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カリフォルニア大学バークレー校への留学ー留学先の決定や費用・語学レベルについて

20歳の時に行ったアメリカ留学は人生のターニングポイントでした。真面目すぎて神経質だった性格も大きく変わりましたし、視野も広がりました。なにより自己肯定感が上がったことが一番大きいです。

留学に行って後悔した人はいないと思います。現在コロナの影響で留学するのも難しいかもしれませんが、これから留学に行かれる人は絶えないと思いますので留学先を決定する際に少しでも参考になれば幸いです。

留学先の決め方

私が卒業した大学では1セメスター以上の留学が必須となります。英語圏の提携大学が複数あり、その中から自分のTOEICスコアや学びたい内容・金額などを考慮して大学先を決定します。

正直2回生の時に学びたい内容というものは思いつかない人が大半なので、実際は行きたい国・費用・英語レベルで決めている学生が多かったです。

私は候補大学の中でカリフォルニア大学バークレー校を選択しました。こちらは語学留学ではなく、現地学生と授業を受けて単位を取る仕組みで3ヶ月間の短期プログラムです。

1868年創立。University of Californiaはキャンパスの異なる10校の大学から構成されるが、バークレーはその中でも知名度が高い。一般教養、自然科学、工学の分野で、300近くのプログラムがあり、その97%が全米でトップ10にランクされている大規模名門校。人気の専攻分野は英語学、心理学、分子生物学、工学、コンピュータサイエンスなどで、大学院に進学する学生も多い。(引用:https://www.ryugaku.ne.jp/search/data?scid=1100865)

正直どの大学よりも明らかにバークレー校が魅力的に見えました。アメリカの名門大学に行ける機会なんてほぼないので、語学要件を満たした生徒はバークレーに応募するというような感じでした。

バークレーがアメリカの名門校であるということは留学先を決める際にもちろん知っていましたし、正直それ目当てで留学を決めました。

そもそも海外経験は高校の修学旅行で行ったマレーシアのみだったので、英語力は一緒に行った他の学生よりもはるかに低かったと思います。自分で入学するのは金銭的にも英語レベル的にも厳しいので、この留学の機会を利用しようと思いました。

留学費用

留学費用は現地に行く前に全て日本の大学に支払いました。払ったものは下記です。合計で約200万円です。親には感謝しかないですね…。

日本の大学への1セメスター分の学費(約60万円)

現地の寮費(約130万円)※ミールプランを含めて

飛行機代(約20万円)

保険代・VISA申請・スーツケースの購入等(約10万円)

一番上の1セメスター分の学費は、留学に行くのに払わないといけないのか?と思いましたが、アメリカの学費と比べると安いです。

一番高いのは寮費です。留学費用を抑えるならば、アメリカは向いていない気がします。アメリカの寮費は他の国と比べてはるかに高かったです(オーストラリア・NZは50万円以下でした)。ちなみにMaximino Martinez Commonsという寮でした。

ただ私の寮はできて1年ほどの新築で、鍵が閉まる個室が与えられていたし、寮に入る時のセキュリティもしっかりしていたので満足感はありました。週に1回は清掃員が来てくれて共有部分を清掃してくれます。共有部分はお風呂・トイレ・キッチン・リビングです。

共有スペースのリビング

個室。ベッドと机が備え付けてあり、大きなクローゼットもあります。

向かいのビュッフェ形式の食堂もメニューが豊富です。途中からヘビーすぎて日本食が恋しくなりますが、近くに韓国料理屋さんがあってよく通っていました。笑

ちなみに他大学の生徒は私とは違う寮だったみたいなのですが、ボロボロでベットはダニだらけ、水回りは不潔だったようです。ただでさえ慣れていない環境なのに、寮ですらリラックスできないとストレスも尋常じゃないです。気にならない人は安くても良いかと思いますが、生活環境に重きを置く方は高くても綺麗な寮に入る方が良いかと思います。

語学レベル

バークレーに留学するための条件はTOEIC685点を1回生の後期までに取得することでした。入学時のTOEICは525点で秋頃に695点を取得し、このスコアでバークレー留学を申し込みましたので、語学要件はギリギリでした。

正直この語学要件は当てにならないと思います。1回生の秋時点でTOEIC800点越えでも授業にはついていけなかったと言っています。

その理由として日本で聞く英語と現地の英語はまったく違うからです。日本で勉強する英語は文法がきっちりとしていて、日本人でもわかるように話してくれます。しかし現地の英語スピードは早くて、話し言葉なので文法もあまり関係ない。アメリカ人の話し方についてまったく分かっていなかったな、と思いました。

今留学前にタイムスリップできるなら、NETFLIXで英語字幕にして海外ドラマを見まくり、現地の英語に慣れるようにします。これには英語力を伸ばす以外にメリットがあって、現地人と話すネタになるので友達作りのきっかけにもなるかと思います。私が留学に行った2016年はNETFLIXは流行っておらず、今から留学に行ける方はNETFLIXのドラマネタを話せるから羨ましいです。

またアメリカはコピペに関して厳しいので、参考文献や引用の仕方は日本の大学の先生に学んでおいた方が良いかもしれません。これに関しては1回生の時に随分と鍛えられたので、現地で困ることはありませんでした。


その他準備しておけば良かったことー日本の歴史・文化を英語で話せるようにしておく

海外の人と交流するたびに自分の国の文化や歴史について教えてくれると同時に日本の歴史や文化についても聞かれます。その時に英語力がないと言うよりは、そもそも語れるほどの知識もないと言うことに気がつきました。留学前に海外の人に話せるようなネタを英語で話せるようにしておくと良かったなと思います。自分が好きな年代や文化でもいいですし、それが今の日本とどのように関係するのかなど話せると良いかと思いました。

一度ストーリーを作っておくと旅行の際でも使い回せますし、質問されたことなんかも追加していくと良いものが出来上がっていくかと思います。


以上が留学前に準備したことや、改めて「こうしておけばよかったな」と思うことです。しかし準備も大切ですが、留学に関して100点の準備というのはないです。実際はハプニングの連続だったり思わぬことで悩んだりするので、留学に行く前はむしろ日本での生活を楽しむことも大切だと個人的には思います。


長くなってしまいましたが、ここで終わります!!





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