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Maa2のダンス遍歴(60)~holiday in waacking 当日~


【一行でわかるあらすじ】
祭りの町、梨泰院に完全敗北。

楽しかった前日、満腹になって爆睡できるはずが、梨泰院のトイストーリーランドにやられ、バトル前だというのに完全敗北を喫した。

翌日はSeoulのでかいバトルはだいたいここで開かれているのだが、専門学校の最上階?の体育館っぽい謎ホールである。この謎ホール、とにかくステージと照明が素晴らしい。

体育館っぽいホールは床にバスケやらバレーのラインがひかれていないだけでこんなに美しくなるのかと毎度思う。

将来的に日本中の体育館のラインのテープをはがして回りたいくらいには感動した。

いつしか「ライン剥がしじじい」という妖怪だか呪霊だかになって地獄先生ぬ~べ~とか呪術師とかと戦って成仏させられたい。

地獄先生ぬ〜べ〜とは
学校の怖い幽霊や妖怪を
先生(なんやかんやあって左手が鬼の手)が
退治してくれる話。
トイレの花子さんの回で
日本の小学生にトラウマを植えつけまくった。

そんなこんなで会場につくと、今まで日本や韓国のイベントで会ったことがあるダンサーたちと再会。

メシ食ったり酒飲んだりしながらなら話せるが、いわゆるイベントで会った時の挨拶って英語だとめちゃくちゃ難しい。

あんまりワーワー話しても聞き取りに気を使わせちゃうかなと思うし。

というか初めて日本人一人で参戦している状況なので緊張感や気まずさが半端なかった。

そんな感じで会場に入ると入口で急に「お疲れ様です」と日本語で話しかけてもらえた。

この数日で聞いた日本語と言えば梨泰院の居酒屋、否、IZAKAYAで聞いた「いらっしゃいませ(これ以外の日本語は通じない)」と、SoulKがいつも言うお気に入りのフレーズ「ハラヘッタ」だけだったので聞き間違いかと思うほど驚いた。

そこにいたのはぬぬねちゃんという名古屋の当時小学生か中学生の女の子とそのお母さんであった。

ぬぬねは韓国に何度か定期的に来ているようで、若いながらも俺より心の余裕がありそうでワロタ。

ビビりすぎて挙動不審になっていたが、すごく頼もしい気持ちになった。
というか中学生から海外でバトルに出ると決めるのも実際に行動するのもすごい

そして主催のGhost of soulというチームの一人、Hansに挨拶に行った。この人と初対面の時、割と意気投合したことがこんな感じで韓国に来るようになった原因と言える。

「こっちついてこい」と言われ、行った先はソロコンテスト出演者やショーケース出演者だけ入れる控室だった。Zeppとかの控室のめちゃくちゃ広いバージョンの豪華な部屋。

「ここ使ってええで」みたいなことを言われ、おいて行かれた。
中国から来たAlvinも同じように連れてこられていた。

とてもありがたい反面、正直みんながソロコンの準備をしている中でかなり気まずかったが、過去に会ったことのある韓国ダンサーのみんながいろいろ話しかけてくれて助かった。

ウィザードはテレビで謎の映像を仕込んでいたし、ワクシ―は謎のアンドロイドみたいなコスチュームだったし、他の若手も謎の秘密道具を仕込んでいたり異様な光景であった。

説明が前後したが、ソロバトルに加え、ショーケースやソロコンテストなどいろんなコンテンツが行われる感じであった。

予選は何人いたか忘れたが10人くらいで1サークルを作り2サークルで同時進行で、
20サークル以上はあった気があする。200とか220人?くらい。
1サークルから1~3人くらいが2次予選に通過できるっぽかった。
以上がルールであるが、毎年ルールが微妙に変わっているので。
俺は早めのサークルなのでこの状況を探り探りしているところ、すぐ呼ばれて踊った。

こんな感じのエントリーリストがズラーっと並んでた。
これに気づかなかったらその時点で積む。

同時に別サークルで踊っていた人が有名だったのか、最初は全然誰も俺を見てなかったが、踊っている途中で徐々に見てくれてる人が増えていったのが嬉しかった。やったぜ。

そんなこんなで、ジャッジのPeanutから謎のシールをもらえた。

俺はルールがわからないので、虚無の顔でそれを受け取っていたが、これがもらえる、というのが予選通過ということらしい。

確かにそれっぽさある

韓国でのバトルで初めてピックアップされたぞ!と思いつつ、続く。

次回「holiday in waacking 後半戦」

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