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リハビリと私とTwitter

この記事を開いてくださりありがとうございます。
これまでのみなさんとのやりとりを振り返りながら、リハ医として私が「今思うこと」を記録として書きました。
1分程度の短い記事です✍️
日々の備忘録がわりの記事ですが、よかったらお付き合いください☺️


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私はリハビリテーションを「人の尊厳を回復する手段」だと考えている。
そういった意味で、リハビリテーションは「究極の治療」だと思う。

誰かが言ってくれていたけど、「リハ医は究極の総合医」という表現は、本当にぴったりだ。

多分、私がリハビリ科医を選んだ理由は、そこにある。

リハビリの世界は広くて深い。
まるで海や宇宙のようだなと、いつも思う。

人体解剖や生理学に則した科学的普遍の技術としてのリハビリだけでも相当の情報量だというのに、さらに「人」「心」という不確定要素が絡み合って、一つとして同じ結果を生み出さない。
そして何が正解というのもない。

圧倒的情報量と、未だ解明されていない領域、そして受け取り手によって異なる正解。
何から手をつけていいのか分からないばかりか、どこか一点を極めようとしてもゴールだと思ったその先には無限の世界が広がっている。
そう考えると、私がリハを軸とする専門家を極めようとして日々悩んでしまうのは、当たり前かもしれない。

そんな中でのSNSは、私にとって大きなヒント・情報源となる。
とくにTwitterでは、セラピストやリハを受けている当事者たちの心の声が目に留まる。ときには叫びに近いものもある。
病院ではどうしても「医師」としての肩書が邪魔をし、なかなかみんなの「本音」を聞くことが出来ないため、SNSで流れてくる言葉たちは余計に重く響く。
リハ医としての人格形成期にこういった情報に触れることが出来るのは、とてもありがたい。
みんなの言葉一つ一つに喜んだり動悸がしたりしつつも、Twitterを始めてからリハ医ライフがもっと面白くなった。
叱咤され、激励され、共感をしてもらいながら期待をされることの力はこんなに大きいのかと身をもって実感している。
感謝してもしきれない限りである。

これからも、リハ医ライフを楽しみたい☺️


ma-yu

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