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写真展「カメコ展~40歳を過ぎた男達が撮る Dandyism~ 」Wedding 総括

2024年7月17日~21日 ビーツ

四年連続で Tamotsu.Sogawa 氏主催の「カメコ展」に参加しました。

DM

過去三年間の総括は以下となります。

今回のモデルを務めてくれたのは ゆなしーです。Wedding Dress でのポートレートは今まで撮影したことがなかったので、白と黒の2つのスタジオで撮影させてもらいました。

ギャラリーへ行く前にWebで展示風景を見たのですが、何か違和感を感じました。それがこのレイアウトでした。四枚の写真が等間隔になっています。
あれれ?と思い、送った指示書を見たら違ってました(笑)
17日(水)、18日(木)はこのレイアウトでした。何に違和感を感じたかというと、右の二枚が類似に見えて、バランスが悪く感じるんです。

等間隔のレイアウト

ということで、19日(金)からは指示書通りの下記のレイアウトでした。
それは2ペアのレイアウトと呼ぶ、左の二枚を一組、右の二枚を一組としてレイアウトです。左の二枚は白いスタジオ、右の二枚は黒いスタジオという写真の質の違いもあります。

2ペアのレイアウト

この2ペアには雑誌を捲るような見開きの左と右で分離する意味があります。これだと右二枚の類似っぽく見えるバランスの悪い箇所は解消されると思います。何故なら、雑誌で左右見開きの2ページの写真が少し類似でも気になりませんよね?最初のレイアウトのように4枚を均一の重さにするとそこがアンバランスに見えるということだと思います。そのように同じ4枚縦の展示でも少し配置を変えるだけで、印象が変わるということが面白かったので、紹介させてもらいました。4枚均等なレイアウトであれば、この4枚をセレクトしなかったですね。

では、展示した四枚の写真をピックアップします。

カーテンが大げさに括られていましたので、それを前ボケに使って、窓からの自然光で撮影した一枚です。大きな緑色のビンを持ってもらうことで色合いに変化を付けました。


白い手袋をしてもらって、ベッドに寝てもらった一枚です。殆ど白い世界の中で紅いルージュが際立つ一枚です。乱暴に結ばれたカーテンは寧ろそのままで撮影しました。急に解いたらペアを組ませ難くなるので。


ここからの二枚は先の二枚とスタジオが変わっています。上部をプリズムで光を拡散させて、変化を付けました。光の拡散が大きな天使の輪のうように見えることを狙っての仕掛けです。


スモークを炊いての撮影でした。やったことがある方は分かると思うのですが、スモークの位置や形って制御するのが難しいです。これは理想的に上手くスモークが演出してくれた瞬間を捉えることが出来ました。

という四枚でしたが、どの写真もこの写真が好きと言ってくださる方がいて、この四枚を選んで良かったなと思いました。

主催のたもつさん、他一緒に展示してくれた写真家さん達、ビーツの岡島さん、そしてご来場くださった方々、ありがとうございました。Weding Dressで撮影させてくれたゆなしーにはとても感謝しています。

では、また。


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