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櫻坂46の1年に寄せて

櫻坂46デビュー1周年おめでとう。

凛々しく力強くステージに立ってくれる櫻坂46が、
いつでも伝えることを大切にしてくれる櫻坂46が心の底から好きだ。
櫻坂46のメンバーみんなが頼もしい。

武道館で目の当たりにできたアニラ1日目、
配信でその姿を見ることができたアニラ2日目を経て
今なお熱が冷めない。今の櫻坂46を見逃したくない。

Nobody's faultで新たなスタートを切った2020年12月9日。
1年後のグループなんて想像もつかなかった。

メンバー個人は大好きだけれど、グループを好きになれるのか不安な気持ちもあった。

そのぐらい欅坂46が大切な存在だった。


しかしそんな気持ちは杞憂だったと言い切れる。

どうして櫻坂46を見続けていきたいのか考えたとき、
櫻坂46にみている歴史やストーリーと、自分がのめり込んでいった日々に想いを致してしまう。


櫻坂の今が明るさに満ちている今、
過去の歴史やストーリーを解釈することは
櫻坂の今を全力で見続けていくためのノイズになってしまうのではないかと思うこともある。

しかし、個人的には、今を前向きに捉えられるならばそれもいいだろうと考えている。

櫻坂46が前向きなスタートを切っているこの1年の節目に、自分が櫻坂46に見ているものを書き残してみたい。


…ということで、アニラそのものとは関係のない、きわめて個人的な「自分語り」が中心になる(しかも長文になりそう)。
アニラそのものの感想は、また別に記す………予定。

まさかアイドルに

学生の頃から女性アイドルと無縁の生活を送っていた(というか偏見があって遠ざけていた)自分が知るきっかけは2018年のことだった。

新卒で入った職場で初の転勤。大きく環境が変わり、苦しい毎日だった。

その中で、坂道シリーズに明るい同僚に出会った。乃木坂46、欅坂46をそれぞれ応援する2人。

「乃木坂46、聞いたことはあるな…あ、バナナマンと番組やってるの!??」

あるきっかけでバナナマンが好きな自分にとって、坂道シリーズへの出会いはこんなものだったような気がする。

シンクロニシティのリリース時期。それまでアイドルに抱いていた偏見が偏見でしかないことに気づく。

美しく、明るく、楽しさに満ちた活動をしている乃木坂46にとてつもない勢いではまっていく。

それにしても、まさかアイドルにハマるなんて、というのが率直な気持ちだったけど。

きりがないし本筋ではないので割愛するが、今でも乃木坂46が好き。

ちなみに秋元真夏さんが推し。ニャンちゅうみたいな笑顔に癒されている。

一方の欅坂46、パフォーマンスがすごいらしい、というイメージはあった。
でも、笑わない人たちなんだよな怖い、知らない曲(※)聞いてみたけどやっぱり怖いな何曲か聴きやすくて好きな曲もあるけど怖い、という
欅坂に対する世間の偏見を凝縮したような偏見を持ち続け、しばらく触れないまま過ごしていった。

(※)たぶん「大人は信じてくれない」だった。
イントロから漂う怖さに、ろくに曲を聞かずスキップした記憶がある。まずは聴け…。

欅坂46に導かれ

日に日にしんどくなる仕事。業務上の未熟さもあれど、特に人間関係がしんどい。
上司からのプレッシャーと、毎日のように行われるありがたいご指導にすっかり参っていた。

そんな中、同僚が熱っぽく欅坂46の話をしている。野外ライブに行ってきたらしい。

アンコールで突然新曲が発表されたこと、その曲とパフォーマンスが痺れるものだったということ。へえ。

…なんとなく気になり、しばらくしてMVを見てみた。

目まぐるしく情報が移ろう5分間に圧倒された。
鋭い表情で縦横無尽に動いているのが平手さんか、すごい。

平手さんを筆頭に、やりきれない感情を持ち葛藤する姿を生々しく切り取っているように見える。

あれよあれよと欅坂46の世界にのめりこんでいった。
苦しい時に触れたい音楽、見たいものに欅坂46が増えた。

おそらく、自分自身のやりきれない気持ちを
欅坂46に投影していたんだと思う。

それなりに考え抜いて選んだ仕事、
その辺にいるサラリーマンの一人と分かっていてもこの場所で頑張りたい。一方で理不尽に責め立てられ、上司の都合のいいように労力を吸い取られていく。

そんな中「アンビバレント」をきっかけに欅坂46に導かれていった。

とにかくのめりこむ。職場のカラオケでもしばしば欅坂46、特にアンビバレントを歌っていたぐらい。

そして、キャプテンとしての振る舞いと人柄に惹かれ菅井友香さんを推すようになる。

あとゆっかーいつもかわいい。仕草もいとおしい。これは最近の話ですが、呼ばれたいあだ名が「ばり姉」って??馬力姉さん???めっっっっっちゃいとおしくないですかこれだけじゃないけどね?????


