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女1人で全個制覇(^^)「47都道府県女ひとりで行ってみよう」

本(47都道府県女ひとりで行ってみよう)

47都道府県を月1回のペースで全国制覇した旅行エッセイです。タイトルにあるように女性1人で旅したもので、年間12カ所ですから、2003年から2006年まで足掛け4年かけたことになります。
筆者の益田ミリさんはイラストレーターですが、エッセイや小説も執筆しています。文庫本では1地方5ページ程で、6ページ目に旅の出費内訳と4コマ漫画が描かれています。筆者は東京在住なので基本東京が起点となりますが、大阪が実家のため関西など近隣方面は大阪が起点となります。

旅のスタイルは交通費と宿泊費が一緒になったビジネスパックを利用、ホテルはビジネスホテルで、旅の情報収集はもっぱらガイド本がメインです。ガイド本を参考に観光スポットを巡り、食事は女性であまり社交的とはいえない筆者のキャラゆえか、旅先での食堂は敷居が高く、地元のスーパーやコンビニで総菜を買って、ホテルでテレビを観ながら食べるというパターンです。

地元の人に積極的に話しかけてコミュニケーションを取るという感じではなく、どちらかといえば成り行きに任せるといった旅でしょうか。
それでも筆者いわく、最近涙腺が緩んできたと書いているように、旅先での様々な感動にも出会います。岡山では同級生だった女性の子供が最後別れる時に、自転車後部座席から何度も振り向いて手を振ってくれた時には、涙が出そうになったと書いています。
またどこだったか、食堂のテーブルの向い合せに座った母子が注文する時、娘が何がいいのか読み上げるメニューを聞きながら、母親が頷く姿を見て、涙があふれてしまったとも書いています。

私も旅行好きですが、やはり旅に感動はつきものです。普段は全然気にしないことでも、旅先であるがゆえに、全く違った印象を持ち感動することがあります。それは旅が人を惹きつけて止まない魅力でもあります。

最後に旅好きである自分からも補足させてもらいます。旅先のご当地グルメは、旅の楽しいみの1つで、お酒も好きな自分は、夜1人で地元の繁華街や歓楽街に繰り出し、地元の料理とお酒を楽しむのが最大の楽しみといっても過言ではありません。
あと旅の2大出費である交通費と宿泊費で、宿泊費は男ゆえ、地元のカプセルホテルにアポなしで泊まることもあります。以前はビジネスホテルを利用していましたが、夜はどうせ飲んでホテルに帰ったら寝るだけですから、それでもOKと。あと大浴場が多いのも好きなんですね~。もっとも横浜に2泊した時は、1泊目がカプセルホテルで、2泊目がクラシックホテルのニューグランドに泊まる裏技も使いましたが(笑)。

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