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発達障害と診断されました

本日、心療内科を受診したところ「発達障害」と診断されました。


発覚した経緯​

数日前に会社の先輩に叱責された後、毎日気分が落ち込み続けた。


会社に行きたくないので、自転車で通勤中に

「ここで事故に遭ったら会社に行かなくていいんだけどな…」


そんな考えを浮かべながら毎日を送ってた。



そんな時、うちの奥さんが急激な腹痛に襲われた。

奥さんは一人で飲み物を飲むのも難しいぐらいなので、看病のためお休みを貰った。


この時奥さんには申し訳ないが

「休む口実ができたのでちょっとありがたい」

と思ってしまった。最低だ。


結局3日間お休みを頂きました。休む時は毎日支店長と例の先輩にも連絡してました。


そして、奥さんも容体が安定したので何とか頑張って出社。

出社してすぐに先輩に会う。

ここで全く予想していなかったことを言われる。

身バレ防止のため詳細は伏せるが、自分としては先輩の言い分が全く分からなかった。


この件で


自分「あ、もう無理だ」


と糸が切れた。

それからずっと会社を体調不良で休んでいる。

恐らく会社を辞めることになるだろう。


なぜこんなにも仕事が続かないのだろうか


また、会社を辞めることになるのは非常にきつい。でも残り続けてもきつい。

ここ数日は家にこもりっきりだった。


とりあえず気分が落ち込み続けるので、5ヶ月ぶりに心療内科に行った。


そして、診察の時に自分の出生から今日までのことを詳細に聞かれたので答える。


ここで医師から言われたことが


「発達障害の可能性が非常に高い」


ということだ。

まさに青天の霹靂。まったく予想していなかった。


そこで、50問の質問に答えると傾向が分かるというシートを渡されてチェック。


結果


「ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)」


と診断された。


発達障害とは


「発達障害」


重い。今の自分にはあまりにも重い字面。

簡単に説明しておくと発達障害は


・ADHD(注意欠如・多動症)

・ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)

・LD(学習障害)

・吃音

・チック症


等がある。


この中で自分が診断されたのはASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)


「アスペ」という言葉をネットで一度は見たことがあるんではないだろうか。まさにあれ。


この「ASD」の特徴は色々あるが、端的に言えば


「社会的コミュニケーションがへったくそ」


ということ。


うん。思い当たる節しかない。



幼い時の話だが、自分は小学校を楽しいと思ったことが一度もない。


強制的な集団行動。息詰まるコミュニケーション。毎日やってくる朝日の毒々しさ。

学校が嫌で仕方がなかった。


「なぜ毎日学校に行かないといけないんだろう」

「なぜ他人との協力を強いられるのだろう」

「できれば放っておいてほしい」

ずっとそう思ってた。


でも、両親と世間体はそれを許してくれない


嫌々学校生活をこなしていた。


そんなことがあってか休み時間は一人で本を読むことが多かった。

今思えば、高校の時に自分が文系に進んだのもこの時の読書習慣によるものだと思う。


それから中学、高校と流れていく学生時代は頭に靄がかかったままずっと過ごしていた。



そして、大学生活。


これはとても快適だった。

まずクラスというものが無いので強制的な集団行動を強いられない。

(ゼミはあったが、何の活動も行われず。飲み会も一回も無かった)


更に授業を好きに組めるというのが、朝弱い自分にとって何よりもの救いだった。

ちなみに大学生活は幼馴染がいたので、その幼馴染としか過ごしていない。よって、大学でできた友達というのは0人。

(なお、大学時代のアルバイト先が楽しい人達ばかりだったので寂しいとかは特になかった)


大学に進学したのは「『大卒』というラベルを得るためだけ」といっても過言ではない。


こんな学生時代を経て、就職。

ここから少しずつ地獄が歩み寄ってきて今に至る。


医師からは
「よく今まで病院に通わず働いてこれましたね」

と言われた。

それぐらい顕著にASDの特性が表れていたのだろう。


診断を受けて


「発達障害」という診断受けて、率直に感じたのは「良かった」と「不安」の二種類。


「良かった」というのは自分の性質は「甘え」ではなかったと言ってもらった気がするから。

社会人生活で6回も転職している自分。

これがとても恥ずかしかった。この数字そのものが

「自分は同じ企業に長く勤めることができない糞みたいな甘ったれ小僧です」


というレッテルを貼ってるみたいだったから。


でも

「これは発達障害のせいなんだ」

と思うことができた。

でも、これも自分の中でただの言い訳に使おうとしている気がして、完全にスッキリはしていない。


そして、「不安」も生まれた。

それは


「残りの人生どうやって立ち向かっていけばいいのか」


だ。


障害者雇用という選択肢


医師からは障害者雇用を勧められている。

それを聞いて


「あぁ。自分は障害者になるんだな」


この一文で涙が出そうになった。

奥さんに申し訳ないな。

「あなたの旦那は障害者です」という事実を背負って残りの人生を過ごさせることになるんだから。


もちろん、発達障害と診断されたからって必ず障害者雇用しか応募できないわけではない。

澄まし顔で一般雇用に応募して、黙ってればいい。

実際そうしている人も世の中には沢山いるだろう。


でも、自分はもう一般雇用に応募する気はない。

というか、一般雇用で入社してももう立ち向かえる気がしない。


だから、障害者雇用を考えている。


ただ、障害者雇用では給与の低さが際立つ。

発達障害の場合の平均給与125,000円と言われている。


まぁこれは仕方ない。当然だろう。

扱いづらい精神障害者に高い給与が出る訳がない。高い給与を出す理由がない。

それならば一般雇用の人達の給与を上げるだろう。自分も経営者だったらそうする。


そうは言っても不安は付きまとう


疲れた。ただ疲れた。この生きづらさに。


いや違う。飽きたんだ。常に襲い掛かってくるこの不安に対処しようとするのが。


世間一般では30代ともなると働き盛りと呼ばれる。

でも、自分はそのステージに立てそうもない。一足先にステージから降りようと思う。

いや、そもそもステージ上がってはいけなかったのかもしれない。

とりあえず何も考えない時間を作ろう。

心が何を欲しているのか。ずっと聞き耳を立てて観察しようと思う。

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