セブンイレブンで人気の健康食品ブランド「Cycle.me」の成功の裏側:日経ビジネスを読んで

△概要

三井物産グループのドットミーが立ち上げた健康食品ブランド「Cycle.me」が、全国のセブンイレブン約2万1000店で取り扱われ、若者を中心に人気を博しています。このブランドの成功は、三井物産のD2C（ダイレクト・ツー・コンシューマー）への危機感と、縦割りを打破する新しい試みの結果です。開発には、三井物産のほか、食品向けの香料メーカーや食品添加物メーカーなど約20人が参加しました。この取り組みは、SNS分析ツールを用いて消費者行動に影響を与えるトレンドを把握し、「エナジーマネジメント」をテーマにした製品開発につながりました。また、セブンイレブンとの共同開発により、20代の購入率が通常の2倍に達するなど、大きな成功を収めています。

□三井物産の新たな挑戦 　

○三井物産グループのドットミーが、D2Cへの危機感を背景に、健康食品ブランド「Cycle.me」を立ち上げました。この取り組みは、従来の縦割りの枠を超え、グループ内外の連携を促進するきっかけとなりました。

□開発背景とプロセス 　

○「Cycle.me」の開発には、三井物産のほか、食品向けの香料メーカーや食品添加物メーカーなどが参加。消費者のニーズを捉えた製品開発を目指し、SNS分析ツールを活用して市場のトレンドを把握しました。

□製品の特徴と受け入れ 　

○「Cycle.me」は、プロテイン入りのジュースやGABA入りのクッキーなど、朝・昼・夜の時間帯に合わせた健康食品を提供。そのユニークなコンセプトと製品の品質が、特に若者層から高い評価を受けています。

□セブンイレブンとの協業 　

○セブンイレブンとの共同開発により、「Cycle.me」は全国約2万1000店での取り扱いが実現。20代の購入率が通常の2倍に達するなど、コンビニ市場においても大きな成功を収めています。

□今後の展望 　

○「Cycle.me」の成功は、三井物産にとって新たなビジネスモデルの可能性を示しました。今後も、消費者のニーズに応える製品開発と、異業種との協業による新しい価値の創出が期待されています。