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なんて自由なんだ、これが表現なのか

ダンサーで振付家のTAKAHIROさんが、今から6年も前になりますが、某テレビ番組に出られたときのナレーションと発言を下に記します。

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少年時代は勉強も運動も得意ではなく、夢中になれるものも特になかった。ところが、ある日ー

「高校生の時テレビを見て、風見慎吾さんの『涙のtake a chance』という曲で。

shueisha 1985

もうね、歌いだしたらロボットダンスから始まるんですよ。ロボットダンスして、ウネウネって動いて、途中でマイクを置いて踊り出して、バク宙をして、マイクを取ったら息ゼイゼイで、歌がガクガクだけど歌うんです。あ、なんて自由なんだ、これが表現なのかと僕はそこでバーンを衝撃を受けて、この人みたいになりたいと思った。

shueisha 1985

人生で今まで何をやっても僕なんか無理だっていつも思っていたのに、これだけはやりたい、僕もできるかも、っていうふうになんか希望を持って、その日から毎日毎日それのマネをして、どうやるんだろうどうやるんだろう、先生もいないけどどうやるんだろうって、やり始めたのがきっかけです。」

初めて夢中になれるものを見つけたTAKAHIRO。誰に教えを乞うでもなく、独学でダンスの腕を磨いた。 

「白の美術館」BS朝日  2018年6月4日

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慎吾ちゃんが踊っていた1985年、彼はこう言っていました。

「ポケーッと見てないで、キミもやってみたら?」「特に先生についたわけじゃなく、全く独学だから、キミだって絶対できるよ。」 風見慎吾 shueisha 1985