………取り乱した。


この目で欅坂46、菅井友香さんを見たいと思いつつも、怖気づいてアイドルの現場に行けない日々を送っていた。

(欅坂46のライブに応募すらしなかったこと、それゆえ欅坂46をこの目で見られなかったことは一生の後悔であり続けると思う。)

やっと今の欅坂46を

シングルがリリースされない。メンバーの卒業脱退。そしてコロナ。

明らかに欅坂46を取り巻く状況が混迷しているように見えた。


そんな中、「KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!」が突然発表。
オンラインライブながら、ようやく今の欅坂46を見られると歓喜した。


一方、「重要なメッセージ」を伝えることが公式から発表されたり
全メンバーがブログを更新したりするなど、異様な雰囲気も感じていた。

(全メンバーブログを確認するのがすっかり日課になっていたから、何が起こるか気が気でなかったのを覚えている。)


そして発表された欅坂46の改名。

ライブの内容については割愛するが、心底好きだった欅坂46を失ってしまうことが本当にショックだった。

なぜこんなに素晴らしい楽曲とパフォーマンスを持つ今の欅坂46が、看板を掛けかえなければいけないのか、受け入れられなかった。
それほどまでに自分にとって救いの存在だった。


それでも、キャプテンの「期待していてください」という言葉を信じたかった。

そして、悲哀とやりきれなさに満ちつつも全員で作り上げる誰鐘に、やっぱりこのメンバーたちの姿を見ていたいと思った。


さくら…ざか…?

欅坂46の活動休止まで、誰鐘での音楽番組出演や、9thシングルに予定されていた楽曲の公開、「僕たちの嘘と真実」の公開など怒涛の日々だったように思う。

そんな中、渋谷の街頭ビジョンで突然新グループ名が発表されたらしい。「欅坂46を超えろ。櫻坂46。」………………そうですか。
当時のツイートを見返すとこんなことを言っていた。

今では考えられないが、どこか欅坂46がないがしろにされているようで、とてつもない抵抗を感じたのだった。
(運営はマーケティングもしなきゃいけないから仕方ないんだけども。)

力強い姿、表現にまっすぐな欅坂46が好きだったけど櫻坂46はどうなるのか。

櫻坂46というグループがどうなるかわからない。
それでも、メンバーみんなが好きだから応援したい。

「期待していてください」と言い切ってくれたキャプテンの言葉を信じたい。そんな気持ちだったように思う。

欅坂46 THE LAST LIVE

そして迎えた欅坂46 THE LAST LIVEの2日間。
内容は割愛するが、こんなツイートをしていた。とにかく混乱している。

この一瞬で欅坂46はもう櫻坂46になるのか。
パフォーマンスするメンバーが明らかに少ない。
そして「人のせいにするな」「信念がないからだってもう気づけ」と言い放つNobody’s faultに混乱した。

今考えれば、これはメンバー自身の決意の曲でもあったんだろうな。

一方で、欅坂46から続く力強さも感じられて今後が楽しみでもあった。
(でも、楽しみとは思いつつも、櫻坂46を見ているようでずっと欅坂46を見ていたんだろうと思う。)

そんな気持ちを持ちつつ、櫻坂46となった日にファンクラブに加入した。


櫻坂46 DEBUT COUNTDOWN LIVE

グループの門出に立ち会える。
そして映画館とはいえ初の現場ともいえる場所。

映画館までの車中、何とも言えない緊張とともに1stシングルを聴いていたことは忘れない。 

田舎の映画館だけどそれなりに人はいる。
何様と思うがそのことにもほっとした。

後ろの高校生らしき人はペンライトを出したり引っ込めたりしていたのを覚えている。

アイドルのライブに行ったことがない自分にとってはペンライトそのものがなんだか怖かったけど、櫻坂46のデビューに立ち会えるんだもの振り回したかっただろうな。 

あっという間のDCL。そりゃあシングル1枚だもの、と思いつつ
いぶし銀のような雰囲気を感じる新Overtureと、変わらずひたむきに表現してくれる櫻坂46のメンバーの姿に安堵した。


Nobody’s fault~BAN~流れ弾

シングルは順調にリリースされるのだろうか。

決まったペースでリリースして、枚数をこなしてほしくはない。
でも、キャプテンやメンバーが謝る姿をもう見たくない。

そんな気持ちをしばらく持っていた気もするが、余計なお世話だった。
 

いささかグループに対して(決してメンバーではない!)不安な気持ちもありつつ、楽曲が発表されパフォーマンスを感じるたび、変わらず凛々しく力強くあろうとしている櫻坂46への頼もしさは増す一方だった。

