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コーチの仕事を通じて、どんな人生を歩みたいんだっけ?


物語を、共に創り続ける。


大好きな時間

コーチングセッションをしていて僕がとても好きだなぁと感じるのは、クライアントとの対話を通じて「同じ光景の中に居る」ことを実感する瞬間だ。


ワクワクするようなビジョンを探求したり、心の中に住まう住人達との人間ドラマを垣間見たり、一緒に脂汗をかいてしまうような緊張感に向き合ったり。話しながら、情報空間で互いの体感が繋がり、景色の中で場面を共にする。


セッションでお話する時間以上に、小旅行をしてきたかのような、没頭しながら映画を観たかのような、そんな長い時間の体感を身体いっぱいに感じて、日常に戻ってくる。


まだ、ここになかった物語に、いま、この場に居合わせているから、出会っていくことができる。最初に味わうことができる。それが、誰かと共有する思い出の光景となる。僕は、このプロセス自体をとても豊かだと感じている。



光でも、影でも。

クライアントがコーチを雇う目的は様々だ。

現象として表れていること、自身の欲するもの、この時間に期待すること、関わろうと思う期間。クライアントの数だけ事情があり、クライアントの数だけ物語がある。

しかしながら通底するのは、セッションを通じたこのプロセスが存在すること。


「あなたとの物語をこれから一緒に観るのが楽しみだ」なんて無邪気に伝えたくなるのだけれど、決して安くはない金額を僕に託してコーチングをご依頼して下さる方には、能天気に聞こえるかもしれない。


「本気」に触れること自体の、楽しみ

「踏み出した仕事がしっくりこない」「前に進むために必要な行動がわかっているのに踏み出せない」「どれだけ行動を積み重ねてもなぜかいつも同じような失敗を繰り返す」。表象する「困りごと」を乗り越えて、明日からの人生をより佳くするために、意を決してやってくる。


どこか余裕のない浮かない表情、不安が表れている身体の強張り、緊張感の漂う声色。一人で試せることは試し尽くして、それでも前に進みたくてコーチの門を叩く。それは、自分の人生の主導権を、しっかり自分で握って生きたいのだ、という決意の声に聞こえるのだ。


まごうことなく、本気。


そんな、自分の人生に本気の気持ちを向け始めた方々が、自分に自分の願いを教える為に、踏み出せた先の果実を手にするために、不都合な繰り返す悪夢を終わらせるために、対話を通じて、景色を共創し、気づきを掴んで日常に持ち帰っていく。


そんな時間に立ち会うこと自体に、とてもとても心惹かれている。



物語は、続いていく。

セッションが終わった後、数日が経過したのち、どころか、契約期間も終わり、一年以上が経ったクライアントに連絡をとる。「物語の続きを聴かせて欲しい」と、ねだる。週刊連載の漫画雑誌の新刊発売日が待ちきれないかのように、僕は携わった方々の物語の続きを欲している。


行動すれば、次の現実。


セッションで決めたネクストアクションが、叶っても、叶わなくとも、僕は続きの話をしたいと思っている。行動できたなら前進を喜べばいい。行動できなかったなら、より目的に適う行動を探せることを喜べばいい。


うまくいくことも、うまくいかないことも、生きていれば、溢れているし、ありふれている。それでも、関りを積み重ねていく中で、着実にその生の旅路は、前進していく。

そうしてその過程で、クライアントの顔つきは、門をたたいた当初とはまるで別人のように変わっていく。もう何度も目の当たりにしてきた。そして、そんな顔に出会う瞬間が狂おしいほど好きだ。


顔つきの変わったその先で

願わくば、「私自身が私の人生の続きの物語を早く観たいから、さっさと今の壁、乗り越えてくるわ!早く続きの景色を見よう」と颯爽と日常を駆けだして欲しい。

そんな人たちとの関わりの連鎖で、人生を満たして生きたい。話す時間も、観た光景に向かう過程も、望む景色に辿り着いた喜びも、次の物語へと歩み出す期待も。人と真摯に向き合い、共に物語を紡ぎ続けながら生きていく人生を、とても豊かに感じるのだ。



ここまで読んで頂き、ありがとうございます!


僕は、妻と一歳の子どもと群馬県に暮らす、33歳の話好きです。

「妻と子供と過ごす時間を大切にしながら生きたい!子どもに誇れる仕事をしたい!大切な時間で人生を満たしたい!」と願っていたら、コーチングに出会いました。

どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。

労働観が変わり、人生観が変わり、生きる質感が変わった。その感動を続けたくて、コーチの仕事をしています。


今回の投稿をお読み頂いて、「自分のこれからの物語に出会っていきたい!」とご興味をお持ちいただけたなら、お気軽にお声掛け頂けたら嬉しいです。(公式LINE

あなたの物語に出会う日を、楽しみにしております。



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