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【出産レポ】助産院で2人目を出産しました。総合病院との違いなど。

こんにちは。

今回の出産は、里帰り先の近くにある助産院でしました。1人目は総合病院での和痛分娩で産んだんだけど、今回は助産院での自然分娩。備忘も兼ねて、前回との違いや今回の出産のレポなどをまとめてみようかと思います。


総合病院での1人目の出産

1回目の出産は、母の勧めで実家から車で20〜30分ほどのところにある総合病院で生みました。

22:30ごろ

夜10 時半ごろ、なんだか違和感を覚えてトイレに行ってみると、破水したっぽいぞ?という事が分かる。その後、母と一緒に病院へ。

検査をしてみるとやっぱり破水だと分かったのでそのまま入院へ。初産なこともあり、陣痛も最初はまだなかったので、明日になってからかな?と助産師さん。「とりあえず今日は寝てください」とのことで分娩室?のようなところのベッドで陣痛が来るまで待機。

夜中ごろ

寝よう!と思っている矢先に次第に強くなる陣痛。トイレに行くのも困難になり、感覚をはかったら既に5分感覚。一旦はナースコールをして感覚を伝え、しばらく様子見に。しかし、陣痛はどんどん激しくなり2〜3分間隔に。ついにはいきむ感覚まで覚えるようになったので、再びナースコール。この間1時間以内。

4:30ごろ

内診をすると、もうお産に進めるとのことで分娩台へ。その後、産科の先生が到着するまで陣痛を耐えていましたが、来た頃にはもう出かかってるレベルでした。一応麻酔はやってもらったけど、その後数回いきんで出産。麻酔は多分効いてなかった。会陰切開は免れたものの少し避けたのでその後縫合。早朝4:30頃の出生で、分娩時間は3時間半ほどでした。

総合病院での出産は、結果として1人目の出産としては良かったなとは思います。いざという時も安心だし、母乳ケアなどがかなり行き届いていたし。

ただ、総合病院だからこそ、入院中はひっきりなしにスタッフ(看護師さんや助産師さん、医師の先生など)が部屋にやってきたり(※毎回違う人)、日中もなんだかんだでスケジュールがいっぱいで気持ちが休まらなかった感じはある。夜中も見回りの音などでなかなか寝付けませんでした。初めてだらけの不安もあいまって、メンタルは若干不安定になりました。

また、1人目の時は和痛にしたのですが、私の場合はあまりにも早くお産が進んでしまったため、麻酔が完全に効く前に生まれてしまってあまり意味はありませんでした。なのでお産は結局ほぼ自然分娩で、体力も削られたり分娩台でのお産で身体もバキバキに痛く、筋肉痛もひどかった。そして、産後の縫合と抜糸が地味に辛かった。それでも一般的には私の症状はかなり軽い方だったらしい。世の中の産婦さんたちの苦しみたるや。

無痛をやっている病院もあったはあったものの、家から遠めの別の総合病院にしかなく…2人目は私も経産婦なうえに前回もスピードがはやかったことも鑑みて、間に合わない可能性もあるとのことで諦めました。

助産院にした理由

2人目を妊娠するにあたって、次はどこで産もうか?と考えた時に前回の経験も踏まえて以下の条件で探しました。

  • 家からとにかく近い

  • 娘や夫も一緒に泊まれる

  • 母乳ケアや産後サポートが丁寧

  • 無痛、和痛、自然分娩かのこだわりなし

家からの近さや娘&夫が泊まれる…というのは、2人目であることを鑑みての条件。残りの条件は、前回の経験を踏まえてのことです。

お産をお願いすることになった助産院は、1人目の時に母乳外来で大変お世話になった場所です。立ち上げた助産師さんは、私が1人目を生んだ総合病院で長年働き、婦長まで務めた方で、病院付きの助産院も立ち上げた実力者です。提携の病院も、1人目で生んだ病院で勝手も分かっていたし、助産師さんと産科の先生も長年の付き合いなので信頼関係もあります。なので、何かあっても安心だなと思いました。

それに、スタッフは既に知っている人ばかり。いざという時にも頼りやすいし、ひと隣をわかっているというのは私にとっては安心でした。助産院で生むというと、助産院の人とは気が合うかな?とか、腕は大丈夫かしら?いざとなった時に大丈夫かな…?と心配になったりもするけれど、すでにお世話になっていたので、そういった心配は私の場合はありませんでした。

出産当日の様子

出産当日は、午前中に助産院での検診がありました。

こちらの記事でも書いたけど、当日は何となく今日か明日には生まれるなという勘が働いたので、朝に念のためシャワーを浴びました。

ちなみに、このときまでにおしるしはありませんでした。前駆陣痛は一回くらい、前回の検診後にありましたが、それ以降はこれは予兆だ!とすぐに分かるようなものはありませんでした。

10:00ごろ

そして、検診。検診の時点で既に子宮口は4cm。いよいよだねぇと言いつつもその時は陣痛が来てる感じは無かったので一旦帰宅。

12:00ごろ

その後、お腹がちょっと張るなぁと思い、食欲もなかったのでお昼を食べずに横になっていました。そうしてるうちに、生理痛のような痛みがどうやら定期的に来ているぞ?と気づく。痛みは弱かったものの、これは陣痛では?と思い、感覚をはかると既に10分感覚。一旦助産師に連絡し、お昼休み(※リモート勤務中)でリビングに降りてきてた夫と母に告げて再び助産院に出発するよう準備をしてもらう。(幸い娘はお昼ご飯を終えていました)