そして、かつて欅坂46に投影した思いは、櫻坂46が欅坂46であったということを抜きにして、櫻坂46そのものに期待していたくなった。そして期待を超えてくれている。

 

欅坂46に支えられた日々から今まで、相変わらず田舎のサラリーマンをやっている。

常にそれまでの自分たちを超えようとしている櫻坂46に、そしてそんな使命を持つようなグループのビジョンを示し言葉にしてくれる菅井友香さんに励まされ、日々を送っている。

 

櫻坂46 1st TOUR 2021~櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE

今の櫻坂46を見逃したくない。この目で櫻坂46を感じたい。

そう思いつつ、コロナの状況でなかなかライブに応募できなかったり、そもそもチケットを手に入れられないこともあり、しばらくそれは叶わなかった。BACKS LIVE!!もW-KEYAKI FES.2021も配信で見た。

次第に周囲の状況が許すようになり、櫻坂46 1st TOUR 2021(SSA2日目)で初めて櫻坂46を目の当たりにできた。

初めて感じる櫻坂46は、思っていたよりもずっと凛々しく力強かった。

一般で取ったチケット。400レベルの座席でかなり距離感はあったものの、むしろ櫻坂46全体を感じたい自分にとって申し分ない席だった。


 

そして、運よく櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE(1日目)にも行けた。


2階南東席ではあったものの、想像以上に近い距離で櫻坂46を感じることができた。

せっかく双眼鏡持って行ったので使ったら表情まではっきりわかり驚いた。
ゆっかーの姿と表情を見られたときは本当に倒れるかと思ったな…………。

そりゃ日々の活動を見ているんだから生きているにきまってるけど、いる!!!!菅井友香さん!!!!!!!!となりましたね……………。

 

…取り乱した。


そして、単に1歳のお祭りを楽しくやろうというだけでなく、自分がこのグループで感じていたい「凛々しさ」にあふれるもので本当に頼もしかった。

それでいて、キャプテンのMCなどから感じる前向きな気持ちに触れられ、感無量だった。

これからの櫻坂46

すさまじいエネルギーに満ちたアニラを見た今なお、「これから」の櫻坂46を見ていくのが本当に楽しみだ。

こんな曲や歌詞が来てほしいという願望もなくはない。
そして時にツイートしたりしてしまう。

それでも、あのメンバーとチームなら、どんなものでも凛々しさあふれる「櫻坂46」を形作ってくれるんだろうと確信している。

 

また、これはごく個人的な捉え方ではあるが、欅坂46は特定のイメージに対する期待と熱狂だけが満ちていたように思う。

ひるがえって「こういう欅坂46以外は許せない」というファンのイメージを固定化させメンバーを追い詰めてしまったようにも。

この考えについては、当時のファンやメンバーを否定するものではなく、こうならないように欅坂46の運営はもっと出来ることがあったのではないかと感じている。ただしそれはまた別の話しなので割愛する。

 

自分にとって好みではない楽曲が櫻坂46に来たとしても、グループにとってそれはそれでいい。
そして、その曲を好きなファンが櫻坂46への期待を高められるだろうな。

なにより、いつも表現することを大切にしてくれるメンバーだから、どんなものでも頼もしく見られるだろうな。そんな気持ちに満ちあふれている。

 

メンバーの卒業に寄せて

この文章を書くにあたり改名の時期にツイートしていたことを読み返していた。

そこで、メンバーの卒業にあたってこんなツイートをしていたことを見つけた。

とんでもない長文になる(もうなっている)ので、これ以上アニラや卒セレに触れることはしない。

とにかく、グループの一員として活動してくれたメンバーに感謝の気持ちをライブで伝えられたのは本当によかったと思う。

心底頼もしく大好きな存在である欅坂46・櫻坂46を形作ってくれたメンバー全員には、ずっと明るい気持ちでいてほしい。

今後もそうあってほしいなと強く思う。

 

終わりに

アニラで抱えた熱のあまり、かなりの長文を書いてしまった。

個人的には、自分の感情をきちんと言語化したいと思っているし、ツイートするのもそういう意味合いだから、いい機会になった。

ほとんどが「自分」にとっての櫻坂46について書いているもので、
自分以外の方にとっては今の櫻坂46を知るために何の足しになるものでもないなと思う。(何か違和感があればお知らせください。)

ここまで読んでいる方はいらっしゃるのでしょうか。
逆に申し訳なさすらありますが…。

自己満足に満ちた文章ですがありがとうございました。
今度ままどおる差し上げます。

 

櫻坂46のメンバー、欅坂46・櫻坂46を形作ってくれた元メンバー、櫻坂46を組み立ててくださるスタッフやチームのみなさんが明るく幸せな日々を送れますように!