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私が手漉き和紙に染まった理由 その1

初めてのnote投稿。

自分のことや頭の中をわざわざこの場で伝える必要があるのか迷ったけど、今はいろいろ考えを巡らすだけの日々を過ごしているので、どうせならこの機会にそれをまとめてみようと思い立ちました。

まずは私が今ここにいる経緯をたどり、自分自身の棚卸をしてみようと思います。


私が愛媛県のとある町で手漉き和紙の店を運営しはじめて、早くも5年が経とうとしています。

県外で生まれ育った私がなぜ、この町で和紙に関わることになったか。

それは、自分でも不思議なくらい、いろんな偶然が重なったから。

初めて愛媛に来たのは大学時代。

松山の大学で生活環境を学ぶコースに入り、その中でも主にまちづくりについての勉強をしました。

その集大成である卒業論文で、今活動している町の、ある地域を題材にしたので、就職して地元に戻ってからも町自体の動向は気になっていました。

卒業後は地元に戻り、住宅メーカーに就職したましたが、住宅メーカーというものの存在に疑問を持ちはじめました。

自分自身も学びたいことがなくなったと感じ、さらなるステップアップと、本当に自分が納得できるものに関わっていきたいという思いから、実家のすぐ近くにある家具製造&販売の会社に転職。

じっくり接客をして、自信が持てるものを提案することにやりがいは感じていたものの、重い家具を運んだり日々の業務に追われる中で、仕事以外のことが考えられなくなる生活が続くと、何のために働いているのかが分からなくなってしまいました。

自分自身の生き方や暮らし方をもう一度考えた結果、地域や暮らしに関わることを仕事にしたい、まずは勉強程度でもいいと思い、そういう活動ができるような団体や仕事を探す日々。

ところが、実家から通える範囲でそういった団体などはあっても、活動のほとんどは土日が中心で、平日が休みだった私が関われるところはなかなか見つからず。。

そんな中「地域おこし協力隊」という制度を見つけ、いろんな地域で募集されているサイトを定期的に見ていると、偶然にも、大学時代にお世話になった町の募集を、公開されたその日に発見!

すぐに応募を決め、思いがけず愛媛に戻ってくることになったのです。

「私が手漉き和紙に染まった理由 その2」へ続く

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