制作風景1

防波堤アート制作記録

はじめに

「瀬戸内かみじまアートプロジェクト2019」に参加し、岩城島(いわぎじま)に防波堤アートを制作しました。コンペに応募した作品がありがたいことに採用され、今回のお仕事に至りました。

応募要項を見て求められていると感じたことは、
・上島町という場所に存在する意味がある作品であること
・インスタ映えすること(写真に撮りたくなること)
です。

最初の提案

上記を踏まえてコンペに提出したデザイン案と説明(ちょっと簡潔にしてます)がこちら↓

画像1

『海のおとをきく』
上島町の特産品などが、防波堤に耳を当て、海の音を聴いている様子を描きます。数カ所スペースを空けているのは、ここに訪れた人が絵の一部となって海の音を聴けるようにするためです。壁画のキャラクターたちと同じポーズで撮影した写真を、SNSにアップしてもらう想定です。
観光に来た方はもちろん、住民の皆様にも愛されるような、明るく可愛らしいイメージでの制作を予定しています。

制作準備

提出した作品が採用され、描く場所が岩城島海水浴場付近の防波堤と決定したので、制作に向けて準備を始めます。ラフスケッチや実寸大のイラストを描き、調整をしていきました。

画像3

画像4

そうしてできた修正案↓

画像4


修正案では、聴いている感じをわかりやすくするため、キャラクターに耳を付けたすなどポーズの調整をしました。さらに、描くモチーフも岩城島に寄せたものに変更しました。

右から、積善山の桜、メッセージボトル、波、レモンポーク 、靴下(海水浴場の忘れ物)、女の子、犬、タコ、青レモン、太陽、花、貝、男の子を描いています。岩城島の特産品や海水浴場から連想できるものを選びました。

現地制作

制作風景3

雨で作業できない日があったり、でこぼこなコンクリートを塗るのに苦戦したため、余裕を持って組んだはずのスケジュールがかなりギリギリに…。最終日までになんとか完成と言えるところまで持って行きました。しかし、その晩の雨で絵の一部が流れてしまったことと、やはり背景色を塗った方が見栄えがいいだろうということで、日を改めて補修させてもらうことにしました。

完成図5

二度目の滞在中は天気も良く、ボランティアの方にもたくさん来ていただき、無事完成することができました!背景色ありの方が写真映えしそうなので、塗りに行けてよかったです。

岩城島にきてね!

完成図5

岩城島観光は、積善山の桜の季節や海で遊べる夏がおすすめみたいです。この作品はビーチの近くにあるので、海水浴ついでに見にきてもらえたら嬉しいです!防波堤に描かれたキャラクターたちと一緒に耳をすまして海の音を聴いてみてください。

また、同じ上島町の弓削島と生名島にも他の方の防波堤アートがあるので、ぜひ巡ってみてください。美味しいお魚とみかんがあなたを待っています!!

完成品はこちらの公式サイトでもご確認いただけます。

https://www.kamijima.info/bwp2019/

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