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人に左右されない

これはなんとなく昔から身についていた気がする。

と、いっても左右されてしまう事がないとは言わない。
左右されてしまうこともなくはない。(どっちなんだよ)

わたしが子供を出産した時の話、 
当然まだSNSなどない時代。

「出産や育児の本は読まない方がいいよ」という事を
産婦人科の先生に言われた事を今でも覚えている。

こどもの成長は十人十色、それにまどわされない事
そんな事を言いたかったんだと思う。

もちろんその当時から育児雑誌、月刊誌は数多く出版されて
いて たのしむという意味でも 多少なりとも買ってはいた。
それを見ては 落ち込むこともなくはなかった。(そりゃああったわよ)
でも先生の 読まない、見ない方がいいよという言葉が
いつもよぎった。

そのおかげなのか わたしが根本的に呑気だった事もあるのか
子育てを苦痛に思ったことがなかった。(きっぱり)
それは本当にありがたかった。
決していい子であったわけでもない、
決してこどもが好きだったわけでもない。

夜泣きはする、
なんでぐずるの?
なんでごはんたべないの? 
なんで寝ないの?
なんで? なんで?続きだ。
それはそれは日々いろいろな事がおこるのだ。

でも 今 ごはん食べなくても別に大丈夫だよね、
今 寝なくてもいいよね、
そういう生き物なんだよね、きっと。
半ばあきらめなのか
「まっいっか」と思うことができたのかもしれない。

もうちょっと過剰に心配してもいいんじゃないのかと
母からはよく言われたもんだ。
自分でもよく突っ込んだもんだ、でも 
「まっいっか」と思えたのは
人と比べない、みんな違うんだ
いい子ばかりではない そう思えばいいだけの話なのだと
思えたからだと思う。
そして、産婦人科の先生が 「育児書は見ない方がいい」と
言ってくれたことも大きい。

語弊があるかもしれない。
こんなこと言ったら あなたはそれでよかったかもしれないけど
と言われるかもしれない。
今の時代には 育児書以外にもたくさんの情報が
瞬時に見えてしまう、なかなか難しいかもしれない。

でも 誰ひとり同じ人間なんていない。
おりこうさんだからいいのか、
おばかさんだからダメなのか、
そんなことはないんだ。ない、ほんとない。

もちろん、いつもと違うな?というサインは
見逃してはならない。そこはしっかりと見極めなければならない。

そんな我が子も 今年28歳となる。
これでよかったのか?と思う部分は
そりゃあありますよ、たくさん(笑)
こう育ててればこうなったんじゃないのか?
間違っていたんじゃないか?と。

でも 親を頼らず(頼りないからだと思うけども)
げんきでやってますよ。
もうそれで合格なんじゃないのか?
(そう思いたい)


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