『才能は開ける』を読んで自分に転用してみていくメモを垂れ流す②
本が手元になくても、スマホがあれば必要な情報を見返せる。
noteに認めておくことで、「自分に染み込ませたい考え方」に触れる頻度が増えるのはいい感じだなぁ、と感じています。
というわけで、前回の続き。
再掲:「才能は開ける」の個人プリズム各段階の要素
本の解説をする趣旨のnoteではないので、中身が気になる方はぜひ本をお手に取ってみてください。
僕の才能は、ダイナモ。
アイディアマンだけれど、話し合ったりタイミングを読んだり、人の気持ちを察したりするのは苦手。新しいことを始めて成長させる才能。
ウェルス灯台
本書において「才能」を活かすための外せない要素。
自身の経済状況である。
今回は、②の「赤レベル」をみていきたい。
②赤レベル(収益=支出)
お金を失う心配がなくなった状態。「生存者」。もう溺れてはいないけれど、水中で一人浮かんでいる状態。短期間の意思決定しかできないので、苛立ちや無力感が募りやすい。
富を築くためのシンプルな「10ステップ」を考える。
使うお金よりも収入を増やす。
具体的には、10,000円から始めて、それを10度倍にする、というものだ。
面食らった。
頭では確かにわかるけれども・・・。
でも、「増やすことに向き合う」というのは、こういう具体性を帯びているのだろう。
これを増やす方法は大きく二つしかない。現在やっていることを、「発展させる」か、「強化する」か、とのことだ。
発展は、売上を増やすこと。
強化は、すでにあるものに着目して利益を増やすこと。
できるかどうか、ではなく、「何ヶ月かかるか」を問う。
そして、外側(人との関係性)ではなく、内側(自分自身との関係性)を重視し、規律や責任ではなく、情熱や目的にフォーカスすること。
前のnoteでは「赤外線レベル(収益<支出)」の状態から抜け出すためのステップに触れていた。いくら足りないのかを測り、市場のフローの中にいる人と繋がりながら自身の信頼性と一貫性を築くために行動を正し、変化を起こす責任を自分に強いるため義務を果たすと決意すること。
一人で、無手勝流に、あれこれ「行動ドリブンで」やっていても状況が一向に改善していかないのなら、それはやり方(あるいは戦略が)間違っているのだ、と認めないとならない。
状況が好転するための方法は無数にあるけれど、状況に応じた適切なものを、適切な時期に、適切な順序で実行することが必要である。
と、いうことなのだと思う。
月刊コーチング10月号のお便りへの回答でもあったけれど、収支マイナスをどうにかしようと思ったら、「就職」も選択肢の一つではあるのだ。「後戻り」のように思えて選びづらいかもしれないけれど、「コンパス(指針)」を持って歩んでいるか否かは大きく違うのだろうと思う。
挑戦をやめることではなく、挑戦が持続可能な状況を整える、柔軟に状況に適合しながら、「挑戦し続ける」ということなのだと思うのだ。
さて今回も、3ステップについて見ていく(前述の10ステップとはまた別のお話)。
今回も、僕自身の才能(ダイナモ)に沿って具体を見ていこう。
ステップ1:情熱を見つける
情熱について考える。
あなたは、この「一番好きなこと」を、パッと答えられるだろうか?これを書いている時点の僕は、逡巡してしまうなぁ、という感じだ。自分のことだけれど、よくわからないなぁ、とも感じる。
最近、朝起きて必ずやっていることといえば・・・・
ポケモンスリープの計測終了〜朝のゲーム内ルーティン
Twitterの通知・Slackの通知の確認、「フォロー」タブで前日最終まで見ていたところから現時点までの未読に一通り全部目を通す
LINEとstand.fmの新着チェック
その曜日に新着更新になる漫画を読む
ノンフライヤーで魚を焼く
この辺りかな。気が向いたらポケモン対戦をやったり、散歩に出かけたり、ジャーナリングをしたり、noteを書いたり、ラジオ収録をしたりする。
関心を寄せる他者の発信・メッセージ・反応について目を通し切っておきたい、みたいなことが好きなのかな?
