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籠島雫
2016年7月4日 23:21
空は粒を落とす。季節も変わりない景色のうつろう心のスケッチだった。つまりは私の心は海だった。小石を投げてはまた投げ、何度も何度も自問自答していたそれが夜になっても行われた。手の中はもはや真っ赤だった。だが、未だ答えを求めて投げ続けた。そしてこれはいつ終わる夢なのだろうと錯覚を起こし狂いそうになった。 しかしこれは現実だった。それをおこなっているという事実そして痛み、人々の遠目からの白い目