mochizukiのICT活用ワンポイント(7411回〜7417回)
7411回(6/14)オンライン授業のポイント1
「オンライン授業が難しい」
・子供たちの家庭におけるネット環境
・端末
・学校のネットワークの太さ
などとは別に、オンライン授業がなかなかやりにくい理由があります。
たとえば、提示するサイトのURLを示して開いてもらう。
それだけでも時間がかかるのです。
一人一人の画面が見えるわけではないので、開くことができているのか、もしかして違うサイトを開いてしまっているのかわからないわけです。
違いサイトを開いてしまっていると、その先の進み方が違ってしまうこともありえます。
そのために、
・開いてもらうURLなど事前に情報を流しておくこと
である程度防ぐことができます。
それだけで授業時間を効率よく使えるのです。
どうやって流すか。GoogleClassroomなどやメール・メッセンジャーでもできることですよね。
7412回(6/15)オンライン授業のポイント2
昨日のポイントからもわかることですが、
もし「わからない」「画面が違う」という子供が出てきたら。
どうなるでしょうか。
教室の中であれば、
・先生がその場にいって画面を見る。
・近くの友達が教えてあげる。
などできることですが、
オンライン授業の場合どちらもできません。
一対一の状態で、その子供ができるまでやりとりを続ける間、
他の子供たちは半ば放置状態になります。
30人以上の子供たちが画面の向こう側に一人ずつ自宅にいることをイメージしてみると、通常の授業はできなくなってしまうのではないでしょうか。
もともと教室で行っている内容・スピードと同じことができるわけではない、のは当たり前ですけどね。
7413回(6/16)オンライン授業のポイント3
リモートでプログラミングの授業をするとき、
・子供たちはZoomなどにつながない。
ようにお願いしています。
なぜかというと、せまい画面の中で、
・プログラミング画面
・Zoom画面
・共有画面(説明)
のウインドウが重なってしまうと、
今自分が何をしているのかわからなくなるからです。
もちろん事前に、「同一画面の中でのウインドウ切り替え練習」が十分にされていればよいのかもしれませんが、それより
・Zoom+共有画面(説明)は教室に大映しする。
・子供たちはプログラミング画面のみ。
とするほうが、子供たちは作業に専念できるのです。
大きく提示する画面(板書も含む)がこれからも大切なのはいうまでもありません。
7414回(6/17)ChromebookでMESH
やっとChromebookで、プログラミング教材「MESH」が使えるようになったというニュースを見てさっそくソニーさんからお借りして試しています。
もともとは、1年半ほど前に初めてお借りした際、
・Chromebookは対象外
だったものの、MESHアプリで不完全ながらつながったため、ソニーさんに対応をお願いしてきたものです。
今回の接続対応は、
・MESH本体(ブロック)セット
・MESHブリッジ・・・USBで接続する中間機器(これは既存のもの)
・MESHブラウザアプリ(サイト)
https://meshprj.com/jp/products/app/browser.html
で可能となっています。
さっそく試してみると、ブラウザ上にMESHプログラミング画面があらわれて、ブロックの接続、プログラミングができました。
ただ、まだレシピ(つくったプログラム)の書き出し・読み込みには対応していないそうです(今後アップデート予定)。
今後に期待できそうですし、
GIGAスクール端末で一番多いChromebookに対応した、ということは学校への教材導入にも影響しますね。
7415回(6/18)iPadでPython
来年から使われる高校「情報Ⅰ」の教科書を、教科書展示会で見てきました。めだったのは
・Scratch
・VBA
・Python
が多かったことです。
外部接続機器(教材)としては、micto:bitが取り上げられていました。
私もPythonを教えてきましたが、
高校でiPadを使っている地域もあるということで、
・iPadでどうやってPythonの授業をするか。
は、試しておかなければならないことです。
WindowsやChromebookでは、jupyter notebookを使ってきましたが、
今回は、Google Colaboratoryを使ってみました。
https://colab.research.google.com/
・Chromebookからアクセス
・iPadからブラウザでアクセス
してみました。
開いた画面で新しいノートブックをつくり、クラウド保存すると、
Googleドライブに「Colab Notebooks」というフォルダができその中に保存されました。
また、同時に開いていたiPadブラウザからもアクセスできるため(Googleアカウントでログイン)そこで編集(入力・実行)できますね。
これでiPadを使ったPython研修・授業ができそうです。
7416回(6/19)こどもSuiteを使ってみる
Google Workspace のアドオンとして開発されている「こどもsuite」を試用させてもらっています。
今のところ
・Googleスライド
で使えますが、今後はドキュメントなどにも展開するそうです。
・学年別漢字
・縦書き対応
・使用許諾がとれているイラスト
・テンプレートや図形
など、あるといいよねと思う機能がどんどん追加されていくようです。
アドオンなので、サーバ型のようなアクセスが混み合うことも少なさそうですね。
しばらく使ってみて、いろいろなアドバイスをしていこうと思います。
7417回(6/20)今週のまとめ
今週は、
オンラインの会でのでも授業を経ての、
・オンライン授業のポイント
についてと、
試用を始めた
・MESHのChromebook対応
・こどもSuiteアドオン
やiPadでPythonをどう教えるかなど、
これから取り組んでみようと考えていることのさわりを書いてみました。
来週からは、これらを少し期間をとってくわしく試用していこうと考えています。
続きは次回(6/27(日)にまとめて配信します)。
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