図鑑みたいで楽しいな。Google検索結果の下位分類/代表種/品種キーワード事例まとめ38件(随時更新)
仕事柄、検索結果をながめているとときどきユニークな機能を見つけます。これまで事例をまとめてきたFAQ構造化データやHowTo構造化データ、絞り込み表示とは別に下位分類の表示を見つけたのでこちらにまとめていきます。
Google検索の下位分類とは
野菜や果物、お花など植物関連の検索キーワードで表示されることがあるGoogle検索結果の機能のひとつ。
上記にまとめた絞り込み表示に近いけど、カロリーや栄養価・学術名のようにデータベース寄りなのではないかと思います。
(正しいガイドラインが見つけられなかったので、公式情報をご存知の方がもしいらっしゃいましたら教えてください)
たとえば、このキャプチャは「トマト」の検索結果に表示される下位分類です(SP版表示にしていますがPC版は映画情報のように横長のカルーセルになります)。
日本以外のデータも含まれていそうなので、おなじみのミニトマトからはじめて見るブラッククリム、クマトなどトマトの種類がずらっと並んでいます。
ガーデニングや青果関連のお仕事をされている方にとっては検索露出が増える(検索導線が増える)とも考えられますね。
私の場合は単純に図鑑みたいで面白いなという印象です。海外のスーパーで日本ではお目にかかれない食品を見るのが好きなので、見たことも聞いたこともない野菜や果物はなおのことテンションが上がります。
ちなみに下位分類をクリックする前は、PC版だと下記のように表示されています。いわゆるオーガニックのエリアとは別カラムの右側に来ます。
下位分類が表示されるキーワード事例
またこれも絞り込み表示や他の人はこちらも検索の分類付きと同じく、表示される検索キーワードにバラつきがあるようなので見つかり次第追記していきます。
トマトは下位分類が20種類以上・後述のバラは45種類以上あって特に豊富ですが、少ないものでは2種類とかなり表示内容にも差があるようです。
※野菜・果物に比べると、お花が特に豊富です。
なお、農林水産省の厳密な分類ではスイカ・メロン・いちごなどが野菜となるかと思いますが一般的なイメージで区分していますので悪しからずご了承ください。
【野菜】
トマト
タマネギ
キャベツ
パセリ
バジル
【果物】
果物は表示されるキーワードがまちまちだったり、あまりなじみのない分類も表示されています。欧米のデータと紐づいてるんだろうか。
リンゴ
全然日本の品種ない…!
メロン・マスクメロン
いちご
オレンジ
アボカド
ラズベリー
スイカ
柿
【お花】
お花は下位分類の種類が豊富で華やかです。どのキーワードでもだいたいそうですが画像検索の色にあわせてラベルの色が変わっているの、かわいいなあ(特にクレマチス)。
バラ
クレマチス
ユリ
蘭・ラン科
チューリップ
ネモフィラ
水仙・スイセン
水仙はスマホ版で動画も大きめに表示されていました。育て方を知りたい人が多いのかな。
【虫】
植物以外に、虫の名前でも下位分類の表示が確認できました。
※あまり心臓によろしくない方もいるかと思うのでPC版のサムネイル表示で掲載します。
アリ
セミ
クワガタ
テントウムシ
【動物】
動物の名前では後述する犬や猫のように、品種が表示されるケースがあるのですが一部の動物名では下位分類が表示されました。
鳥
ハムスター
ハリネズミ
ゾウ
クマ
ペンギン
下位分類が表示されないキーワード例
調査時点では、にんじん、ナス、梨、レモン、マンゴー、ブルーベリーなどでは下位分類が表示されませんでした。また、野菜、香辛料、ハーブ、ベリーなども表示が確認できません。
代表種が表示されるケース
一部の樹木や魚の種類、動物名などでは、下位分類の表示はなく代表種の表示されています。
広葉樹
桜
淡水魚
海水魚
(なんかシープスヘッドとオニカマスの画像があきらかに違う…。)
ウサギ
品種が表示されるケース
また、犬や猫では下位分類でも代表種でもなく品種が表示されるようです。
犬
猫
モルモット
固定リンクが表示されるメニュー例
なお、下位分類のほかにも以下のようなリッチコンテンツへのリンクが表示されて検索結果をスクロールしても上部に固定されるようです。面白いなあ。
・概要
・レシピ
・栄養成分表
・動画
・下位分類
・代表種
・品種
・他の人はこちらも検索
検索結果はユーザーのニーズにあわせてどんどん変化していくのが面白いところだと思っています。なかには淘汰されていく機能もあると思いますが、探したいものが広すぎてどれだか特定できないときや気付きを得たいとき、アイデアをシャープにしたいときにこうした機能は便利ですね。
また事例や傾向が見つかり次第更新したいと思います。
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