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わたしが「介護保険」や障害者向けサービスを使い倒して、今やっていること。

難病で、障害者手帳「体幹」5級を持っている。

それほど、日々困る障害ではない。
例えば、電車で席に座っていると、だんだんと隣の人のほうへ、身体が傾いて行ってしまい、ひじが触れて、

「あ、すみません。」


となる程度。


昨年、股関節の再手術をしてから、3回、股関節脱臼をしたり、気づけば同じところを4回手術していたりと、身体を切り刻んでいるうちに、

常に痛みがあります!

駅まで、歩いていけません!


障害と違って、いつか治るものと認識しているが、なかなか治らない。

その結果、介護認定を受けて、

「要支援2」


となった。

こうなったら、あらゆるサービスを使い倒して、生活の質を向上してやろう! という気持がメラメラと湧いてきて、
7月末ごろから、いろいろな行動をはじめた。


まず、アルソックの導入。無料!


65歳以上のお年寄り向けのサービスだが、障害者も導入できる。
我が家の天井には、アルソックのカメラが設置され、
12時間、人間を検知しないと、アルソックから電話が来る。

「何かありましたか?」


孤独死をしても、12時間で発見してもらえるというわけね。
監視される生活、スタートです。


天井で監視するアルソック。寝室は奥だから、寝たままだと緊急ボタンが鳴る


緊急ボタンを押すと、

「緊急です! ピューイピューイ、緊急です! ピューイピューイ」


と、機械が大騒ぎをして、アルソックの人が電話をくれる。
鍵を預けてあるので、緊急のときは扉を開け、救急車を呼ぶなど、
適切な行動をしてくれるというわけだ。

最初、「緊急です!」のボタンをどう解除していいのかわからず、大変近所迷惑だった。

緊急ボタンは、メインの機械にひとつ、持ち歩けるサイズのものがひとつある。


なぜか、防水ではない。ジップロックに入れてお風呂に入れと言われた。


また、

「再び、股関節脱臼をしないため」に、
お風呂の手すりやいすなどを購入。


よっこらしょ、とお風呂に入ったとき、股関節脱臼をすることが多いと聞いて、けっこう急いで購入。

え、お風呂の中に入れる台座的なものが、1万円オーバー?
イスも手すりも、〇万円レベル。高!


しかし~。介護保険を使えば、1割負担~♪


全部で、数千円で済みました。介護保険、払ってきてよかった~!

ベッドの手すりと、部屋の要所要所にポール状の手すりを付けた。
これらはレンタル。大した金額にはならない。


それに、レンタルだと、何かあったらすぐに営業マンがやってきて、
不具合を治したり、取り替えたりしてくれるしね♡


そういう意味で、大変ありがたかったのが、
お年寄りが乗る、電動カート。
便利なもので、今、これがないと、買い物も通院も、薬をもらいにも行けない。


玄関で充電中の愛車。

しかし……。
これに乗るまでに、なっちまったんだな――。

まだ50代なんだけどな……。複雑な思い。


こうなったら、できることはなんでもするぜ!

と、理学療法士さんのリハビリを週1から週3に増やし、
週に2回、ヘルパーさんが来てもらうことにした。

ヘルパーさん。

1日は、買い物。
本当は一緒に行って買い物をすべきところなのだけど、今、足痛で歩けないので、代行で買ってきてもらう。

買い物リストを渡すのだ~。

もう1日は、掃除。
掃除機をかけ、クイックルワイパーでマイペット拭き掃除をしてくれ、
トイレとお風呂の掃除、または洗濯物を干してくれることも。


ありがたいことだ。

8月は、

「上半身の体力強化だ!」


と、運動系のデイサービスに、週2回通いました。

平均年齢、80歳。
元気な97歳のおばあちゃんから、

「え~! 50代? 見えないわ~。30代かと思った!」

「40代に見えるわよ。かわいいからまだいけるわよ。」


と、久しぶりに「若く見えるわ~」と盛大に歓迎される。

90代から見たら、30代も40代も50代も似たようなものなのかな?
と思った。

いや、30代はないだろう。うん、ないわ。


楽しく活動していたのだけど、足痛が強くなり、1か月でお休みとした。
だって、歩けないのだもの。


また、ゴミをごみ集積場に持っていくのが怖くなった。
雨の日とか大変だし、
転倒しそうだし。


ということで、

「ふれあい収集」


というのを頼んでいる。

最初、清掃事務所に連絡したとき、

「いくつですか? 50代? あー65歳以上向けのサービスだからねえ。」


と言われてムッとした。
障害者も対象なのに。

で、ケアマネさんから連絡したら、すんなりオッケー。
収集日に、部屋のドアの横に、ふた付きの容器に入れておけばいい。

オプションで、収集ごとに声をかける安否確認とかもしてくれるらしい。
もちろん、無料。

怪我をした人とか、65歳以上の人も対象にすればいいのに、
と思う。

でも、助かるー。
ありがたいー。



しかし。

一番の悩みの種は、通院の交通費だ。



昨日は股関節の先生の所へ。

股関節の診療。新宿区の大学病院に、通院で往復タクシー約9000円。


明日は3か月に1回の、難病の先生の診察。
文京区の大学病院に、タクシーで往復15000円なり。


障害者手帳3級にならないと、タクシー代の補助とか出ないのだ。
くぅ~。

いや、出ても1か月1万円も出ないのだけど。


だから……。
先日、電動車いすの試乗をした。

電動車いすなら、電車に乗れるのだ。


このカートでも、電車に乗れるんだけどね。
でも、ものすごく乗客に迷惑だから、乗らないけどね。

電動車いすで通院し、普通に電車とバスで通えば、
タクシー問題はクリアする。


ちなみに、カートのレンタルは月々2500円くらい。
壊れるとか不具合があったら、すぐ営業マンがなんとかしてくれるので、購入よりも便利。

電動車いすも同じくらい。月2100円だったかな?

電動車いすなら、就職活動もできるのでは!?


と、ひそかに、乗換を検討中。

買い物をするなら、たくさん乗せられるカートが便利なんだけどね。

「何かで被災したときも、給水車などから水を汲んだとき、足元に置いて運べるからいいのよ。」


と、同じくカートを愛用する母が言っていた。

母は、被災したことないけどね。


まずは、電動車いすでどうやったら電車からバスに乗り換えられるか、シミュレーションするのが先かな?

どこにエレベーターがあるか、調べないと。

電動車いすにするということは、
いざというとき、タクシーに頼れなくなるということだからなあ。

よろしければ、サポートお願いします! いえ、充分、サポートされていると思うのですが。本当にありがとうございます!