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名探偵に求められる"力"1選

こんにちは。
100年ぶりのnote記事。書けといわれて僕は笑った。
子供のころにわかりかけてたことが大人になってわからないまま。

なんの文章だよと思った皆様
こちらがジジイとババアしか知らない、初代主題歌です。ハイロウズ。

この曲がわかる奴
成人式の女子のモフモフを「殺生丸」と呼ぶやつ、
「ワンピース、空島で読むのやめたw」というやつ、
「ウォーターボーイズ」と聞いてすぐ「男子のシンクロ」とわかるやつ、
ガチで危機感持った方がいい。厳しいって。

それこそがお前がどうあがいても
インターネット老人と呼ばれる理由だと思う。

ハイロウズが好きなのみなさんも
インターネット老人ズ、インロウズのみなさんもいつかインロウズに加入する予備軍のみなさんも
ご存じだとは思うが、「名探偵コナン」という作品がある。

江戸川乱歩の「明智小五郎シリーズ」に出てくる、「小林少年」「少年探偵団」をモチーフにしつつ、その他もろもろの推理小説、007のようなテイストも盛り込んだ作品である。

主人公の新一ことコナンくん、いや、コナンさん。
1990年ごろから小学一年生を嗜み気づけば30年、ベテランの経歴。

コナンさん、いろいろありこの30年間は
「工藤新一が生きているとバレないように黒の組織のことを探る」を目的に探偵事務所に転がり込んでいるが、警察関係者、幼馴染、活動内容、すぐクイズ出してくる発明家など、ほぼほぼ新一のころと活動内容、コミュニティなどがほぼほぼ同じである。
どっちかと言えば隠す気はないっぽい。
せめて髪型変えろ、バーロー。

そしてこの世界、犯人が逃げようとする過激派の場合、警察が身柄を確保できない。
理由は不明だが、大人しく観念した奴以外逮捕できないし、すぐ人質を取られる。
マジで目暮警部危機感持ったほうがいい。

警察がそんな状態なので、暴力に訴えるタイプの犯人には身近なものを蹴りあてるといった、アクション系制裁パートが挿入される。
そのため、作中で探偵業をおこなうにあたり、推理力以上に重要な要素がある。
そう、純粋な戦闘力である。

新一がコナンさんになった結果、どうしてもキック力が落ちてしまった。
その結果、どうみても異常な殺傷力を持つキック力増強シューズ、大の大人が一瞬で眠りしばらく動かなくなる廃人確定麻酔銃など、道義的に問題がありそうな発明品を使うようになった。

キック力増強シューズの威力については、ゴールネットを突き破って、公園の木を破壊するほどの威力なので高校生の新一がボールを蹴るより悪質さが増している気がするが、痛快さのためには犯人の安否など重要ではないと言わんばかりにヘルメットなどを顔面に蹴りあてたりしている。

そう、推理で追い詰めるのは駄目であるが
物理的に追い詰めることについては駄目とは言っていない
そしてこの顔である

正体を隠す隠さないより先に、犯人しばきの痛快さを優先していくスタイルである。脳内麻薬でアポトキシンドバドバ出てそう。

だがこれはコナンさんやべーな、で済む話ではない。周りも負けず劣らず「殺人者と変わんねーよ…」である。
まずはメインヒロインの角ドリルこと蘭姉ちゃん。電柱を破壊できる威力の空手で犯人を殴る。どこぞのハゲのように「空手家が空手使ってどこがワルいんでェ……」とか言いそう。

その語尾なんなんでェ……

平次というサイヤ人のエリート声をしている探偵は剣道をやっている。だいたいケガして病院から抜け出して、最後に犯人となぜか高いところとか燃えてるところで剣道しているイメージがある。制裁パートで手こずるのが平次の役目の一つ。
ちなみに「せやかて工藤」とは言ったことがないらしい。

少年探偵団の異形円錐小学生、元太に至っては、冒頭で建造物に対して
「うははぁ~!すっげぇ~!」
などのコメントを残すとなんやかんやあってその建物が爆破されたりする。
すごくないと助かる。
アバダ・ケダブラより強力な闇魔法である。
函館を舞台にした新作で五稜郭→すっげぇ〜→爆破の必殺コンボが発生しないことを祈るばかり。

阿笠博士は前述の通り、制裁パートに登場する道具を作っているが
なぜか映画の時、微妙にむずいクイズを出してくる。目的は不明。

他にも「京極さん」という戦闘力がサイヤ人みたいな人がいたり、世は暴力が支配している。

奇怪な殺人道具が続々ハイテンションで発明していく中「腕時計型ライト」とかいう死ぬほど実用的なアイテムを無言で発明した。なんでなん?誇れ。お前は強い。

なぜ探偵をやるのにこんなに戦闘力が必要なのか、
なんだかんだと聞かれたら答えてあげるが世の情け。ニャースだニャー。
そう、それは米花町の住人の沸点は窒素より低く、とんでもない動機で殺人がおきるからである。

当時、前後の枠で放送されていた高校生探偵マンガ「金田一少年の事件簿」では
「恋人が硫酸で顔を焼かれ、自殺においこまれたから復讐した」
「遊び感覚で放火されて家族全員殺されたから復讐した」とか
むしろどっちが悪が判らない展開が多く、読んでいる側も結構複雑な心境であった。

そのためなのか知らないが、コナンでは犯人への感情移入を防ぐために動機のクソ率を意図的に高めているらしい。
時々、犯人が悲惨だった、勘違いで殺人を犯してしまった、など
かわいそうな回もあるが、そんな時はコナンさんは
「エヴァに乗れ」とか言いそうなくらいメガネをギンギンに光らせて無言を貫き、何とかやり過ごしてくれる。

見た目は子供、メガネはバルス。

クソ動機について詳しくは検索してほしいが
「左右対称じゃなかったから」
「元カレの髪を切りたくなかったから」
「待ったは何回がいいと思う?」
「年寄りの冷や水ってやつですね(^^;)」
「shine」
など、コナン界隈では多分有名であろうパない動機が並ぶはず。
が、そんな猛者たちを押しのけ一位に輝いている動機がある。

「ハンガーを投げつけられたから」

が永久に一位となっている。
もはや伝説、藤井聡太、大谷翔平に並ぶ案件である。
今後これを超える動機が出たらすぐに教えてください。

あと、同作者の「YAIBA」は本当に面白いので読んで欲しい。
次の映画で「まじっく快斗」のキャラ達と合わせて出てくるらしいので。

でああ!って言ってる方は
コナンの映画のポスターに載ってた

ちなみにYAIBAを読んだことがある人間をまだリアルで見たことがない。
もしいたらネッシー、雪男に並ぶ珍獣である。
YAIBAを読んだことがある人間、ハンガーよりやばい動機、どちらもすぐに教えてください。

まぁいろいろ言いましたが、さっき言及した元太の件を除けばコナンの世界でやばいのは大人だけ。
子供は全員変なところはない。
ナルトみたいに子供が強かったりしないので安心して読んでほしい。

あゆみ…嘘だろ?

真実はいつもひとつ。
ほな、また。

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