なんとなく、そんな仕事ありそうな気もする・・・。「関心の向く情報を集め、抱えておき、それを伝える」力に長けているし、「情報摂取の許容量」みたいなものは才能なんだろうなと思う(妻に、「まねできんわ」と伝えてもらったこともある)。
これが、「価値をつくる・大きくする上で役立つ仕事とは?(=誰の商売の役にたつ余地があるんだろう?)」という問に向き合うことなのかも。
(ChatGPT使いこなせていたら、ここ深掘り進んでいそうな予感)
もう一つは、「月刊コーチング」もそうかな。収録後のnote作成は「早く書き上げてしまいたい」欲に強烈に駆られる(書く作業を通じて自分の中での理解も進むし、この表現に触れた人と話して深めたい、という欲求もある)。
抽象度をあげてみると、自分の当事者性が高く関心度の高い情報を得、咀嚼するプロセスには夢中になるし没頭しやすい。時間を使う優先度も高くなる。この傾向は10代、20代の頃から続いているね(自己啓発本やノウハウ本にハマりやすいマン)。
メタ的に見ればこのnoteもその「情熱」の発露な気がするな。「ダイレクト出版」の本が好きなのも、その性癖にマッチしているからだと思う。
そういえば、妻と繋がった一つの要素が「できないことができるようになったり、わからないことがわかるようになったりすることが嬉しい」ということへの共感だった。
学ぶこと、活かすこと、その結果得られる状態や体験、あるいはそこに向かうプロセス自体を愛しているようにも思う。
「最上志向×収集心×学習欲」の、僕のストレングスファインダー上位資質の発露している領域でもある。
そして、ここで挙げた二つに共通するのは「当事者性」だ。僕はやっぱり僕にベクトルが向いているんだと思う。自分の興味・関心にめちゃめちゃ左右される。ハマれば強いし、ハマらないとめちゃくちゃ弱い。
ここでも、自分の興味・関心をよく知っていることが大切そうだなぁと感じる。
これを書いていてまた想起したのが、ポケモンスリープだ。Twitter検索かけたり5ちゃんねる読んだりして日々の情報収集をしているし、自分の手持ちを確認して可能性を考えるのが好きだし、Slackチャンネルをつくってポケスリ仲間とやりとりするのも日々の楽しみだし。
みたいなところに、情熱と行動力の発露があるような。オタク力の発揮…?
コーチングが好きで、これを通じて日々の生計を成り立たせたくて、これを仕事にしている当事者で・・・ということで、コーチングに関する学びも、経済的な活用に対する学びにもアンテナがたち、本を読んだり発信したりをしている。
なんだ、既に日々やっているじゃん。
という気持ちと、それが「フローの中にいる情熱のある人と繋がる」ことが欠けているんですね・・・という気付きとに繋がってきたぞ。
あらためて見てみよう。
自分と同じものが好きな人たちとは繋がっている(昼活部はコーチングコミュニティだし、月刊コーチングもそう。)けれど、まだまだ結びついていない・・・?
ステップ2:スタンダードを決める
「スタンダードを決めること」は、人との接し方で決まる。自分よりも高い情熱とスタンダードを持つ人を探し、自分をそこまで引き上げること。そのための問として・・・
この問を眺めて思い浮かぶのは、宮本さん、なおとさん、こうちゃんだな(あるいはスクールの講師陣)。
それぞれの情熱と、僕の中にある共通点は微妙にバリエーションがあるようにも思う(コーチング業界、豊かな暮らし、自分の名前で、とそれぞれ第一想起するキーワードがある)。ただ、通底することは同じような気がしている。
自分の人生を、個性を、受容れ、自らを充実させる日々を追求しながら、自身のその個性が響き合う方々と出会い、その方々にとっての「充実した日々」を実現させる関係性を気付き、変化の実現をともに見据えて生きていく。
というところかな。
とすると、僕は僕自身のスタンダードを引き上げるために、スタンダードをもっとよく知らねばなるまい。
皆さんに感じるプロフェッショナリズムと覚悟の感覚があるように思う。この辺りも、探求していく問として座右において、表現していきたいところだ。
これは、『物語思考』にも通底するお話だ。
理想のキャラを構成するために、具体的な人物の特徴を知り、それを描き出していくワークがある。妻が同じように「憧れの人たちの優れた部分の水準を知り、自分の得意をその水準として表現することを考えなさいよ」という話をしてくれていた。
この辺り、具体的に取り組んでいくと良さそうだ。
ステップ3:フローに沿う
「自分のフロー」ではなく、「すでにあるフロー」を見つけなければならない。新しいことを始める再出発サイクルを延々と繰り返すことを避けなければならない。
この本の中でもかなり耳の痛いパートだ。(まさにダイナモの特徴でもあるけれど、)思いつきを色々と試してみたくなっちゃう(行動ドリブン)。その結果、「めっちゃ色々やってるように人の目には映る」けれど、その割には成果に結びつかないんだよね。
砂漠に穴を掘りまくっている、ということなんだろう。
これはベンチャー勤めの際に上司に毎日のように伝えて頂いていたけれど、「目的のない仕事などない」(あまねく活動は目的と結びつけなければならない)という話だ。
いまだにこのあたり、僕自身の成長が乏しいというところだと思うのだけれど、「それは誰のどんな嬉しいに繋がってるの?」にいつも答えられるようにしてから手をつける、という習慣が必要なのではなかろうか(こんなこと、ずっと言ってきた気もするけどさ・・・)
知っている、とわかっている、の溝。
わかっている、とできる、の溝。
そんなものをまざまざと突きつけられる領域である・・・。しんど!
