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若返りの薬を求める人は若返れないと思う

新たな若返りの薬が話題だと、ホリエモンのチャンネルで知った。

そもそも、なぜ若返りたいのかがよく分からない。私は童顔+好き勝手生きてるので実年齢より5-7歳下に見られることが殆ど。言動や行動や仕草が子供っぽいかな?など心の中では悩む事もしばしばで、まぁ自分がどう見えるとかどうでもいいけど、どちらかというと歳上に見られたいくらい。なのに、大半の人は若く見られたいらしく。とりわけ台湾人は歳上に見られるとマジデショックを受けるので、その心理が気になってはいた。

わたしの結論は、「若返りの薬を求める人は若返れないと思う」だ。若さを求める行為は、老いを受け入れた上に成り立っているからだ。老いという概念が身体に入っちゃってる時点で捉われているので、老いを止める事は出来ないと思う(全く論理的な説明ができない泣)。
そもそも自分のこと外から見れないんだし、なんでそんなに拘るかと思うのだが(そこにお金使うより、楽しい事した方が楽しくない?)。変化するのは自然の摂理だし、何千年も求められてきて見つからないんだから、諦めなよって思うけど。
しかし、だから売れるんだよナー。納得させられればビジネスになるんだよナー。

今回この件に触れたくなったのは少し生物学に触れてきた人間だからで。実験生活を思い出したついでに、当時のカオスを吐き出したくなったのだと思う。ここからはひとりごと

院を辞めた理由を改めて答えるとしたら、訳が分からなくなった。が素直なところだと思う。
ある魚の遺伝学に取り組んでいた4年前。デザイナーズベイビーがドラマのネタになったり、研究でまさに取り組んでいたゲノム編集技術が中国で問題になったりして、自分がしている事の意味について考える日々が続いていた。
自然から隔離した自然を実験・観察する事は無意味なのではないか。生物の設計図をいじる行為を私なんかがして良いのだろうか。パソコンばっか眺めてて自然に触れてない。生き物が好きでこの道を選んだのに、生き物に触れている実感がない(実際には魚の世話をしたりヒレを切ってDNA抽出したりして触れてはいるのだが)。でも研究室にいたら進むしかなくて。頭の中の答えの無い問いひとつひとつに立ち止まって考えたいのに、止まる事が許されない(って、思いたかったのかも)。

現代生物学の生き物への向き合い方にたくさんの疑問があったので、せめて修士取れるまで真面目に取り組んで対抗できる武器を持つ事も考えたけれど、不真面目なので諦めた。いつ死ぬか分かんないのに、我慢して合わない居場所にいる必要ある?あと1年ここに居るより、もっとワクワクする場所に行きたい。そういう身勝手な理由で、夏の終わりに突然消えた。

結局大学を去った翌月から野生動植物が沢山の里山にお世話になり、そのまま3年暮らして、今は台湾にいて、魔女になりたいとか見えない力がどうとか言っている。

私の選択は確実に正解だった(こういう時、正解って言うしかないよね笑)。

仮に院に残ってどこぞに就職したとしても、この気質なので社会の流れからいずれドロップアウトしていただろうし、今の生き方が最短ルートだったのではないかと。家族にも心配かけたけど、今の私は確実に生き生きしてるのでこれで良かったのだと思う。

若さや老いを気にする時間が勿体ないくらい、ワクワクしてれば若く居られる。私がその証明

#台湾 #workaway #アンチエイジング

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