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手書きの魔法
年末ですね。
わたしにとっての2020年は、いろいろと慌ただしく、心配も多く、思った通りにいかないことが多い一年でした。
しかし、よかったこともありました。健康にとても気を遣うようになったり、ちゃんと自分自身と向き合うことができたり、新たなことに挑戦したり、新しい人間関係が生まれたり。
いろいろな意味で、今年は異例の年でした。
「年末」という言葉を聞いて連想することのひとつに、
年賀状があります。
最近は年賀状離れが進んでいますよね。
わたしも、今回から、ついに離れてしまいました。
わたしは子どもの頃、年賀状がすごく好きでした。
毎日わくわくしながらポストをチェックして、宛名が自分の名前のものを一生懸命探すのです。
子どものわたしには一人で持ち切れないほどの年賀状が届いても、宛名で振り分けていくと、ほとんどは両親宛のものがなのですけれどね。
そんな中から、わたし宛のものを一枚でも見つけたときは、もう本当に嬉しくて、大切に机の引き出しにしまっていました。
子どもの頃に、友だちから届いた年賀状は、写真付きだったり、絵が描いてあったり、スタンプが押してあったりと、いろいろな工夫が凝らしてあって、見ていてとても楽しいものでした。
だいたいの場合、一言か二言、友だちの字でメッセージが書かれていて、その文を読むときが、一番楽しくて、一番嬉しかったのを思い出します。
印刷の字とはちがう、味のある手書きの文字。
年賀状を書くことは時間を必要とする作業で、だんだん疲れも出て大変だとわかっているからこそ感じる、手書きの文字に込めれた心のあたたかさ。
子どもの頃のわたしはきっと、ひどく汚い字でメッセージを書いていたことと思いますが、年賀状を出す友だち一人一人のことを考えて、文章を書いていたことには間違いありません。
新年のはじめに、心の込もったお手紙を送り合う文化は、とても素敵だなぁと感じます。
考えた末に、わたしは今回から年賀状を書くことをやめてしまいましたが、
長いこと、わたしにとってお正月の一大イベントであった「年賀状」は、
思い出すたびに心温まる一つの楽しい思い出として、
これからも、わたしの中で輝き続けていくことと思います。
ご一読いただき、ありがとうございました。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。
わたしの記事を読んでくださり、本当にありがとうございます。 もしよろしければ、ほんの少しでもサポートしていただけたら、とても嬉しいです!!