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【私の経験】販促企画の面白さを、ひとつの仕事から考えた

仕事の経験を書きたい、と思うと膨大な量になりそうだし、まとめられるのか。
という一抹の不安。
そこで考えたのは、職種ひとつひとつをnoteに書いてみよう、ということ。

大学卒業後入社した企業では、ルート営業、システムインストラクター、販促企画、新入社員研修、営業研修、審査等、様々な職種を担当してきた。

最初は、やってみて、これは面白い、と思った仕事。販促企画(販売促進企画)の一部を書いていこうと思う。

入社当時はコピー機の販売会社。
コピー機も単体から、プリンター、スキャナーを搭載し複合機に。
複合機になると、ネットワークの一部となりネットワークの知識を求められるし、それに伴いパソコンやソフトウエアなど周辺機器も併せて販売するようになった。

商品ありき(プロダクトアウト)だけではお客様に価値提供が難しくなっていた時代だし、周辺機器に至っては商品ありきで通じることのほうは難しい。
周辺機器は特に、お客様への価値提供(マーケットイン)を考えていくことが必要だった。


●販促企画で主にやっていたこと


・販促ツールの作成
・イベント企画、運営

このnoteに書いていくのは販促ツールの作成について。

●やり始めたきっかけ


上司からの指示が作成のきっかけ。
上期の最終月度に営業本部長から上司へ指示があり、その時は上司が作成。
下期からは私が担当することになった。

ベンチマーク先はなく、手探り状態。

相談相手は上司だった。

●決まっていたこと


・毎月1日に発行すること
・DocuWorks(ソフトウエア)のTipsを入れること
・小冊子で作成すること 最低でも表表紙、裏表紙までで8ページ(最大16ページになったことがある)
マーケットインの考え方で表現すること
・CI(コーポレートアイデンティティ)に則ること

書き出してみたら、決まっていたことはこれくらい。中身についてはひとつだけ、自由に商材の選択ができた。


作成したものの一部。

●おおよその流れ


・掲載商材を決める。ディストリビュータから提案されることや上司からの指示で掲載することもあった。慣れてくると、私の判断で掲載商材を決めていた。

・掲載する商材を「価値あるもの」と読んで理解いただくために、ディストリビュータから情報収集。ディストリビュータからの情報で不足を感じた場合は、メーカー担当者を紹介してもらい、商品の理解を深める

理解を深めないことにはお客様に価値提供が難しいと感じたため、ここは粘り強く教えていただいた。
メーカー担当者から教えてもらっても理解しづらいときは上司からも教示していただいた。

・DocuWorksのどの機能をどのように見せるか
→自社商品ではあるが「機能そのもの」ではなく、お客様の課題解決につなげるために、が軸。お客様の仕事につなげて表現することを心掛けた。

●デザイナーと協業


私にデザイナーをつけてもらっていた。言い過ぎかもしれないけれど、販促ツールを作るに彼女は欠かせない存在。
週2~3日の出社に合わせて、私が下準備をしておく。

彼女の口癖は「わたしが理解できるように文章を書いてください。わたしをお客様と思ってください。」

商品に詳しいわけでも、ネットワークに詳しいわけでもない。至極まっとうなことを言っている。
お客様と見立てて文章を作るには最適の相手だった、と思う。

文章はもちろんだが「この商材の価値はこう表現してほしい」と依頼もした、挿絵の話だ。商品の説明をし、お客様への価値提供のポイントを説明する。
それから挿絵を描いてもらうのだ。

納期が短すぎる、といわれたこともあったが、譲れないものは譲れない。

こうやって文章にしていくと、彼女には相当負担をかけていただろう、と今さらのように思う。

※販促企画はこの冊子だけではなく、1枚物のフライヤー作成が複数枚あった。
イベントが入れば、イベント用の販促ツールも制作してもらっていたので負荷が大きかったと思うのだ。

●上司への相談タイミングはいつか


・掲載商材を決めた時→基本的にNGはなし
・おおよその概要ができた時→商材を提供する表現の確認
・公開前、最終チェック

毎月発行すること、お客様への価値提供の表現ができていれば細かいことは言われなかった。
わたし的には自由に仕事をさせていただいていた。マイクロマネジメントを苦手とすることを見抜かれていたのかも。ありがたい話だ。

●どのくらい続けたか


・最終号は46号
・約4年間継続
終了したのは会社の合併、人事異動等がありこれが直接的な原因。残念だったけれど、やむなし。

●この仕事の面白さ、印象深かったこと


商材を例にとってお伝えしたいと思う。
WEBミーティングシステムを掲載したことがあったのだか、これは印象深かった。
今の時代はZOOMをはじめとした、ソフトウエアがいくつもある。

私がこの冊子を作成していたころは様々な商材を組み合わせて提案していた時代。ディストリビュータから紹介された商品を複数合わせてWEBミーティングができると知ったのだ。しかも、画面共有ができたのだ。

今となっては、ソフトウエアがあれば対応できるが当時はそういうわけにはいかなかった。そのアイディアはたぶん上司が出したと思うのだけれど。

ワクワクした

商品を組み合わせてお客様への提供価値を見通した知恵。知識がないと当然そこにはたどり着けない。
この仕事の面白さはここにあるのではないか、と思う。

●うれしかったこと


この冊子を継続して作成しているときに知り合ったメーカーの方から、この活動をイントラで全国に共有していただけたこと。スタッフワークには光が当たりづらい、と理解していたのでこれは本当にうれしい出来事だった。

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