鬱からの仕事復帰は再発が気になるという当たり前の話。


僕は鬱から回復した後、少しずつ少しずつ仕事に戻ろうとしている。今は月に20時間程度も働いていない。熱心に趣味に没頭することでエネルギーを取り戻そうとしているところだ。

だがまた新しくちょっとした仕事の話が持ち上がって久しぶりに客先のマネージャーの人とビデオ通話で話すことになった。だけどこの話し合いの予定が決まってからなんだか心が落ち着かない。もう1年ほどは感じていない鬱的な感じが心に表れたような気がした。ただの緊張感とも違うあの特有の感じだ。鬱の芽のようなものが心の奥に残っていたのかもしれない。

ただの気のせいだと片付けてしまいたい気もするが何だか変な感じがする。もし僕の心が仕事のプレッシャーに耐えられないならば障害年金やら生活保護やらを駆使して仕事のない人生を送らなければいけない。また心療内科に通い始めるべきかもしれない。仕事に戻るというライフイベントにおいてサポートが必要かもしれない。ごく軽い抗不安薬のリーゼでも処方してもらおうか。あれやこれやと考えながら僕は自分の呼吸をカウントしてこの感覚をいさめた。

この感じは時間経過で収まるものなのかそれとも永続的なものなのか分からない。ただの緊張を心が過剰防衛しているだけなのかもしれない。明日になれば心が晴れているかもしれない。とりあえずは様子見だ。

仕事は本当に鬱が再発しないように気をつけてやらなければいけない。以前に鬱で倒れた時は高プレッシャーの中であまりにも働きすぎたのが原因だと思う。だから短期間のストレスでそう簡単に再発するとは思えないのだが。用心に越したことはない。

身を粉にして働いてまたバーンアウトするのは簡単だ。ただ全力を捧げるだけで良いのだから。だが自分が壊れないように働くにはブレーキのかけ方も覚えなければいけない。というよりブレーキのかけ方こそが要だろう。

以前は休日にも仕事以外にすることが見つからないというひどい状態だったが今では休息の仕方も知っている。前とは違う。シンプルな話、労働時間をいきなり引き上げ過ぎなければ成り立つ話ではないだろうか。まあ、これからどうなるやら。いや、これからどうするか。決して仕事をしなければすぐさま死ぬという話でもない。やれる範囲でやろう。

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