これははとださんの「編集力を学ぶ会」でも触れて頂いていたお話だなぁ。「その記事はなんのために書くの?」
ちょっとメタ的に、この記事についても考えてみると・・・
この記事も見切り発車である。自分のため、に書き始めたものだ。
僕が僕のインプットをアウトプットに繋げることで、本の内容の理解を深め、実践に繋がるタスクに繋ぎ、具体的な行動とともに望む方向性への変化を叶えたい、という願いに繋がった行動である。
ついでに、この本(あるいは、この本が役にたつこと)に関心がある方・テーマの当事者性の高い方にとって、理解や実践に繋ぐヒントになれば、と思っているものである(「ついでに」、って言っちゃったよ)。
この辺りも「ステップ2」のスタンダードに照らしてみると、僕がロールモデルとしたい方々とのスタンス・それが故のアウトプットの大きな差異に繋がっているように思う。
そう、「受け取り手の目線」と、そのための表現だ。
本の内容に戻る。
今の仕事で行き詰まっている時に一番やらない方がいいこと
「仕事を辞めること」。
すぐに赤外線レベルに転落するから。
まぁ、僕はもう辞めてしまったので仕方ないのだけれど・・・!
「クラーク・ケント時間とスーパーマン時間」
新聞記者として働く時間と、スーパーマンとして世界を救う時間。「フューチャービジョンを追求するための時間を、買う」という発想。
宮本さんの「タクシージョブ」(あるいは、ライスワーク)のお話を思い出す。
フューチャービジョンに繋がった道を歩むための時間を、買う。それを叶えていくための計画を、辿る。
コーチングが「気づきと行動のプロセス」だとして、「気付き」だけでは現実は変わらない。現実を変えていく「行動」は、ただがむしゃらに何かをすればいいという話では足りないこともある。
筋のいい努力には、良い方向と良い方法がある。
方法には、計画・マイルストン・スタンダード、日々の具体的な活動を実りあるものとして重ねていくためのやり方があるはずだ。
ここまで描けて携えていられたら、先行きの長いプロセスでも、耐えて歩みやすくなりそうだ。ネガティブ・ケイパビリティは精神論にとどまらず、役立つ方法論と繋いでいくことでも高く持てるような気がする。
砂漠で穴を掘るな
口を酸っぱくして書いてある。
フローはどこにあるのだろう?
フローだと認知するためにはどうしたら良いのだろう?どんなイメージなのだろう?
お金の流れは見えなくとも、人の流れは見える。としたら、人が集まっている、行き交っている人をちゃんと見ることだろうか。
フローに沿うための5つのステップ(問)
この問に具体的に向き合っていくだけでもめちゃエネルギーが必要そうなので、ここはまた別途書こうかなと思います。
まずは、問だけ皆さんとも共有しようかな。
質問1:あなたがこれから作る仕事には、どんな評価基準がありますか?
質問2:この道を、最も一緒に歩みたいと思う人は誰ですか?
質問3:相手のニーズのうち、あなたが満たせるのはなんですか?
質問4:相手のフローを大きくするために、どうやって自分の周波数を利用して価値を提供しますか?
質問5:パートナーを組むことは、あなたと相手にどんな利益をもたらしますか?
