高校の恩師と偶然出会って涙した話
昨日、奇跡的な事が起きた。
年末に差し掛かった12/28(水)の夜、彼女とドライブし東京都心から離れたところで焼肉を食べていた。
さて、帰るかと店を出てコインパーキングまで歩いていると、部活帰りの集団に出会った。
なぜか分からないが、一瞬でその集団が母校のバスケ部であると分かり、バレないように方向を変えた。
彼女に何でいきなり反対行くの?と言われ
「いや、あれ母校のバスケ部が、、」と言ったら、衝撃を受けていた
自分でも衝撃的すぎて状況を整理できていなかった。
少し興奮しながら尾行し様子を見ていた。当時お世話になった先生もいた。
帰ろうとする自分に彼女が、「声掛けなよ!絶対掛けた方がいい!」というので、緊張しながら声をかけることにした。
「先生!お久しぶりです、、!」と声をかけると、「ぉおー、まさ!なんでこんなとこいるんだぁ」と。話し方、テンション、雰囲気、先生は当時のままで自分のことを覚えてくれてほっとした。どうやら、遠征で東京に来ていたらしい。
2人の現役生が自分と先生のところにきて、先生が自分のことを紹介してくれた。
「まさは、〇〇の代で試合に出続けて、しかも練習終わった後に塾に行って、生徒会長して、しかも現役で大学受かって、、、お前らの努力とは比にならんぞ」と、、。
「言い過ぎだよ、先生、、」と思いながらも、少し嬉しい気分にはなった。
威張りたいとか、自慢したいというような感情は一切なく、少し複雑な気持ちになった。
あっという間の時間だった。
最後は「応援してます!」と言えたから良かったが、もっと先生に伝えたかったことやかけたかった言葉があったな、、と少し悔いが残った。
興奮冷めやらぬままにコインパーキングへ移動し、車に乗り込む。
感傷に浸りながら、運転していたわけだが、彼女と高校時代の話をしていると涙が溢れてきた。
何か心の中のストッパーが外れて涙が出てきた。
先生が現役生に言っていたことは全て事実ではあるし、頑張っていたが、高校卒業後はそうではない。卒業後は頑張ろうとはしていたものの、高校時代のように頑張れていなかった。大学も先生に宣言していた医学部にはいけなかったし、恥ずかしい気持ちから胸を張って高校に挨拶はいけなかった。(というより、先生に何も報告せず大学を決めたと記憶している。なんて薄情な奴だ)
母校のバスケ部の集団に会って、咄嗟に逃げようとしていたのも、こういう背景があるからだも思う。「今の自分、頑張れていない、高校時代の自分や先生達が見たらどう思うのかな?」ずっと心にモヤモヤを抱えていた。
特に今年は高校時代のことを深掘りした。過去のトラウマに向きあって、弱い自分を変えようとした。1番頑張ったけど、結果が出なかった過去が辛くて、逃げていたばかりだった。高校時代のみんなが今の俺をどう思うのかな?何度も何度もこんなことを考えていた。
でも、昨日、先生は自分のことを誇らしくそして嬉しそうに語ってくれた。気が引ける想いであったが、今の自分も認めてくれている気がして嬉しかった。この人は、俺のこと心の底から応援してくれているんだ。そう思った。
思い返すと今でも涙が出てくる。
そうだ、俺には応援してくれる人がいる。
この1年、あの時の自分と向き合ってきたから。年末という1年を振り返り来年に向けて意気込む時だから。久々に先生と会ってこんな感情になっている。
偶然に出会ったわけじゃなく、必然だったのかもしれない。関わってくれた人に感謝して、自分の人生をしっかり生きたい。
みちなかる