ、オスンの強者フィルターを。

Maa2です。
オスンのレポートです。

出場者のみんなは当然こいつはチェックしてくれたはず。

世の中にはいろいろなルールがある。
ルールの中には破ると命に関わるものも存在する。
赤信号で道路に飛び出してはいけないし、立ち入り禁止の危険な場所に入ってはいけない。山の中で子育て中の獣を好奇心で刺激してはいけない。

もちろんオスンにもルールが存在する。
そのルールをまとめたのが先程の記事である。
当然破ると命にかかわるものばかりである。

今回はそんなヒヤリハット事例を紹介していく。
先述の記事から引用しつつ紹介するが、まずマップアプリを使うな。理由はカッペ感が出るからだ。

カッペ感は命より重い

Maa2には道がわからぬ。Maa2は山口県出身のカッペである。ラグビーしながらペリカンを追いかけ暮らしてきた。
けれどもカッペ感に対しては人一倍敏感であった。

そもそも都会で育った人間は生まれてから死ぬまでマップアプリを使わないし、戦う前にマップアプリを使う阿呆もいないぞ。
織田信長「おっ!やってるやってる!www本能寺見えてきた!www」ってやかましいわ。

そんなこんなで俺は当日会場に向かおうとするも、恵美須町から会場までの道がわからず、マップアプリを使うカッペとして背中に傷を負って敗退するか、頑張って適当に歩いて間に合わず敗退するかの二択であった。

怖い顔した仮面ライダーも「最初からクライマックスだぜ!!」とよく言っていたがどうすればいいのか。

サンキューゾロ

この辺を歩いて敗退しよう。
その後もう二度と負けねぇ!って宣言しよう。
そう心に決めた時、目の前に全身オレンジ、愛媛県がスポンサーについていそうな奴が声をかけてきた。
「あれ、どうしたん?!」と。
waackサイドに出る同い年の輩であった。便宜上愛媛県と呼ぶ。

愛媛県は大阪に詳しいとのことで、愛媛県が会場まで案内してくれた。
俺はマップアプリも使わずに会場にたどり着くことができた。これはさすがに奥義三千世界といったところ。

一番の難関を超えた俺はエントリーを済ませた。
実質予選通過である。
あとはダメ押しである。第二第三の策を用意してある。
俺のことを"諸葛孔明"って呼びたかったら、それでもええんやで。
みんなが必死こいて直前まで練習してる時に酒を飲む。
これで勝ち確である。

「勝ち確」であることの愉悦…!
気持ち良すぎだろ
君も"こっち側"みたいやね…
ビールを飲み干した時の俺

この時点で大きく差をつけることができたので、ドヤ顔で予選が始まるまで待つ。

名の知れた海外勢や各地の猛者も多数参加する。
実況パワフルプロ野球のようにこの大会で活躍するとプロになれたりなれなかったりするらしい。
まぁ完全に適当に書いているんだが、世の中はそういうもんである。

久々に会った韓国や台湾のダンサーたちはみんな日本語が上手くなっていた。
「おひさしぶりでーす」言うてたので「チンチャア!?」と返しておいた。

会場まで自力で歩いて酒を飲むだけで"強者のオーラ"を纏った俺は無敵であった。

他の参加者から見たワイ

自分のサークルが迫ってくる。
ここで問題が発生した。めちゃくちゃトイレに行きたい。あとなんか酔いも覚めてきて身体がダルくなってきた。
ほんで後さっき身体を動かさずに酒を飲んでばっかだったせいで力が出ない。

完全に俺は追い詰められてしまった。
オスンはとにかく人が多い。トイレに行くだけでも必然的に小旅行になってしまう。
トイレに行けなければ予選に勝つ、負けるどころではない。

トイレ…!
遠…
漏…
無理!
踊り切る
無事で!?
出来る!?

俺は予選をこのまま踊るか、トイレに走るか迷った結果、走ってしまった。
完全に先ほど得たオーラは失われ、弱者感だけが残った状態で予選に臨む。

俺はもはや顔の濡れたアンパンマンと同じ状態であった。
酒飲んでて強者感を出すもトイレに行きたくなるなんて知らなかった。俺はどうやら罠に嵌められたのだ。
上手い話など世の中には存在しないしタダより高いものはない。
俺はオスンの中に社会の縮図を見た。

僕アルバイトーーーー
こう何度も叫びながらレジの上に乗りコンビニ強盗を撃退した伝説の店員がどこかにいたらしい。
ニュースで見た。

自分の番がきた時に、心の中で

僕アルバイトォ!

と叫びながら踊るのは思いの外気持ちが良かった。ちなみに俺の一つ前は韓国の有名な若手ダンサーだったので。
ムーブの最初に死ぬほど目をガン見しながら踊ってたら完全に無視された。

僕アルバイトーーーー

このフレーズが俺に勇気をくれた。
無敵である。

まぁ他に特に語ることはマジでないので結果から言うと一次予選を通過できた。
グループ予選というシステムが近年使われているようで、バカには理解不能なルールであった。

マップアプリを使わず、酒を飲んで、僕アルバイトォ!と心で唱えながら踊れ。これが正解だ。

ちなみに二次予選。
自分は5位通過だったけど、あれは2位より上で通った人間にバフがかかるシステムになっている。
見てた奴にはわかるけど初日のwaackの予選の最後、アイシールド21みたいになってたやん。

青春しやがって。
俺らもやればよかったわ。

まぁそんなこんなで二次予選は泥門デビルバッツ達がbest16に残り、ワイのオスンは終わった。
非常にいい時間だった。

まぁオスンは世界大会といわれたりもするわけなので、もうちょい勝ったら楽しいはずだ。

またこんな感じで一年がんばります

というわけで終わり。
濃い一年過ごせるよう頑張りますばい。

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