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当番が嫌いなんです。

2023年11月27日に想うこと

15年前も今も同じようなことを考えていましたね。
私は小さい頃から
誰かに決められたことを、ちゃんとやりなさいと言われると
無性にやりたくなくなるという
へそ曲がりでした。

こういうもんだよ。
と決めつけられると違う方法でやろうとする。
面倒くさいヤツだったと思います。

効率よくするためには過去に出来ている事実があるやり方
でやったほうが、確率的に高いしリスクも少ない。
けど、攻略本見ながらゲームやるみたいで面白くない。

当番というのもまさに、きめられたルール通りに
順番に平等にやることを強いられるものだから
どうも、気持ちよくできない。

出来る人、やりたい人がやればいいと思うし、
家庭の事情で出来ない、参加できない人は
来なくてもいい。
だれかがサポートすればいいだけで、無理やり
やらそうとするのが、どうも好きではないのです。

当番制・・・。
今も好きじゃないなあ・・・。

ということで15年前も変わらないあのときの
私にタ~イムスリップ

当番が嫌い(日記2008年12月10日)


とにかく子供のころから当番が嫌いでした。

順番が回ってきて、決められたことを決められたとおりに
やらなきゃいけない当番が嫌いなのです。
では、本当にその当番の仕事が嫌いだったかというと実は
そうでもなくて、むしろ、好きなほうなんですね。

朝礼当番とか、週番とか、なんだか目立つしカッコイイし、
むしろ、そういうの大好きなタイプです。

で、なにが嫌かっていうと、やることを強制されるのが嫌だったのです。

私が運営に関わっている地元のラグビースクールで数年前から当番制
なるものが出来て、順番に、朝、駐車場に立ったり、道具を出したり、
水の用意をしたりするようになりました。そして、当番マニュアルが作られました。

そんな当番の仕組みが出来てグチグチ言っていた私に、
東京のラグビースクールの友達が言いました。

「ああ、そうなっちゃったんだね。そうなるともうおしまいないんだよね。」(友人)

「でもさあ、そうやってやらないと、全くなんにもやろうとしない人もでて、
とっても不公平感が広がるっていうことなんじゃないかなあ」(私)

「だから、そうやって当番つくった瞬間に、ボランティアがボランティアじゃ
なくなっちゃう。やりたい人がやればいいんだよ」(友人)

「でも、それじゃやる人いなくなっちゃうかもしれないじゃん」(私)

「そうなったら、なくなっちゃえばいいんだよ」(友人)

ずいぶん乱暴だなあと思ったものの、確かにその後のラグビースクールは
なにかというと、不公平だとか、みんなが平等にやらないとダメだ。
とか、そんな話が飛び交うようになって、なんだかとっても居心地が
悪くなってしまって、新たにボランティアコーチや運営スタッフに加わろうと
する人も減ってしまいました。

当番じゃなくって、やりたい人がやればいい。


それが物理的に損かトクかじゃなくて、やった人しか感じられない、
味わえない素晴らしい体験があるわけで、
それこそが、なににも変えがたい喜びだと思うのです。
だからこそ、休みの日にも一生懸命、グランドで子供たちと
飛び跳ねられるのだと思うのです。

なにもしなくて、おいしい感動するとこだけを味わえるって
そんな都合の良いことは無いように思うのです。

やろうとしない人はたとえ当番でなにかをやったとしても、
やりたいと思ってやる人とは全く視点が違うから、
せっかくやっても、感動や充実感は少ないし、
むしろ残るのは自分がやったという、損した感じ
と、やらない人への不公平感なんだろうなと思います。

これって、仕事も一緒ですよね。

誰かのためになにかをしようと思えない人。
自分がこれだけやるんだから、誰かもやらないと不公平だと思う人。
当番で平等に仕事を分担するべきだと思う人。

そんな人は、きっと感動とか喜びとかって薄いのだと思います。

人よりもたくさん誰かのためにと体と心を動かせば、
その分だけきっと、出世もするだろうし信頼もされる。

だって、誰かのためにいつも何かをしている人って
なんとなく言われなくても手を差し伸べたくなりますよね。

オレがこの間やったんだから、今度はおまえの順番だ。
お前の当番だ!なんて、チッチャイことを言う人で
偉くなった人ってあんまりいないのではないでしょうか?

やったことしか、わからない。
やったぶんしか、成長しない。

誰かの役に立って初めて生きている価値がある。
たくさん誰かの役に立った人が
多くの信頼と仲間を得て、
自分の物理的に可能なキャパを超えるなにかを
なしえることが出来るようになるのだと思います。

僕は、夢と未来の可能性を握りつぶしてしまう
「当番」が嫌いです。

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