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一緒に過ごしたカメラの話

「写メ」が通じる世代だ。気軽に写真が撮れてそれを誰かに送ったりインターネットに載せられたりするのは便利だな~と感心したのは一瞬で、いつの間にか当たり前になった。

カメラがなくても写真は撮れる。なんでカメラを買おうと思ったのか、はっきり思い出せない。これまで4台のカメラたちといろんなところに行った。

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一番古株はコンデジ。Canon IXY 400F。友達がお揃いのオレンジを持っていたからたぶん大学1年の冬頃に一緒に買ったんだと思う。この子には水中用のハウジングをつけて海にも潜った。

「一人旅をしよう!」と思い立った大学3年のときにせっかくならそれっぽいカメラが欲しくなり、ミラーレス一眼を買った。OLYMPUS PEN Lite E-PL1s。カメラを構える姿に憧れはあるけど、ゴツイ一眼は重くて持てないな~と言ったらこれをおすすめしてもらった。

しかしその1年後「よし、動物園水族館めぐりしよう!」とCanon EOS Kiss X5を買うのである。それ以降はKissがメイン機になったので、PENは約1年でご役御免となってしまう。でもPENと一緒に過ごした時間はとっても充実していて、それを写真に残せて本当に良かったと思っているし、PENを使っているときに「ジオラマ機能を使うとそれっぽい写真に見えるよ!」と教えてもらって今でもコンデジでよく活用している。PENがあったからKissにも踏み出せたんだと思う。色々書いたが1年しか使ってあげなかったことへの懺悔だ。もう使うことはほぼないと分かっていても手放せないでいる。

一番新入りは、といっても社会人1年目に買ったからもうだいぶ前になるが、Canon PowerShot S120。陸はKiss、海はIXYで使い分けていたが、さすがにIXYに限界を感じたので水中用としてハウジングとともにチェンジ。ちなみにIXYも壊れたわけではないのでまだ手元にある。使えるのかな。

このパワショがかな~り優秀で、陸でもだいぶ使い倒した。約6年半。最近突然電源が落ちたりフル充電なのに電源が入らなくなったり、そろそろ限界かな…と思うことが増えたので引退が近いかもしれない。

陸のKissは約8年半、もう元は取ったと十分思えるくらいがんばってもらった。世の中のカメラ事情もだいぶ変わり、もっと軽くて性能のいいものがたくさん出ていることも知っている。そろそろ新しくしたいな~の気持ちでここしばらく過ごしている。

私はどうも物持ちがいいタイプらしく、スマホもカメラも「壊れて終わり」ということが今までない。自分で見切りをつけないといけない。新しいものに手を出すのはワクワクするけど、今まで一緒に過ごした子たちを触らなくなるのは、なんとなく寂しい気持ちがある。

コロナが落ち着いて、自分の気持ちも落ち着いて、外に出てもっとたくさん写真を撮りたいなと思えるようになったらきっと新しい子を選ぶと思う。それまではひとまず貯金である。ボーナス出ないかな~まあしばらくは無理か。

何年か前にお気に入りの10枚を選んだことがあった。パパッと選んでまとめたのでクオリティは高くないが、どんな写真撮ってるの?と聞かれたときに自己紹介代わりに見せている。これ以降も色々撮っているが、やっぱりこの10枚は結構気に入っている。

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それぞれの写真にそれぞれの思い出がある。アウトプット欲があるうちにやる気が出ればきっと上の写真も再登場すると思う。少しずつ思い出しながら書いていきたい。

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