13:00ごろ

そうして、私&夫と、母&娘の二手に分かれて助産院に向かいました。その間、定期的に陣痛らしきものは来てるけれど、痛みはやっぱり強くはなく、重めの生理痛くらいの感覚。

ちなみに、今回のお産では助産師のたまごである医大の学生さんたちの見学がありました。早めに連絡をしたので、無事に学生さんたちも到着。

到着後内診すると、7cm開いてるとのことで分娩室へ。分娩室のマットレスにクッションをたくさん敷いてもらってリラックスして赤ちゃんが下りてくるのを待ちました。

マットレスで分娩台よりは柔らかくてリラックスできるからなのか、ただ陣痛が弱かっただけなのかは分からないけれど、陣痛はかなり柔らかで冷や汗もかくことなく、わらって歓談できるレベルでした。

14 :00過ぎ

助産院では、産科医がいないのて、縫合などの処置は出来ません。なので、お産のスピードを助産師さんがコントロールすることでなるべく出血をおさえ、傷を作らないように進めてくれます。

私の場合はスムーズに下りてきていたものの、静脈瘤があってあまり速すぎると出血が増えるおそれがあったそう。なので、破水をさせるタイミングも、少しゆっくりめにしてくれたようです。

私も、少しずつですが赤ちゃんが下に下りてきてるのを感じるようになった頃に、助産師さんが破水をさせてくれました。パチンという感じで、風船が割れたような感覚を覚える。ここまで陣痛は相変わらず弱め。

14:40ごろ

そして、破水後大切を前かがみにしたところ、一気に赤ちゃんも下りてきて陣痛も強くなりました。その頃には準備万全だったようで、いきんでみて!と言われ、いきんでみたら頭が出てくる。触ってみると髪の毛があるのがわかりました。

その後、2回ほどいきむとするんと出てきました。1回目の出産の時は会陰らへんがピキピキと裂ける感覚があって、「痛い〜ヒリヒリする〜でも産まないと終わらない〜!」と思って我慢しつつ頑張ったんですが、今回はピキピキ感はありませんでした。

あまりに呆気なかったので、えええ、こんなもんだったっけ?という感覚。確かに最後はちょっと痛かったけれど、全然耐えられる程度だった。

そんなこんなで、無事に生まれてきてくれました。生まれる直前はギャン泣きだった娘も、私の顔が安心で緩んだからか泣き止んで、枕元まで笑顔で来てくれました。

前回は立ち会いもおらず1人目での出産だったので孤独な戦いだったけど(助産師さん、産科医さんはいるけど、分娩台の向こうにいてちょっと遠いしね)、今回はたくさんの人に立ち会ってもらいながらで和やかなお産となりました。

助産院でよかったこと

今回の出産&入院生活は私にとってはかなり良かったです。理由はいくつかある。

分娩台じゃない

これは私にとっては地味に重要なんだと今回の経験で思い知りました。

分娩台って、体勢も変えられないし、硬くていたい。力は入れやすいけれど角度的にもどんどん赤ちゃんも下りていってお産が進みやすいのはいいけれど、急スピードなので(※私の場合)会陰の傷も深い。助産院は布団やマットレスなどでのお産になるので、自分の希望をかなえた体勢などで進めて行きやすい。それだけでこんなにも違うものか、と感動しました。もちろん助産師さんの腕もある。

そして出産後の2時間ほどの待機時間も、柔らかなマットレスの方が断然からだが楽だった。

ご飯が美味しい&楽しい

とにかくご飯が美味しかった。そして、毎回の食事が楽しかったです。基本的には手作りならではの美味しさという感じなんだけど、地元の名産品なども取り入れていて贅沢な食事もあり、毎回大満足でした。

また、私の出産した助産師ではそこまでお産の数をとってないので、私が生んだ時は私だけしか入院はしてませんでした。なので、夫や娘が泊まるかどうか、ご飯を食べるかどうかについてもかなり柔軟に対応してくれました。

あとは、スタッフの皆と食卓を囲んでのお食事だったので、みんなで和気あいあいとお話しながら食事を楽しめたのも良かった。娘は家にいる時のようなリラックスムードで楽しそうに食事をしていました。娘にとってはただでさえ母親と離れて不安になりがちな入院期間だけど、こうして一緒に娘とご飯を食べられるのは本当に良かったなと思う。

手厚いケア

助産院ということで、母乳ケアがやっぱり段違いに良かった。マッサージもそうだし、トラブル対応についてもしっかりと状況を見たうえで判断して、対応していただけた。

2人目ということもあるけれど、おかげさまで退院後おおきなトラブルもなく授乳も軌道に乗りました。

注意すべき点

私の場合は妊娠中も特にトラブルなどなくお産を迎えたので助産院でのお産をすることが出来たし、助産院の良いところをしっかりと享受できた気がします。

一方で、分娩時間が長くなりそうな人とか、無痛や和痛を希望の方なんかは病院の方が良いのだろうなぁと思います。

まとめ

私も子どもを生む前は無痛じゃないと無理…と思っていたのだけど、何故か結局無痛を経験しないまま2人生んでしまいました。でも自然分娩でもそこまで辛くはないと思えるくらいにいいお産で、助産師という仕事やプロとして経験をつんだ人のすごさのようなものを改めて感じることが出来ました。

私は経験厨なので、もし万が一3人目…となったら今度は無痛にするかもな…でもまた助産院というのも捨てがたい…といった感じで早くも次のことを考えたりしてる。ちなみに我が家は2人計画だったので、3人目の予定はないですが…人生どう転ぶか分からないからな。

長くなってしまったので、こんなところで今日はおしまい。


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