このレベルに向き合ってみて
副業を模索する人、独立を考える人、今ある状況から新しいチャレンジへと踏み出そうとする人の多くに当てはまるお話なんじゃないかなと思う。
僕は妻のおかげで世帯としては赤レベル、個人としては赤外線レベル、という感じなので、どちらのお話も当事者なのだけれど、「今の期間だからこそ」自分の状況を眺めやれるなぁ、ということも感じている。
「ダイナモは安心するとすぐ新しいことに飛びつき始める。それを繰り返す」なんて話は耳が痛いけれど、それが僕が繰り返してきた「うまくいかないパターン」なのだと、改めて突きつけられている想いだ(今までも、異口同音に同じような話をたくさんの人から頂いてきているはずなのにね)。
自分の「情熱」をあらためて書き出してみたり、問に向き合ってみたりしながら、自分の「すべきこと」がいくつかのアクションに繋がっていきそうな予感がしている。
「コーチングを活かして、自身の個性に合った充足した生き方を叶えたい。同じように願う人たちの力になりたい」という情熱、僕からみて「フローにいる食えるコーチ」としての宮本さんとの関わり、一緒にプロジェクトとして取り組ませて頂いている「月刊コーチング」。
この「赤レベル」の章で語られていることを、自分の人生において現れている事象との紐付きで考えられていることが、幸運だなと感じる。今年の8月まではなかった景色だからね。
「個人としての赤外線レベル」については、選択肢がある。これまでのように、「セッション」を必要として下さる方々への価値を大きくしたり、より僕の才能を活かしてお役立ちできるお相手で出会う・そんなやり方を開発してリリースしたり。
あるいは、ここで見出した「情熱」を活かせる具体的な仕事・職業・組織に出会うことだったり。
ゆるやかに、でも変化の兆しは着実に感じている。
これは僕の才能「ダイナモ」に寄せて書いているnoteなので、ご自身の才能を診断したり、より詳しくワークに取り組まれたい方は、本をお手に取ってみて欲しい。
この本にあることを題材にお話しする座談会を企画するのもいいかもね。
ではまた次回!
【告知】 宮本コーチとお話しできる企画
コーチングのプロとして13年にわたり活動されてきた、宮本コーチと立ち上げた「月刊コーチング」。
3ヶ月にわたってお届けしてきたこの企画にたくさんの反響を頂き、とても嬉しく思っています。
僕自身、「大好きで価値あるものと信じているコーチング」を活かしながら、人に役に立って「食えるコーチになりてぇぞ!」と挑戦している当事者なのだけれど、大先輩に色々と実用的なお話を伺える状況にあることが、とてもありがたいことだなぁと感じてきました。
今回、「公開企画会議」的な機会があり、宮本さんのご好意で「読者の方々も自由に質問ができる場をつくってみよう!」ということになりました。
平日開催・有償というハードルはあるのですが、「踏み出して場に参加する」こと自体が、その後の行動の背中を押し続けてくれることになると確信しています。
当事者代表として僕も色々とお尋ねさせて頂きながら、コーチングを愛し、日々の実践と挑戦をされる皆様のお役に立てたらな、と思っています。
ぜひ、ご参加頂けると嬉しいです。
詳細は下記noteをご参照ください。
すぐにお申し込みたい方はこちらのフォームから直接ご連絡を頂いてもOKです!(先着10名様までで締め切りとさせて頂きます)
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。
コーチングを学んだことで、僕の変容は加速しました。
労働観が変わり、人生観が変わり、生きる質感が変わった。その感動を届けたくて、コーチの仕事をしています。
そんな僕の挑戦の原点にある想いを綴ったnoteはこちら。
コーチングに触れて、ガラリと人生が動いた話はこちら。
「居場所で人を自由にしたい」想いをインタビュー頂いた動画はこちら
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ご自身の価値観を整理したり、居場所を探していくための構想を、「喋りながら考えてみたい」という方向けに、頭の整理にお付き合いするサービスを提供しています。
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🔸公式LINE
また、直接まーと喋ってみたいぜ、という方は、気軽にLINEで話しかけてもらえたら嬉しいです(公式LINE)。今は平日10時~14時くらいの時間に話せることが多いです。
「あなたの物語に共に出会う嬉しいその瞬間」を、今から僕も心待ちにしております。
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