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【有効求人倍率】宮崎県の現状分析(令和6年4月)

「有効求人倍率」は、労働局サイトで確認できます。
採用担当者さんには毎月、とは言わないので4半期ごとくらいにはチェックしていただきたい指標です。
(残念ながら、毎月チェックしている担当者さんは少ないように感じます…)

◆宮崎労働局


◆2024年05月31日 職業安定部|一般職業紹介状況 2024年4月(資料)

「有効求人倍率(令和6年4月)」を分析する

A 管理的職業従事者 (求人倍率2.91)

B 専門的・技術的職業従事者 (求人倍率1.87)

C 事務従事者 (求人倍率0.55)

D 販売従事者 (求人倍率2.05)

E サービス職業従事者 (求人倍率2.48)

F 保安職業従事者 (求人倍率5.41)

G 農林漁業従事者 (求人倍率1.77)

H 生産工程従事者 (求人倍率1.94)

I 輸送・機械運転従事者 (求人倍率2.21)

J 建設・採掘従事者 (求人倍率3.09)

K 運搬・清掃・包装等従事者 (求人倍率0.69)


C 事務従事者について

事務従事者は、一般的にオフィス環境でデータ入力、書類の準備、スケジュール管理など、事務作業を行い組織の日常運営をサポートする役割を担います。このカテゴリーには以下の職種が含まれます。

25 一般事務従事者 (求人倍率0.45)
・書類整理、電話応対、データ入力などの一般オフィスワークを行い、他部門の業務をサポート。

26 会計事務従事者 (求人倍率1.25)
・財務記録管理、請求書処理、経理報告作成、給与計算など会計関連業務に従事。経済的健全性維持に寄与。

27 生産関連事務従事者 (求人倍率4.97)
・製造業などで生産計画立案、在庫管理、出荷スケジュール管理を行い、生産効率と品質向上に貢献。  

28 営業・販売事務従事者 (求人倍率1.29)
・営業データ管理、注文処理、顧客管理、営業支援資料作成など、営業チームの業務をバックオフィスでサポート。

29 外勤事務従事者 (求人倍率0.80)
・オフィス外での顧客訪問、会議出席、現場でのデータ収集・レポート作成など外勤業務に従事。

30 運輸・郵便事務従事者 (求人倍率3.29)
・配送スケジュール管理、配送記録保持、輸送コスト計算など物流・配送関連の事務業務を行う。

31 事務用機器操作員 (求人倍率0.37)
・コピー機、スキャナー、FAXなどのオフィス機器を操作し、文書の複製・電子化を担当。

求人倍率から見る「事務職募集の明暗」

一般事務職(0.45倍)や外勤事務職(0.80倍)、事務用機器操作職(0.37倍)など、倍率の低い職種が目立ちます。単純作業の自動化や業務コストダウンの影響が考えられます。

一方で、生産関連事務職(4.97倍)や運輸・郵便事務職(3.29倍)は極めて高い倍率となっており、常に不足している状況が窺えます。

事務職の中にも人気職種と人気のない職種があり、同じ"事務職"と呼ばれる中でも、求人倍率には大きな開きがあります。つまり、事務職の中にも人気と不人気が明確に分かれているというわけです。

企業は優秀な人材を確保するため、単に求人を出すだけでなく、どの職種が人気で需要が高いのかを把握し、戦略を立てる必要があります。単純作業が多い職種なら作業環境の改善や高い報酬、将来性のある職種へのキャリアパスの用意など、様々な工夫が求められるでしょう。

有効求人倍率を分析する重要性

分析することで、その職種の魅力度や人気の程度がわかります。企業はこの情報を参考に、適切な人材確保策を講じることが重要なのです。

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